1月4日の夢(展覧会)

 会社で展覧会をやることになった。会場になったのは、薄暗くてだだっ広い喫茶店。始めたときには一つも作品がなかったので、ぼくが第一号の作品を作る。人の形に切り抜いた紙をくしゃくしゃに丸めてから、それを台の上に飾ると、紙が元に戻る勢いで自動人形のように動いて、ドラマを演じる。そのアイデアにみんな大喝采だ。その後も、さまざまなありあわせの材料を利用して、次々と作品を作っては飾り付けていく。夕方には家から作品を持って駆けつけた女性社員も加わり、どんどん展覧会が充実していく。飾り付けが終わるのを見届けて帰りたいが、もう夜の八時だ。明日の朝来て、見ればいいかと思う。

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1月3日の幽霊夢

居間のソファーで蒲団をかぶって昼寝をしていた。夢の中で、ぼくの右手には壁があって、そこにがっしりした体格の男の影だけが映っている。別の男がそれを指さして、「これはAさんだ」と言う。Aさんとは昨年11月に急逝した長老詩人である。確かに、それはA氏の影のようだ。影は壁に立ち姿で映ったまま、微動もしない。ぼくはこれが昼寝の夢であることが分かっていて、それがA氏の幽霊であると感じている。でも、A氏とは若い頃からの長いつきあいだし、親しい人なんだから怖くないと思う。外出していた妻が玄関から帰ってきた。隣の部屋に皎々と電気をつけて、仕事をしだした。ぼくは安心して、再び眠りにつこうとする。足下の方で、ざーっ、ざーっという音がしている。はっと目を開けると、家の中は薄暗いままで、妻はまだ帰っていない。やっと妻が帰ってきた。本当に隣の部屋に電気をつけて、仕事をしだす。ざーっ、ざーっという音は、ぼくのかぶっている蒲団が床にこすれて、立てている音ではないかと思う。また、はっとする。家の中は薄暗い。妻は帰っていない。
(というのを何度も繰り返しているうちに、金縛りがとけて本当に眼を覚ましました。そして本当に妻が帰ってきました。ソファーの右側には実際に壁があります。でも、蒲団は床にはついておらず、ざーっ、ざーっという音の由来は不明です)

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1月2日の初夢

 会社で創業者のK氏をリーダーとして何かのプロジェクトを進めている。だが、ぼくはそれを途中で抜け出して、総武線の電車に乗る。本に夢中になっていて、目指す下町の駅(蔵前?)で降りるのを忘れそうになる。電車には妻と母も乗っている。ぼくは二人に「この駅で医者に行くんだ」と言い訳をし、ぼく自身も半分その気になって、ちゃんとその駅で降りる。二人も同じ駅で降り、ぼくと別れる。ぼくはしばらく医者を探して、街を歩き回るが、知らない街で新しい医者を見つけて、薬を貰うのは大変だ。そんな手間をかけるより、山の手のいつもの医者に行こうと思う。二人に出会わないよう、そっと駅に戻り、再び電車に乗る。さっきとは反対向きの電車で山の手に戻り、高円寺あたりの駅で降りる。まだまだ夕方まで時間があるから、ここで医者にかかろうと思う。

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12月27日の夢(テレビクルー)

 社長に買い物を任され、お買い得と思われる商品を紙袋いっぱいに詰め込む。それから数日経ってみると、一番上にあった数種の食パンはすべて白カビにおおわれていた。失敗した。慌ててパンを隠す。他の買い物を得意そうに取り出すが、同僚たちは「これはあそこでいくらで買えたよ」と口々に言う。ぼくは高いものを買わされていたのだ。
 女性姉妹の家で制作をしている。校正を二カ所姉妹から指摘される。同僚達が一斉にそれをメモする。ぼくはそのまま聞き逃してしまうが、これではまずいと、後から校正紙を広げ、指摘された箇所を探すが、見つからない。
 そこから移動することになり、バスに乗る。停留所で降りるとき、沢山の撮影機材を全部下ろせたかどうか不安でしかたがない。おまけに降り口のステップにあった機材の袋をうっかり踏みつけてしまった。乗客の一人の男性が友人にぼくらのことを話している。「○○の収録に似ているけど、誰と誰が競走しているのか、どうしても分からないね」。そういうタレントが競走する番組がきっとあるのだろう。ぼくは二本の集音マイクを両手にかついでいる。

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二日分の夢

 昨日はコンサートへ行っていたので、夢がアップできず、二日分です。
(12月25日の夢)
 詩人のM氏は実は会社では有能なコピーライターで、ばりばり働いており、座談会などにも出席している。驚いたことに、ぼくの敬愛する詩人のT氏も同じ職場で働いているのだ。彼らが忙しく働いている隣の会社にいるぼくは毎日ほとんど仕事がなく、蒲団を敷いて寝てばかりいる。
 「今日は展覧会をやる日だ」と言って、六時半頃M氏は会社を出ていった。だが、誰もその展覧会に行ってやろうとはしない。それを見て、同僚の営業女性社員のIさんが「こうしてみると、やっぱりMさんの展覧会は面白くないから、みんな行ってあげないのよね」と笑いながら言う。確かに、彼に人望があれば、義理でも出席してあげるだろうと思う。
 そんなIさんは「あたしは今度ジーンズメーカーに入ることにした。ここではいずれ1万円になるのよね」と得意げに話している。1万円というのは、時給のことだろうか。一人だけこの会社を出て、いいところへ就職してしまうのはずるいなと思う。しかし、彼女がいなくなったら、他社にいる腕利き営業ウーマンのOさんに入社してもらえばいいやとも思う。
(12月26日の夢)
 妻と外国旅行のツアーに出かけた。ガイド役を務めるのは日本人の音楽家で、ある国の地下に眠る音楽遺跡を探訪する旅だ。
 ツアーのゲストとしてソニー・ロリンズが登場する。若い白人である。あれ、ロリンズってこんな人だったっけ? そのロリンズに妻は日本語で「これは○○ですか」と質問する。ロリンズは日本語がわからず、何度も妻に聞き返す。見かねて、別の参加者の女性がロリンズに「○○ってことよ」と説明する。質問ではなく、ただの感想だから、聞き流せばいいという意味らしい。
 そばに透明なパイプがあり、水が流れている。その水に乗って、おみやげが流れてきた。ボールだ。そのボールが割れると卵が現れ、卵が割れると中から猫が現れた。かわいい。ツアーのおみやげに、この猫を一匹ずつ連れて帰っていいらしい。
 妻と空港の通路を急ぎ足で歩く。参加者の男性が押しているカートの中から、ぼくはこっそりおみやげの食品の一つを盗み取る。どうやら気づかれなかったようだ。

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12月24日の夢(タクシー)

 銀座から帰ろうとしている。電車に乗る。都電のようにクラシックな車両で、内部には労働者がいっぱい。年の瀬の労働争議のため、昔の電車を記念に走らせているのだという。タイミングよく記念すべき電車に乗れたな、と思う。
 この電車に乗れたおかげで、新宿まで意外に早く戻れた。ここからあと10分ほどで家まで帰りたいが、ここからは電車はない。タクシーを拾おうと道路へ出る。ちょうど目の前でタクシーが一台、舗道に乗り上げて苦労してUターンしていく。それをやり過ごし、右の方から「空車」のサインを出して走ってきたタクシーに手を上げる。運転手は「わかったむという印しに手を上げるが、視線の方向がぼくとは違う。見ると、道路中央でやはり手を上げていた男がいて、その男にタクシーに乗られてしまう

 ここまで来たのに、なかなかタクシーはつかまらない。

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12月22日の夢(未知の敵の襲撃)

 ゆうべは風がゴーゴーうなってすごかったですね。おかげでこんな夢を見ました。
(夢ここから)
 新幹線の線路を見下ろすビルのレストランで食事をしている。すると、ゴーッという音と共に新幹線の架線を火花を散らして、巨大な火の玉のようなものが何度も往き来するのが見える。みんなで驚いて目を凝らして、線路を見つめる。すると、しばらく架線がバチバチと火花を散らし、数秒後にゴーッと火の玉が通り過ぎる規則性が分かった。
 しかも、その火花を浴びた人はみんな魂が抜けたように、うつろな目をした知能のない人形のようになってしまう。ぼくは幸いにして、そうならなかった。ほんの僅かな男女が火花の影響を受けず、ぼくらはすぐにお互いの存在を確認して、団結して対処することにする。
 とりあえず安全なところに避難しよう。だが、ぼくらの周囲は赤白のだんだらもようの毒蜘蛛の巣に囲まれてしまい、腰を思い切りかがめないと、蜘蛛の巣の下をくぐり抜けられない。気味悪がる女性たちを促して、ぼくらはようやく安全なところへ避難する。
 そこではビールやウーロン茶など、コップ一杯ずつの飲み物が街頭で避難民たちに配られており、みんなてんでにコップを受け取ってのどを潤す。見ると、駅前広場の一段高い建物の屋上に駅員の制服を着た男達が集結している。不気味だ。駅員たちはこの攻撃をしかけてきた敵に魂を操られているのかもしれない。
 敵の攻撃のために、人々の知能はすっかり先祖帰りしてしまい、文明は後退して、駅前広場には馬車が往き来している。それなのに、新幹線だけは以前通り走り続けているのが見える。

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12月20日の夢(愛のメッセージ)

 俎板に愛のメッセージを包丁で刻み込んでいる。下の方に「DREAM OF THE」とかっこいい英文字も刻み込んだが、でもこれは何の意味もないじゃないか。思わず文字をぐじゃぐじゃと消してしまう。消しているうちに、面倒くさくなって、結局全部の文字を消してしまう。大体、俎板をラブレターがわりに送るなんて、変じゃないか。これは我が家に一枚しかない俎板なのだ。それなら、これを版木のようにして、ここから文字を写し取った紙を送ればいいと思いつく。でも、もう消してしまって、目には見えない愛のメッセージは、ちゃんと紙に写せるんだろうか?

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12月19日の夢(バイク)

 ジュエリーのアクセサリーを卸しているお店の取材に行く。お客が商品を見ているので、目指すカタログをカメラで撮るのに苦労する。特に明るく日の光がライトのように射し込んでいるところに、うまくそれを置いて撮らないと、何にスポットを当てようとしているのかが分からなくなってしまう。
 一つのお店を撮り終わり、スタッフの運転するバイクの後ろに乗る。後ろの座席は左右に二つあるが、一方は空席だ。カーブの度にぼくは振り落とされそうになるが、なんとかしがみついている。
 これから北海道までバイクで走っていくのだという。えっ? もう午後なのに、間に合うのか?

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12月18日の夢(顔が変になる)

 ある女優のインタビューをそつなく終えて、戻ってきた。女優も丁寧な口調で、気持ちよく答えてくれ、気持ちのいい取材だった。しかし、どうも目が痛い。鏡に顔を映してみて、驚く。左右の目の大きさも形も違っていて、全くアンバランスになっている。しかも、右目は目玉が隅の方に寄り目になっている上、鼻寄りの部分に楕円形の茶色をした大きな腫瘍ができている。自分で見ても、とても気持ちの悪い、みっともない顔だ。あの女優はぼくがこんな顔になっていたにもかかわらず、不快な表情一つせずつきあってくれたのだ。

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