ねえ。きみはペンギンに見えるけれど、本当の名前はなあに? ある日、詩人が尋ねました。「僕の名前はサビシサさ……」。詩集の中から飛べない鳥はしたり顔で答えます。「あっちにいるのもフタコブラクダやイグアナに見えるけれど、みんな僕のきょうだいなんだよ」。なるほど。だからどの動物の背中もあんなに抒情的だったんです。誰もが忘れていた自分の翼をきっと思い出す、詩と映像と音がコラボレートする郷愁のメルヘン。
(一色真理)
サンプルを試し読みする
-
Webブラウザ(Chrome、IE、Firefox、Safari等)でスライド形式の擬似ePub版(動画)サンプルが読めます。(詩篇ごとに三角のスタートボタン、または画面をクリックしてください)
-
(停止中)