宇宙と人間の生活・生命をテーマに書き続けてきた詩人・柳内やすこの詩97篇とエッセイ10篇を収録。
柳内さんの志向は、大きくいえば、グローバルな人間への愛、であり、狭くいえば、人間の生死へのあたたかな思いやり、ということになるのかもしれない。表現も晦渋なものは何もなく、さわやかに処理されているのは、この人の生き方の視野が、しっかりと確立しているからであろう。この世への、つつましい祈りをこめて歌う、といった姿勢にみえる。(伊藤桂一・解説より)
死んでおしまいというのではない。<いつかまた>愛する人に再会できるという詩想は、彼女の内部で神と科学が美しい融合を遂げている証しである。ここには深い慰藉がある。柳内やすこという詩人の作品には、<整然として美しい宇宙の数式>、神秘な神の摂理のようなものが隠されているのである。(以倉紘平・解説より)
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