12月17日の夢(少女をかくまう)

 原宿にある会社の中で、ぼくらは一人の小さな女の子をかくまっている。既にそのことを察知したマスコミもあるようで、外の道路に望遠カメラを据えて、一人の中年カメラマンがすきあれば女の子の姿をとらえようと、狙っている。だが、室内は暗いので、外からこちらはけっして見えないはずだ。
 隣にある建物から象やキリンなどの動物に扮した人々が沢山出てきた。それにみんなが目を奪われている間に、ぼくは女の子を抱きかかえ、裏口からこっそり外に出て、郊外の別荘のような家に移る。
 その家では、ぼくはデザイナーのFくんと一緒だ。Fくんはご飯を腹一杯食べて、寝ている。ぼくも空腹なので、ご飯を食べたいと思うが、探しても箸が見つからない。こんなにご馳走があるのに、箸がなくては食べられないじゃないか。時計を見ると、もう夜の10時だ。「家に帰りたい」と、ぼくはFくんに言い、玄関で靴をはく。空腹のままだがしかたがない。
 
 ぼくは何かの液体を思いきり、自分にぶちまけてしまった。何色だったか忘れたが、その液体の色で衣服がすっかり染まってしまった。それを懸命に拭き取ろうとする。

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12月14日の夢(部室のトイレ穴)

 サークルの部室にはいる。板張りのわりと広い室内。二人ほど男性メンバーが座って、静かに読書などしている様子。ここには窓際の床に穴があいていて、そこはトイレとして使用していいことになっている。その穴の横には若い後輩の部員が座っている。
 そういえば、この穴を自分の荷物置き場として利用している先輩がいたっけ。穴の中を覗き込んでみると、スリッパなどが見える。きっと、その先輩の私物だろう。しかし、伝統的にこの穴はトイレなのだ。構うものかと思い、穴に向けてぼくは用を足し始める。
 この穴から、小さな穴が外に通じているらしく、ちょうど後輩部員の目の前の窓の外に、水のアーチがかかる。部員はそれを見つめているが、それがぼくのおしっこだとは全く気づいていない。彼がこっちを振り向かないかと気になるが、幸い最後まで気づかれることなく、用を足し終えることができた。

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名まえのない土地

洪水が引いた後、海のそばの会社で後片付けをしている。もう夜遅い。このまま今日は帰れないだろう。いや、明日も明後日も帰れないだろう。女性詩人Iから手紙が届いた。手紙には恨みの思いが書き綴られている。だが怨んでいるのは、Iだけではない。ここは昔、ちゃんとした名前を持つ土地だったのだが、今会社のある建物を造るために、その土地もろとも名前も奪われたのだ。洪水の後、あちこちにサインのような落書きのあとが露出している。これは、名前を奪われた人たちが、その名を記念するために書き残していったのだ。だが、その大事な土地もこの洪水で永遠に消え失せてしまったのだ。Iの悲しみ、人々の悲しみがぼくには分かる。(そのまま夢の中で大泣きしました)

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12月7日の夢(受賞パーティー)

 大阪に住む詩人のT氏がH氏賞を受賞したという(実際は十数年前に受賞している)。今日はその祝賀会があり、ぼくも新幹線に乗って駆けつけた。会場は畳敷きの座敷だ。そこで宴会をする。ぼくの前には女性詩人のIさんやNさんがいる。みんな東京からやってきたのだ。
 授賞式がやっと終わったらしく、主賓のT氏がやってきたのは、10時半を回ったあたりだ。彼が席にさいたところを見計らい、ぼくは東京に帰らなければと席を立つ。IさんやNさんも帰るのだと思っていたが、二人は大阪に泊まるという。帰るのはなんと、ぼく一人なのだ。びっくり。
 一人で会場のホテルを出る。表は夜の大通りで、車がひっきりなしに走っている。駅に行くには、どこでタクシーを拾えばいいだろうと考える。
 そこへ携帯が鳴った。出ると、電話をかけてきたのは、ホテルの係の女性で、「携帯のメールアドレスを教えてください。そうしたら、駅への道順を記した地図を送ります」と言う。しかし、ぼくは「道は分かりますから、いいです。大阪は何度も来ていますから」と、強がりを言って、電話を切ってしまう。
 案の定、駅のある方向も道も全く分からない。タクシーがたまり場にしている広場があった。ぼくはたむろしている運転手たちに向かい、「新大阪の駅まで行ってください」と大声で言う。運転手たちは意外にも殆ど反応せず、のろのろと車に戻ろうとするふりをするばかりだ。そんな中で、後ろの方に駐車していた一台の運転手が猛然と仲間の車を押し分けて、さっとぼくのところへ近寄ってきた。もちろん、ぼくはそのタクシーに乗り込んだ。
 走りながら、ぼくは運転手に「東京行きの新幹線の最終は何時?」と尋ねる。「多分11時過ぎでしょう」と運転手は答える。「間に合うかな?」というぼくの問いに、運転手は「いや、ぎりぎりでしょう」と言う。ええー、ここはそんなに駅から遠いのか。たとえ終電に間に合ったとしても、家に着くのは1時過ぎだなあと、がっかりする。

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12月5日の夢(フラミンゴと女性)

 JR総武線の快速電車に乗った。「快速」といっても、錦糸町あたりで停車するだろうと思っていたのだが、千葉の方まで行ってしまう。降りて、しゃれたホテルのロビーのようなところに入る。ぼくのいる部屋の隣室(といっても特に仕切はない)に、ピンクかバラ色のドレスを着た美しい女性がいて、その脇に同じ色をしたフラミンゴが3羽いる。絵のように美しい光景なので、携帯のカメラで撮影しようとする。今まで携帯のカメラではどうしてもピントが合わなかったのに、携帯をカメラのファインダーのように目に当てると、きちんとピントが合った。しかし、女性かフラミンゴかどちらかが画面からはみ出てしまい、なかなかシャッターを押すことができない。
 そこを出て、駅に戻る。駅といっても、真っ暗闇の中に明かりもなく建っている木造の掘っ建て小屋に過ぎない。地面は舗装されておらず、ドロドロにぬかるんでいる。駅舎と建物の間から、地平線のあたりはまだ夕陽があって、青空の中に富士山が遠望される。随分遠く、辺鄙なところに来てしまったものだと思う。

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12月4日の夢(夢で大笑い)

 ぼくと息子と、その知人らしい若い女性と三人で部屋にいて、クリスマスの準備をしている。女性が手作りしたクラッカーのヒモを引いてみるが、一向に破裂しない。そこで、息子が試しに別のを手にとって、ヒモを引いてみると、今度は「パンッ!」と言って、息子の顔に中身が当たり、「いてーっ!」と言う。ぼくはおかしくて笑いが止まらない。
 (笑い過ぎて目が覚めてしまい、真夜中に一人寝床で笑い続けていました)

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12月2日の夢(110番)

 自宅の窓の外の路上で、何事か中継をしていたテレビクルーの女性キャスターが、突然、窓を乗り越えて部屋の中に入ってきた。ぼくは怒り狂い、彼女の両足を抱え込んで、「住居侵入罪だ。110番して!」と奥に向かって叫ぶ。しかし、なかなか警官が到着しない。ちゃんと誰か110番してくれたのだろうか? ぼくは業を煮やして、女を押さえつけたまま、片手で携帯を受け取り、自分で改めて110番をする。
 いつのまにか、ぼくの押さえていた女はナイフを持った凶暴な男になつていた。ぼくはナイフを奪おうとし、小競り合いになって二人とも血を流す。

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見知らぬ駅

 夜、仕事仲間のOさんと何かのイベントに行ったのだか、食事に行ったのだったか。とにかく、何か不都合があったらしく、そのまま帰ることになってしまった。Oさんは「かえってごめんなさいね」とぼくに謝罪し、先に立って、どんどん駅へ歩いていく。当然二人でいっしょに帰ると思ったのだが、改札口で姿が見えなくなってしまった。
 見回すと、全く知らない路線の駅だ。車道の左と右に上りと下りのホームが分かれている。路面電車の停留所という感じだ。一体、ここは何という駅だろう? おまけに路線図も掲出されていない。そのかわりに、ファイルがあって、一人の男の乗客がそれをぱらぱらめくっている。それを「見せてくれ」というわけにもいかないので、改札の駅員に「小田急の成城学園に行くには、どこで乗り換えるのがいいですか」と尋ねる。駅員は「うーん、個別の話か。難しいなあ」と言ってから、「○○と××で乗り換えかなあ」といかにも自信がなさそう。ぼくはあきらめて「では、タクシーでどこかの山手線の駅に行って、そこから新宿へ出た方がいいでしょうか」と、質問を変えてみる。すると、駅員は急に自信のある声で「いや、それはないでしょう、絵を見てください」と答える。絵? そんなもの、どこにも掲示してないじゃないか。ぼくは「じゃあ、いいです」と言って、腕時計を見る。まだ9時前だから、どんなに時間がかかっても10時半までには家に十分帰れるだろう。
 駅を出て、庭園のようなところを歩いていく。ここは見覚えがある。確か以前、先輩のK編集長とここを通ったことがあったと思い出す。

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11月28日の夢(フレンチレストラン)

(またまた一日遅れのアップです)
 フランスに旅行し、U社長と美味しいと評判のレストランへ行く。入ろうとすると、「順番だから、ここで待て」と言われる。なるほど、順番待ちの長い列ができている。だが、その殆どは団体客で、一度にどっと中に入っていき、ぼくたちもすぐに名前を呼ばれた。名前を呼んだ受付の女性は日本人ではなく、ぼくたちに向かって「早く出たいなら・・・」と言いかける。「早く入りたいなら」の言い違いかもしれないと思いつつ、「『出たい』とはどういうことだ?」と言うと、女性は「出たくないなら、いい」と答える。周りにいる客たちも「それなら、オレ達が先に入るぞ」と殺気立った様子なので、慌てて二人で玄関を入る。
 と、向こうは日本の伝統的な築地塀が両側に続く、細く長い道だ。その道を必死で歩いていくと、ようやく古い日本建築のようなレストランの本館が見えてくる。
 店に入ると、ロビーはおそろしく天井が低い。頭を下げて、お辞儀をしないと通れないよう、天井を低くしてあるのだという。歩いていくにつれて、天井はどんどん低くなり、ついには寝転がっても頭がつかえてしまうほどになる。進退窮まっていると、初老の男がバスケットボールくらいの玉を持って、にこやかに現れた。「これをごろごろ転がしていくと、天井がボールの高さの分、上がるんですよ」。本当だ。これなら楽に入れる。途中で道草を食おうとするU社長を急かして、ぼくらはやっとレジのところまでたどり着く。二人分7000円のメニューを選ぶ。なんと、前金で払えと言われる。

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11月27日の夢(心理学の催し)

心理学の催しがあり、出番を待っている。いよいよぼくの順番になり、前に出て、女性心理学者の質問を受ける。ぼくは彼女に、いかに自分の父親がいやなやつだったかを、切々と語る。興奮のあまり、舌がもつれてくる。観客席の後ろの方ではその父も見ているはずなのだ。そこへ、傍らの楽屋の方から、父の従兄の画家Sが現れた。ぼくは彼に「ごぶさたしています」と挨拶をする。

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