02_詩」カテゴリーアーカイブ

たそがれる

たそがれる 砂浜にポツンと 白いベンチがひとつ 用意されていた 私はそこに座って … 続きを読む

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深海魚

深海魚 潰された光の魚群 盲しいた魚の涙は 静寂に押し込められた 鱗の形 珊瑚に … 続きを読む

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きみの音

きみの音 きみはぼくの歌であり 詩であった きみはぼくの透き通る風 静かな湖水 … 続きを読む

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アディクト

アディクト 麻痺した詩文 解読不明の怪文書 死海に沈んだ遺跡 白い部屋には 彷徨 … 続きを読む

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眼光

眼光 あなたは言葉を探す 本棚の深い森に 真昼を横切る猫の瞳に 君は主張を述べる … 続きを読む

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晩夏をゆく(小詩 四編)

晩夏をゆく  (小詩 四編) 【晩夏】 線香花火は湿って 微熱は褪せてゆく なの … 続きを読む

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妄想不夜城

妄想不夜城 花が咲くのは昼などと 決めてしまったのは誰ですか 月下美人は夜に咲く … 続きを読む

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煙草

煙草 沈黙ケースのホテルから 四角四面な私を取り出すと いとも軽く持ち上げて 唾 … 続きを読む

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小詩  四編    4

小詩四編   4 【すれ違い】 そろそろ来ると 思ったとおりの すれ違い 【水溶 … 続きを読む

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騎乗体

騎乗体 馬が鬣を靡かせると 私の空白が埋まる 摩擦する風を受け止めながら まだま … 続きを読む

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