02_詩」カテゴリーアーカイブ

夜想曲

夜想曲 敷き詰められた 闇色の絨毯に あたしは カラダを 沈めて 涙のような 桜 … 続きを読む

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桜想

「桜想」 私は着飾る シルクの黒いドレスと 鎖骨に煌めくガーネット そして貴方の … 続きを読む

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渇き

渇き 鼻水と痰が 喉に流れ続け 夜中に目覚めれば あの人は フィラリアに侵された … 続きを読む

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双六ゲーム

双六ゲーム 人生ゲームのサイコロは 気まぐれ気分屋の裏表 一進一退が一心一体 一 … 続きを読む

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晩夏を逝く

晩夏を逝く 名も知らぬ街の 商店街の小料理屋の階段に 仰向けの飛べない蝉 一匹 … 続きを読む

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おばすてやま

おばすてやま となりのおばちゃんが姨捨山に捨てられてしもうたんやって。 そういえ … 続きを読む

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月のアリス

「月のアリス」 喪服のアリスは歌う 君だけの黒レースの下に隠した レクイエム ( … 続きを読む

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手帳

手帳 その方は通勤電車で 同時刻にいつも 乗り合わせる男性でした メモ帳をお借り … 続きを読む

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赤い部屋

赤い部屋 微睡むことさえ赦されない 赤い電灯の下で 君の舌を引きづりだし 僕は口 … 続きを読む

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傷口から媚薬

傷口から媚薬 躊躇い傷 隠していた 汚れた包帯をひんむいて いっそうのこと 傷口 … 続きを読む

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