02_詩」カテゴリーアーカイブ

喋るテレビ

あなたは 年老いた家の姿を見たことがあるか 台所からは 骨と皮だけになった皮膚の … 続きを読む

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帰還

海から星が産まれるように キラキラとしたものたちの共鳴で 光をつないでゆくように … 続きを読む

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靴  

裸足で畦道を走っていたのに これを履いたら畦道じゃない所も行けるよと 真っ白いス … 続きを読む

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ケムリ

ビジネスホテル 八階の 扉を開けたら 目の前に 大きなベッド 綺麗に片付けられた … 続きを読む

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淋しい傷口

ほっといてくれという淋しさの記号と かまって欲しいという悲しさのベクトルが イコ … 続きを読む

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のび太のくせに

学生時代 倒れてから 私は仲間から のび太になった のび太は病院で 怒ったり 泣 … 続きを読む

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宝地図

私のボロ屋に宝物が埋まっていると 青い鳥が言いました けれど その場所を 掘って … 続きを読む

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月蝕

月の名を知りたいなら 半月の夜、その裏側へ行きな ただ、月の本名を知って帰ったも … 続きを読む

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インナーチャイルド

私が抱きしめるあなたは 母に抱かれることのなかった あなた あなたが私を抱きしめ … 続きを読む

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逆さまの国

頭は上についているのに 人差し指たちが 私の頭は底辺にあると 珍しそうに つつい … 続きを読む

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