「02_詩」カテゴリーアーカイブ

野良犬２ 踵の取れたパンプスで 町を闊歩することには 慣れていた 生き抜くために … 続きを読む →

生きたい 昨日笑っていた子供が 今日は死んでいる インドの端 親に売り飛ばされた … 続きを読む →

異端者 あなたは ユダになりたがる イエスと言えずの偏愛を 秘めた薄暗い情熱を … 続きを読む →

野良犬 片手間に 愛みたいな　てのひらを差し伸べたり 恋と錯覚させることばを囁い … 続きを読む →

黒揚羽 光の匙加減で 金にも銀にも 瑠璃色にも染まる 今日の毒薬 私の 下半身の … 続きを読む →

言ってみたい 海と陸に幾つもの水爆が落とされて 夕日が消えてしまっても 森林が全 … 続きを読む →

メタボリック天気予報 産婦人内科の名医に言われた 受胎告知ですね それも 双子の … 続きを読む →

夜 恋をすると夜が長くなる 早く朝にならないか あの人が遠くに行かないか 確かめ … 続きを読む →

接吻 一室が３畳 病室のカーテンに君を閉じ込め ピュア・プアゾンの香を秘めた そ … 続きを読む →

ドア 誰しも人生に迷ったときに限って 目の前にドアが現れるのです そのドアの向こ … 続きを読む →