「02_詩」カテゴリーアーカイブ

母猫が事故死して母乳の味を覚えることなく、 共に産まれた兄妹が運ばれた行方も知ら … 続きを読む →

（狼娘のお宿は何処だ 　　　それは夜ともなく昼ともなく　無差別に 　　　数多の男 … 続きを読む →

西日の射す部屋で 裾に黒い炭を付けたレースカーテン 輝きながら汚されていくことを … 続きを読む →

乳の出なくなった母豚が　 子豚を育ててくれるという、　 やさしいニンゲンに預けた … 続きを読む →

月曜日に来た人は　とても穏やかな顔をして 私の頭を撫でてくれました 月曜日に来た … 続きを読む →

父は生きる 沈黙の中に 母は語る 夢のような言葉 私は横たわる 足りない絶望を枕 … 続きを読む →

私は中古品 でも　走れたらいい ライトもＬＥＤじゃなく　豆電球の橙色 それでも　 … 続きを読む →

コトバだけで世界をつないでいく、そんな嘘くさい指切りをして あなたの色つきの夢の … 続きを読む →

幼い頃に頭を撫でてくれた手のひらたちは 引っ繰り返され　 彼女を叩たり、指さした … 続きを読む →

カラカラと糸車を誰かがまわしている その糸車の糸に多くの人の指が絡みつき 血塗ら … 続きを読む →