七日目の冷蔵庫

日常のカタチを絵にすると
おそらくマル、ではなくて シカク
それは 七日目に完成する夜の冷蔵庫
一日目に ベビーシューズを下段に置き
二日目に 制服と、春
三日目に タイムカードを入れて、夏
四日目に やっとの思いで食品を詰め込む、秋
五日目に 調達してきた食料を 平らげて空にする、冬
六日目に 黒い靴と筆書きの白い手紙
夜になると
誰もいない家に 白い白い冷蔵庫
七日目 扉を開ける人に
私は上手に 調理されてしまうだろう

カテゴリー: 02_詩 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。