4月5日の夢(処刑される)

 木造の古くて薄暗い感じの部屋。何かの研究所らしい。もうかなり夜遅くで、ぼくはその床に布団を敷こうとしている。すると偉い人が部下に案内されてやってきて、椅子に座り、ぼくに「もうじきイナミチが来て、エレクトーンを弾きますから」と言う。ぼくは「イナミチ」という女性がやってくるのだと思い、心がときめく。
 廊下に出る。ここにも布団を敷かなければならない。しかし、暗いので電気をつけようとスイッチを押すが、電気はつかない。電球がゆるんでいるのではないかと確かめるが、そんな様子もない。「廊下の電気はどうしたんだ?!」と大声で叫ぶが、あたりはしんとして誰も答えない。何度も何度も「電気はどうしたんだ」と叫ぶが、声がかすれて、うまく叫べない。廊下に母の亡霊のようなものが、ぼーっと立っているのが見える。
 夜の舗道。ぼくと少年(といっても、若い男という感じ)が大きな体格の男にこれから処刑されようとしていて、命乞いをしている。しかし、聞き入れてもらえそうにないので、少年は諦めて、ぼくに「じゃあ、こいつの家へ行こう」と言う。そこで処刑されるのだろうか。特に恐怖感はない。ぼくは頭から赤い毛布をすっぽりとかぶる。「その方が(処刑される人間)らしいよ」と、少年がぼくに言う。

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4月4日の夢(高速回転する時計の針)

 妻が「旅行券があるので、これを駅に持っていって切符を買い、お釣りを貰ってきなさい」と言う。今日は仕事で一日外に出ていて、これから新宿経由で八王子へ行き、そこで夜の11時まで仕事をする予定だ。八王子に7時に着いていなければならないのだが、もう7時を回っているのにまだ新宿に向かう電車の中だ。電車が新宿に近づいた。すると時計の針が急にすごいスピードで動き出した(長針がほんの1〜2秒の間に、7時15分から30分近くまで動いた)。

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4月2日の夢(会社が行方不明)

 自分の勤め先の会社は確かここにあったはずだと、会社の場所を探している。大通りを渡ったり戻ったりしていると、親子連れの団体がやってきた。子供に大通りを横断する練習をさせている。実際、車の通行量は多くないものの、車は猛スピードで、速度をゆるめようともしないし、信号機などもない。とても危険だ。ぼくも彼らにまじって、また大通りを渡る。街はどこか廃墟のような匂いがある。
 
 大判四つ折りのリーフレットのデザインの訂正要求がヤマハからあったので、デザインのTくんに頼むようにと社長が言う。Tくんはぼくと仲の悪かった元「ピアノの本」編集長のK女史と会話していて、ぼくはその話が終わるのを待っている。K女史の後を追って出ていこうとするTくんを引き留め、ぼくは仕事の依頼をするが、彼は「ぼくはもう時間がない。かわりに○○というフリーのデザイナーに頼んでほしい」と言う。○○なら、ぼくも聞いたことのある名前だ。今日は夏休みの最終日だったことを思い出し、きっとTくんはこれから旅行に行くのだろうと思ったぼくは、「わかった。じゃあ、気をつけて行って来てね」と言う。だが、Tくんは「いや、試写会に行くだけなんだけどね」と苦笑する。
 それで○○デザイナーの事務所を訪ねていくが、それはさっきぼくが会社を探していたのと同じ場所で、やっぱり見つからない。困ったなあ、社長に連絡して、指示を貰おうと思い。外出先を書いた白板を見る。社長の外出先は4件もあり、これではなかなか帰社しそうにない。自分の携帯を開き、社長に電話しようとするが、ニュータイプの携帯は無用のメニュー画面ばかりが沢山出てきて、ちっとも電話帳の画面にならず、電話することもできない。
 画廊のような場所にいる。床の上を、小さな猫のような女の子のような曖昧なものがやってきて、ぼくの足にまつわりつくので、蹴りつける。それでもまたやってくるので蹴る。そんな様子を母のような様子の女が見ていて、ぼくと楽しそうに会話している。

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4月1日の3つの夢

 オーストラリアに行く船に乗っている。乗客はぼくだけで、あとの男女はみんな船員らしい。船室の四方にぐるりと取り付けられたベッドに横になり、みんなぼくのことなど忘れてしまって、てんでに自分たちの話に夢中になったり、食事をしたりしている。
 少年のぼくは両親たちと港に行き、港をめぐる船に乗った。乗ったときには確かに祖父母がいっしょだったのに、降りると祖父母の姿がない。「どうしていなくなってしまったのか」と、ぼくは両親に抗議をする。
 スーパーかセルフサービスのレストランのようなところ。レジの行列に並ぼうとすると、すぐ前に若い女性が飛び出してきたので、順番を譲ってあげる。彼女は恐縮して辞退しようとするが、ぼくは無言で「どうぞ」という仕草をする。
 レジでぼくの番になった。レジに、ぼくは持ってきたものを置く。それは、透明プラスティックの円筒形の容器に入ったパスタのようなもの。それを受け取ったレジ係の女の子は「これには○○(不明)がないけど、ついていませんでしたか」と、ぼくに尋ねる。ぼくは慌てて走って売り場の棚に戻り、それが落ちていないか探すが見つからない。しかたがないので、その棚にあった別の円筒形の容器を持ってレジに戻る。さっきの商品とよく似ているが、中にはパスタではなくスプーンのようなものがいっぱい詰まっている。レジの女の子はそれを見て、「私がここで新しい○○を出してあげるというのではどうですか」と言う。ぼくは喜んで、「あっ、それが一番いいです」と答えるが、彼女はぼくの顔をじっと見つめるばかりで、何もしてくれない。

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3月30日の夢(映画と病院)

 PR映画の制作をしている。撮影は隣の部屋(スタジオ?)で行われていて、そこではハスキーな声の女優と、おじさんふうの男優がタイムマシンのようなものに乗り込む演技をしている。二人とも3〜40代のおとなという感じ。一方、ぼくのいる部屋は隣のスタジオとの間の壁一面を、さまざまなモニター画面が埋め尽くし、ミキシングルームもしくは編集スタジオという雰囲気だ。ぼくのほかに、奥にはかわいい感じの若い女性がモニター画面を見つめている。だが、彼女はモニターを見ているふりをしているだけで、ちゃんと状況を把握しておらず、スタジオへの指示は的確さに欠けている。ぼくの方はきちんとモニターを見つめているので、ちゃんとした指示が出せる。この映画の宣伝用映像として、隣の部屋にいる女優がうつむきながら歩いている上半身の映像を使いたいと思う。
 急に体調が悪くなったので、近くの病院に検査を申し込み、検便を持って、その病院へ歩き出す。歩きながら、遠くのもっといい病院にも診察の予約をしたことを思い出す。それなら、最初からその病院に検便を提出した方がいいと気がつき、Uターンして元来た道を戻り始める。だが、両手で抱えた検便の容器は金魚鉢ほどの大きさで、しかも蓋がないので、歩くたびに、ぴちゃぴちゃと中のものが飛び散って、自分にかかってしまう。

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月27日の夢(戦争映画)

 ここは京都の撮影所で、スタジオの中では大作の戦争映画が撮影されている。上陸作戦をしている艦船の内部のセットなのだろう。大きな横長の窓があり、そこから海岸線のパノラマのような風景が見える。トーチカのようなものがあり、海岸一帯が戦場と化している。ミニチュアセットとCGが組み合わされているのだろうか。弾丸もビュンビュン飛んできて、窓ガラスにピシパシと当たる。
 次のシーンでは巨大な建物の中で、小隊が休息している。木造のようだが、横幅も奥行きも広く、左右は道路に接している。撮影所の敷地いっぱいに建てられたオープンセットかもしれない。小隊には女性もいて、森山良子の姿もある。将校もいるのだが、指揮は軍曹あたりらしいぼくが執ることになっていて、ぼくはみんなに「出発!」と号令をかける。しかし、どうもぼくは適任ではないので、ぼくの会社の同僚であるUくんに指揮官を替わってもらうことにした。

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3月26日の昼寝の夢(高見沢さん)

 日曜日に自宅で仕事をしていて、ある会社の高見沢さんという女性(実在しない)に、自宅からメールを打つ。そして、パソコンを切ってから、そのメールの件でその女性に電話をかける。だが、メールの件で電話したのだから、パソコンの画面を立ち上げたままにしておくべきだったなあと後悔する。相手の会社の男性社員が電話に出たので、「S社の一色ですが、高見沢さんはいらっしゃいますか」と言う。相手が「えーと・・・」と言って、高見沢さんを探している様子。「いなければかけ直そう」と心の中で思うが、「あっ、高見沢さん」という声がして、当の女性が「高見沢です」と言って、電話口に出てきてしまった。ぼくは「今メールした本のことですが、えーと・・・」と口ごもる。その本の名前をはっきり覚えていないのだ。「えーと、確か『新しい交通ルール』だったかな」と言うが、自分の作っている本の題名をはっきり覚えていないのは、格好悪いなあと焦る。
 と、いつかそこは会社のオフィスになっていて、電話しているぼくに社長が手を伸ばし、無言で封筒を手渡して、向こうへ行ってしまった。どうやら、ぼくに内容をチェックしろということらしい。中には3枚の書類が入っていて、それは「詩と思想」誌からの原稿依頼に対する返信書類だった。ぼくは記入事項や捺印などを確かめた上で、何も問題がないので、戻ってきた社長にこちらも無言で封筒を返す。

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3月24日の夢(本の企画案)

 会社で、あるテーマで本を作る企画案を、ぼくは温めている。そのための資料が沢山あり、邪魔なので整理することにする。ぼくのデスクと壁の間にちょうどスペースがあり、そのスペースの床に資料を並べていく。これでぼくのデスクはすっきりして、ああよかったと思うが、そこはほかの同僚たちが外へ出るための通路にしているので、みんなが邪魔にして跨いで歩いている。慌てて「退けますから」と言って、取りのける。
 M氏がその本を書いてもらう著者の候補だと言って、一人の武道家を推薦し、その著書を三冊手渡してくれる。二冊は毛筆で書かれた和綴じの本で、もう一冊は「アメリカ弓道日記」という写真入りの本。見ているうちに、その写真が動画となって動き出す。なぜかすぐ近くの的に向かって、沢山の弓道家がまっすぐではなく、斜めに並んで和弓や洋弓を引いている。その列を縫うようにして、何人かの先生が指導をしているが、みんなが弓を引いているところをうろちょろして、矢に当たってしまわないかと心配になる。
 この本の著者として、ほかに、ぼくの知り合いの詩人N氏と、その二人の仲間も名乗りを挙げている。そのテーマで三巻の本を一人が一巻ずつ担当して書く予定だという。そのとき、三分冊ではなく、全部一冊にまとめた方がよいのではないかというアイデアがひらめく。それにしても、N氏は酒癖の悪さで知られる詩人だ。彼とは打ち合わせの際に、絶対に飲まないようにと社長に進言しようと思う。

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3月22日の夢(出っ歯のジューサー人形)

 くるみ割り人形のような出っ歯の男のかっこうをした機械がある。その出っ歯の部分をバカッと開けて、中に野菜と卵と大きな豆のようなものを詰め込み、頭を押さえるとガーッと音がして、出っ歯が回転し、朝食用のジュースが出来上がるはず。ところが、沢山中身を詰め込みすぎたため、開けても殆どが元のままの形をしたままで、しかもあふれてこぼれてしまう。しかたなく、また頭を押さえてガーッとやる。そうすると、中身が回転している間、男の大きな目玉が回って白黒するのが面白い。これは機械だと分かってはいるのだが、男の口の中で唾がいっぱい出て、それがジュースになるような気がして、どうも気持ちが悪い。
 朝食を終わり、出勤のため駅に行く。なぜかまだ夜が全く明けておらず、真っ暗だ。その夜空をたくさんの光の点が移動していく。中にはかなり大きな光もある。UFOだろうか。それが見えなくなると、突然いつもの朝の空になった。
 会社に新入社員の男がいる。その男が変な企画書を書いた。こんなもの捨ててしまおうと思うが、とりあえず先輩にも見せようかと、男の書類棚をごそごそ探すが、どうしても見つからない。
 夕方、誰か女性と二人、並べた椅子を納屋の壁にもたせかけて、夕日の沈むのを見ている。地平線には二つの夕日が沈んでいくのが見え、その夕日にはぼくと女性のシルエットが映りこんでいる。納屋の壁は振動しているのか、定期的にぼくの背中を押すようにするのが感じられる。

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3月21日の夢(目覚まし男)

 一人の男がぼくの寝床のかたわらに立っている。なんだか四角張ったロボットのような男。その男が突然、大声を上げて、ぼくを起こそうとする。びっくりするが、ぼくが起きる合図は目覚まし時計のはずだ。男の合図を無視して、眠り続ける。
 その男の頭からコンピューターグラフィックのイメージが飛び出してくる。溶鉱炉か原発の炉の稼働する様子や、そこにいる女性の心の中もすっかり、ぼくに見せてくれる。ぼくはそれに従ってシステムをコントロールし、必要な措置をとることができるのだ。ぼくは男をとても信頼している。

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