さまざまな工夫がなされている映像を見ながら中上さんの詩を聞いていると、カラフルな加工された映像が、中上さんのモノトーンな日常の、淡々とした豊饒さを浮きたたせてくるようだった。それは中上さんの声が、中上さんの日々の暮らしの、歓びとさみしさと哀しさ、それにすこしばかりのもの憂さをじかに伝えているからだろう。中上さんの声は、複雑な日常を、すこし単純に生きていきたい、とおもっている声のようだ。
(大家正志)
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