3月24日の夢(本の企画案)

 会社で、あるテーマで本を作る企画案を、ぼくは温めている。そのための資料が沢山あり、邪魔なので整理することにする。ぼくのデスクと壁の間にちょうどスペースがあり、そのスペースの床に資料を並べていく。これでぼくのデスクはすっきりして、ああよかったと思うが、そこはほかの同僚たちが外へ出るための通路にしているので、みんなが邪魔にして跨いで歩いている。慌てて「退けますから」と言って、取りのける。
 M氏がその本を書いてもらう著者の候補だと言って、一人の武道家を推薦し、その著書を三冊手渡してくれる。二冊は毛筆で書かれた和綴じの本で、もう一冊は「アメリカ弓道日記」という写真入りの本。見ているうちに、その写真が動画となって動き出す。なぜかすぐ近くの的に向かって、沢山の弓道家がまっすぐではなく、斜めに並んで和弓や洋弓を引いている。その列を縫うようにして、何人かの先生が指導をしているが、みんなが弓を引いているところをうろちょろして、矢に当たってしまわないかと心配になる。
 この本の著者として、ほかに、ぼくの知り合いの詩人N氏と、その二人の仲間も名乗りを挙げている。そのテーマで三巻の本を一人が一巻ずつ担当して書く予定だという。そのとき、三分冊ではなく、全部一冊にまとめた方がよいのではないかというアイデアがひらめく。それにしても、N氏は酒癖の悪さで知られる詩人だ。彼とは打ち合わせの際に、絶対に飲まないようにと社長に進言しようと思う。

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