1月15日の夢(大きなパンツ)

 朝早くデパートへ妻と買い物に行く。妻は入り口を入りながら「熱が高いの」と言う。「大丈夫?」と尋ねると、「下がるから」という返事だ。角を曲がるとき、彼女の持っていた2つの手提げから沢山の小物が落ちて、床に散らばる。ぼくは慌てて拾い集める。そのため後ろの人たちが足止めされて、通路が渋滞してしまう。
 店員に妻は「大きなパンツが欲しい」と言う。店員は「それならエレベーター係の男が持っている」と答える。エレベーターは古い時代もので、その中に椅子を置いて、男が一人腰かけている。彼に「大きなパンツが欲しい」と言う。男は「売れない」と答えるが、妻は強引に彼の持つ大きなパンツを取ろうとする。ぼくは慌てて男に1,000円札を渡すが、男は「いいですよ」と言って、それをぼくに返し、逆にいろいろな物をぼくにプレゼントしてくれる。

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1月13日の夢(南洋の島で)

 日本が占領をしていた南洋の島で、ぼくは2階建ての建物に暮らしている。いくつもの部屋があり、それぞれの部屋に数人の外国人の捕虜と、ぼくたち日本人が生活する。もちろん、ぼくらが監督役で、捕虜たちはぼくらに従わなければならない。この捕虜収容所には特殊なルールがあり、1日ごとに一階と二階の住人が交替することになっている。窓の外には美しい海が広がっている。
 ところが敗戦の日がやってきて、建物の中に暮らしている住人は同じなのに、今度はぼくたちが捕虜で外国人が監督役になった。立場は入れ替わったものの、部屋割りは変わらない。しかし、1人2人と住人たちは姿を消していく。帰国したのか、それとも処刑されたのか。
 ある日、一階からぼくを呼ぶ、詩人のN氏(故人)の声がした。しかし、ぼくは降りて行かない。翌日、下へ降りてみると、もうN氏の姿はなかった。誰も行方を知らないと言う。ぼくは昨日降りて行かなかったことを悔やみ、二階で泣く。
 それから何年かが過ぎ、再びぼくはその地を再訪した。もうそこには美しい海もなく、住人たちもいない。周りの風景はすっかり変貌している。ぼくは大声を上げて、涙を流す。

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1月12日の夢(地下室トイレ)

 軽井沢のお屋敷を訪ねたが、主は不在だった。待つことにして、読書を始める。ところが、あまりに本が面白くて時の経つのを忘れ、気がつくと帰りの列車の時間の6時半が迫っている。しかたなく辞去しようと思うが、その前にトイレを借りる。
 トイレの部屋はバスタブがあるのに、便器が見当たらない。当惑してきょろきょろすると、地下へ降りる穴があいていた。階段を降りると、地下の坂道になっている。そのところどころに、用を足しても大丈夫に見える窪地がある。そこで用を足していると、下から3人の人相の悪い男がやってくる。隠れて用を足し続けるが、彼らにかかってしまったらどうしようと、気が気でない。

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1月11日の夢(皿のないバイキング)

 昼食をとりに遅い時間に食堂へ行く。階段教室のような広いホールにバイキング料理が並んでいる。一番低い場所に取り皿があるが、もう一枚しか残っていない。しかも、取り上げてみると、汚れていて、とても使えそうにない。料理も殆ど食べつくされていて、あまり残っていない。しかし、空腹なので、ケーキを三個ほど片手に載せ、歩きながら食べる。壁の時計を見ると、もう三時半だ。食べていたお客たちが一斉に立ち上がる。しかし、まだまだ空腹のぼくはまた取り皿を探しに行くが、やはり一枚もない。さらにケーキを二つ取って、食べながら歩く。
 クライアントのところへ打ち合わせに出張する。しかし、制作予定のマニュアルをもう既に納品したのか、どこまで仕事が完了したのか、なぜか記憶が曖昧だ。クライアントに尋ねてみるが、相手もよく分からず、隣の同僚に「あれは、もうできたんだっけ」と尋ねる。同僚もやはり分からない。しかたなく会社に戻り、担当者の女性に「あれはもうできたのか」と尋ねるが、「わからない」と言う。誰に聞いてもわからない。ぼくは認知症になってしまったのだろうか。
 ぼくの会社には実験用の大きなクマが飼われている。ぼくにとても馴れていて、ぼくに抱きつき、顔をぺろぺろなめて、じゃれてくる。ぼくから離れ、今度は上司の男性に抱きつく。上司は熊の下敷きになり、どこか怪我をしたようだ。それがきっかけで、クマは会社を解雇されてしまった。

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1月10日の夢(暗闇の階段)

 会社で絵本の制作を命じられる。それも旧友の鈴木翁二の真似をして、彼のとそっくりの絵本を造るようにという指示だ。だが、そんな面倒くさい仕事は後回しにして、もっと簡単な仕事から始めようと思う。いずれにしても参考書が必要だ。それを自分の机の上ではなく、隣のN氏の机の上から探す。
 三階から一階へ降りようとして、階段を使う。ところが階段の二階部分は真っ暗で、おまけにフロア全体が大きな階段になっている。そこに沢山のカメラマンがいて、その機材が足元に沢山置かれている。暗闇の中でそれを踏んだりせずに、階段を降りるのが、とても大変だ。

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1月6日の夢(絶体絶命)

 ぼくの家のベランダに猫などの沢山の動物がいつのまにか集まっている。一番左にいる大型の動物はネコ科ではあるが、どう見ても本物の虎である。しかも大型の虎だ。その虎に隣にいる猫がじゃれつくが、虎は無視しておとなしく座っている。ぼくは猫に「ダメだよ」と言い、虎を刺激しないよう、窓を静かに閉め切る。
 
 巨大なエレベーターに乗る。間口が広くて、扉がいくつもついている。しかし、乗ろうとすると、ぼくだけ一人乗りきれずに満員になり、取り残されてしまう。次のエレベーターに乗る。エレベーターは壁が総ガラスなので、展望が素晴らしい。ところがたどりついた部屋の隅に、ぼくは二人の男に追いつめられてしまう。二人の男の手にはナイフがぼくの心臓を狙っている。だが、そのナイフは長方形で、お菓子のウエハースのようにも見える。

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1月5日の夢(会社でテスト)

 会社で突如、社員の知力を試すテストが行われることになった。一つ目のテストは男女二人でペアになり、渡された台本に従って即興でお芝居をする。これは相手との息もぴったりで、無事にパス。
 次の会場へ移ろうとすると、隣接する空港で爆発事故が発生。真っ赤な火の玉が上る中、皆走って逃げる。
 次のテストは、全く架空の都市に攻めてくる敵に対して、どう守るかのシミュレーションをするというものだ。地図を渡され、試験官から説明を受けるが、地図の地名などに何か象徴や寓意が含まれている可能性があり、必死で考えなくてはいけない。ぼくのパートナーの女性を目で探す。どうやらみんなから離れて、壁際でぽつんと立っている赤い服の女性がそうらしい。時々近くに寄ってきたりするが、なにげないふうを装っている。本当に彼女なのだろうか。社員たちは大きなテーブルの周りに集まって、互いに情報を交換し合って謎を解こうとしている。ぼくは彼らの仲間には入らず、こちらの端に座り、たった一人でこのテストに立ち向かおうとする。テストが実施されるのは、週末の連休明けであるらしい。

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1月4日の夢(別所さんのインタビュー)

 S誌の編集部で、女性タレントのインタビューをした後、俳優の別所哲也さんをインタビューする。終わって、憧れの別所さんと一緒に帰りたいと思うが、前の女性をインタビューした部屋にUSBメモリーやその他の機材を忘れてきたことに気づき、慌てて取りに戻る。さらに別の部屋に行くと、そこはメイクアップルームで鏡の前に二人の女性が座って、お化粧を直している。顔は鏡でしか見えないが、1人は有名な女優さんで、右がさっきのタレントだ。そこで即席にインタビューの続きを始めるが、なぜか左右の女性を取り違えて話しかけ、注意されてしまう。しかも、レコーダーを回すのを忘れていて、「ちょっと待ってね」と取りに戻る。
 そんなごたごたが終わり、別所さんと一緒に帰ろうと、自分も服を着替える。ところがズボンとズボン下とに足がうまく入らず、時間がかかってしまう。でも、外から玄関に別所さんが首を出して、ぼくを待っていてくれるのが見えた。大喜びで玄関に降りる。そこは学校の靴脱ぎ場のように一面に簀子が並べられていて、周囲に沢山の靴がある。なのに、ぼくの靴だけがない。専務が出てきて、探してくれるが、やはり見つからないので、別の靴を貸してもらう。専務が出してきたのは緑の笹の葉で編んだ靴だった。それを履いて、大急ぎで外に飛び出す。しかし、さすがにもう別所さんは待っていてはくれなかった。しかも、駆けだすと数歩で緑の靴は解体してしまった。だが、不思議なことにその下にぼくは黒い布製の靴を履いていたのだった。
 がっかりして地下道のようなトンネルを歩く。すると曲がり角から別所さんが連れの男と現れて、ぼくのすぐそばをすれ違う。ぼくは声をかけようかどうしようかと迷うが、結局声をかけそびれ、別所さんの姿は見えなくなってしまう。

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1月3日の夢(雨漏りするビル)

 会社が新しいビルに引っ越した。ぼくはそのビルの階段を、カバンとギターケースともう一つ小さなバッグ、それに傘を持って上って行く。そんなに荷物を小分けして持っているのは、その方が忙しそうに見えるからで、本当はたいした仕事なんてないのだ。階段は天井から激しい雨漏りがして、床は水たまりでいっぱいだ。見た目は立派なビルだが、こんなに雨漏りがひどいのは不動産屋にだまされたからだろう。2階にタイムカードと、社員のためのロッカールームがある。ぼくはそこで大荷物をどう置いたらいいか戸惑う。それにしても、このビルは階段の感じとか、以前の社屋とあまりにもそっくりだ。でも、ここが今日から通う新しい社屋なのに。

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1月2日の夢(坂の上の川)

 残業をして、深夜の街を歩いている。神宮前の交差点で、同僚のコピーライターが携帯で「これから打ち合わせに行き、1時過ぎに会社に戻ってまた直しを入れる」と電話している。ぼくはそのまま直進して、坂を登る。坂のてっぺんに立つと、その向こうは多摩川だ。水面が星明りにきらきらと光っている。回れ右をして、戻ろうとすると、坂が殆ど崖のような急斜面になっている。おまけに両側の家が左右に迫っていて、壁がなくなり、勉強している受験生など住人の姿がむきだしになっている。ぼくは墜落しそうな急こう配を両側の家に迷惑をかけることなく、なんとか降りることができた。麓で左折し、月明かりの広場を駆けていく。
 会社に戻ると、上司の小太りの男がホモ・セクシュアルらしく、ぼくに関係を迫ってくる。ぼくは身の危険を感じて、逃げ出すのをやめ、相手のペニスをズボンから引き出す。巨大な四角いはんぺんのようなペニスをぼくは愛撫する。相手は歓び、何度もねばねばした液体がぼくの指につく。
 オフィスはガラスの壁でいくつもの小部屋に仕切られていて、それを通り抜けないと次の部屋にいけない。ホモの上司が自分の部屋で出かけるための身支度を始めたので、隣の一番奥の部屋に入ったぼくはそこから出られなくなってしまった。その部屋にいた同僚たちもプレゼンに出かけたいのだが、「あいつのせいで、いつも出られなくなるんだよな」とぶつぶつ言いながら、彼の支度の終わるのを待つ。その間にプレゼン資料の検討をしているので、それを覗く。宮崎駿の初期のイラストが沢山入っていて、とてもきれいな資料だ。
 ぼくは会社でみんなが忙しそうに仕事をしているオフィスで、1人だけひのデスクの上で寝ている。しかし、不眠症になってしまって眠れない。そこへ二人の知らない女性がやってきて、「すみませんが問い合わせをしたいので、電話を貸してください」と同僚たちに頼みこむ。ドアを開けたままの隣室から、先輩の経理の女性が顔を出す。ぼくに「そいつらの言っていることが本当かどうか、会話を盗み聞きしてチェックしろ」と言うのだ。もとより、ぼくもそのつもりだ。デスクの上をごろごろと転がって、聞き耳を立てるが、特に怪しい様子はない。しかし、ぼくの不眠症は深刻だ。

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