「八木忠栄詩抄」を見る
(井川博年)
もっと面白かった時代もあったのに、有象無象の学者詩人や似非詩人や、詩がわからない編集者が、よってたかって、ゲンダイシをつまらなくしてしまった。
面白くなければ「詩」ではない。
これ当たり前でしょう。この電子ブックの「八木忠栄詩抄」を見れば、そのことは一目瞭然。1960年代の「田無のギンズバーグ」を気取った「路上派」の時代のパフォーマンスから、激動の時代の70年代、80年代を経て、21世紀の「落語派」の現在まで、よくまあこの人は飽きもせずに遊び続けたものよ。そのオモチャ函をひっくりかえしたような詩に、映像と音楽がピッタシ、マッチして、作者の朗読と合い間って、耳に心地よく目が喜ぶ。いい気分で過ごせる1時間のゲンダイシ劇場。☆星5ツ。
サンプルを試し読みする
-
Webブラウザ(Chrome、IE、Firefox、Safari等)でスライド形式の擬似ePub版(動画)サンプルが読めます。(詩篇ごとに三角のスタートボタン、または画面をクリックしてください)
-
(停止中)