「02_詩」カテゴリーアーカイブ

箱舟に私たちは乗せてもらえないという 箱舟に乗る人は あらかじめ定められていると … 続きを読む →

私たちは確かに同時代に並べられただけの 安直な食器に　すぎなかったかもしれない … 続きを読む →

憧れる街は　いつもディスプレイの中 モニターに入って人混みに紛れてみると 誰かの … 続きを読む →

都会に行けば田舎に帰りたいと泣き 田舎に帰れば都会が忘れられないという 両親と恋 … 続きを読む →

肉体の、 肉体の檻が邪魔だ 空間をよぎって　その声は いつも私を焦らせる 部屋を … 続きを読む →

あなたがトマトといえばピザやパスタが出てくるのに わたしがトマトといえば三割引の … 続きを読む →

　 母が母でなくなる時　母の手はふるえる 乗り合わせのバスは無言劇 親切だったお … 続きを読む →

「希望」が足りないね、と小さくレジで笑われた。 小銭の中には　絶望がびっしり入っ … 続きを読む →

夜、仏間でおつとめが終わり最後の合掌を済ますと、決まって 庭の古井戸から、ぽちゃ … 続きを読む →

（心）はいつも正しかったのに　（心）に一番遠いのは私だった （心）は全てのものを … 続きを読む →