1月12日の夢(昭和天皇の息子)

 遊覧船に乗せてやるといって、父がぼくを港に連れてきてくれて、乗船券売り場でチケットまで買ってくれた。ぼくはすっかり大人で、父は死んでから30年以上も経っているというのに、父の前に出ると、ぼくはやっぱり子供のようになすがままになってしまう。
 遊覧船が出るまでの間、ここで待っていなさい・・・と言って、父はぼくをレストランに置き去りにして、どこかへ行ってしまった。ぼくの座っているのは、レストランの屋外に置かれたテーブル。屋内のテーブルには次々と料理が運ばれてくるのに、屋外のテーブルにはちっとも料理が来ない。ほかの客が女性従業員に文句を言うと、彼女は喧嘩腰で「ここは中の店とは全く別で、自転車で料理を運んで来るのよ」と言われる。やっと料理が来たが、それは冷たい駅弁だった。
 それにしても出航時間が迫っているのに、父は遅いなあ。やっと父が戻ってきた。戻ってきた父を見ると、ぼくの父は昭和天皇その人だった。

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