「02_詩」カテゴリーアーカイブ

魂の粒子が入り込む真昼の庭園。不在の住処の質量は閑散とした佇まいの 重さに呼吸し … 続きを読む →

地元の植物園で菊花展が開催される頃 入園入口にある車椅子を借りると 母を乗せて湖 … 続きを読む →

モノクロテレビは　力道山を 独り占めしたことを語り カラーテレビは　鉄腕アトムで … 続きを読む →

駅前の信号の青の中を ホテルの前で屯する入り女の白い手招きを ビジネスマンの眼鏡 … 続きを読む →

大きな一頭のゾウの写真をこっそりと　 一人だけ見ることのできる男がいた 男はゾウ … 続きを読む →

噂は一人、散歩するのが好きだった 特に　夜 人の歯の隙間からどうしても出てしまう … 続きを読む →

手渡す人の人相が好かろうと悪かろうと ついでにナントカ法人取締役だとか はたまた … 続きを読む →

そこには多くの家族がいて 大きな机の上に並べられた 温かいものを食べていた それ … 続きを読む →

高速バスの窓辺から　風景は切り刻まれ 囲まれたインターの隙間や綻びを見つけてバス … 続きを読む →

うつむきながら　一番奥に座っている うつむいたまま　バスと一緒に揺れている ノー … 続きを読む →