02_詩」カテゴリーアーカイブ

天秤

何も持たなかったはずなのに 多分荷物は重くて 何を詰め込んだかわからないのに 大 … 続きを読む

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あなた方の死骸を埋めると 私が芽を出して育っていく アイ、の呪いはコトバと声を包 … 続きを読む

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花火

私は 地獄通りの道を歩いている 「詩人」という、重荷を下ろせば きっと 地獄通り … 続きを読む

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核家族

家の敷居や襖の線や開閉ドアを隔てて 深い河が流れている 隣の部屋なのに、もう渡る … 続きを読む

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アパート@猫一匹

スズや、スズ、と 呼べば白猫が一匹 呆けてしまった昭和の頭に 鈴の音だけでやって … 続きを読む

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喪失

もう、疲れてしまった。 美しいものは、等しくコトバにできない、ことや、 瞼を瞑る … 続きを読む

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メガネの店で

メガネをかけた店員が私を緑のサツマイモだと言った もう一人の店員は私のことを赤い … 続きを読む

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哀歌

たくらみを実らせた花はもう、少女ではない 女になれば脆弱な季節から嫉妬だけを学ぶ … 続きを読む

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晩餐会

パーティーには 有名な中華料理店が選ばれた 難しくて名前が覚えられないメニューた … 続きを読む

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あげぞこ

「下を見て暮らしなさい」 下には下が、 その下には下がいるということを 赤いちゃ … 続きを読む

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