02_詩」カテゴリーアーカイブ

惜春

惜春 羽化する 蝶の ぬけがらたち 寄せ集め 寄せ集め 淋しい と 割れる 集団 … 続きを読む

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携帯を濡らす

携帯を濡らす あなたの為に携帯を濡らす 秋の力ない弱い日差しから 聞こえるあなた … 続きを読む

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背中

背中 男が背中を見せたとき 女なら 赦されたと 想いなさい その男を刺す権利を … 続きを読む

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一番最期に死ぬ人

一番最期に死ぬ人 一番最期に死ぬ人は、一番勇気のある人です 良い人ほど、早く死ぬ … 続きを読む

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誕生

誕生 波の狭間を 純粋とあそぶ 十五夜の夢を視ていたアコヤ貝が 口から小さな あ … 続きを読む

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器 盛る、ためではなく 抱える、ための 飾る、だけでなく 魅せられる、だけの 器 … 続きを読む

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詩集

詩集 彼が死んでも 文字は残るだろう 彼が忘れられても 詩は語るだろう 彼に会っ … 続きを読む

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親愛なる・・・

親愛なる・・・ ノートから黒い蟻がびっしりと 這い上がり 白い細胞の隅々までも … 続きを読む

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拝啓    幸せに遠い二人へ

拝啓  幸せに遠い二人へ 私たちは互いが憎み合い、恨み合い、奪い合い、言葉を失っ … 続きを読む

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優しい傷口

優しい傷口 海が 器の中を游いでいる 硝子の扉が 空に ひとつ うしろには はみ … 続きを読む

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