7月13日の夢(靴が生える)

 会社で残業している。もう八時好きなので退社することにする。同僚たちはまだ皆残業中だ。同僚の女性が「早く帰れていいね」と言う。それには答えず、会社の玄関で靴を探すが無い。しかたなく靴下のままで外に出る。交差点を渡ろうとして、ふと足元を見ると、左足だけ白い靴をはいている。靴が足に生えたのだと思う。
 ぼくの主人の家に行く。小さな一間だけの家だ。若い主人とその妻、それに居候の男がいる。主人は居候の男に「まあ、その穴場へ座れ」と言う。丸いちゃぶ台と玄関の間のスペースに座りなさい、ということらしい。ぼくはその様子を傍観しているが、その居候の男はぼく自身のような気がしてくる。

カテゴリー: | コメントする

7月11日の夢(異星へ)

宇宙船に乗って、みんなで地球を飛び立つ。滑走路は普通の住宅地の未舗装の坂道だ。宇宙船はポンコツ車のように、坂道をごとごと跳ねながら離陸する。これで飛び立てるのかと不安だったが、いつのまにか眼下に地上が見える。
異星へ着いた。同僚がハッチを開ける。同時にぼくは電子銃を構えて油断なく飛び降りる。それを見て、同僚たちは「そんなことしなくてもいい」と、ぼくをたしなめる。確かに危険はないようだ。白い菊の花束を持った中年の女性たちが、声もなく行ったり来たりしている。全員がクローンのように同じ顔だ。あたりは夜のように暗い。
場面が変わり、ぼくは展望台から外を覗いている。360度の素晴らしいパノラマがフルカラーで広がっている。右端には麓から頂上まで真っ白に輝くなだらかな山が2つ見えるので、同僚の詩人Aさんにそれを告げる。彼はぼくに「地球に戻ろう」と言う。振り返ると、そこは地球に戻るための駅の切符売り場だった。

カテゴリー: | コメントする

7月10日の夢(狭い新居)

 代々木八幡あたりの新居に引っ越した。女友達と赤ちゃんもいっしょだ。狭い部屋の真ん中にベッドを置く。壁にはテレビ。ベッドと壁との間に正体不明の機械が稼働している。テレビの音をリモコンで消そうとするが、完全には消すことができない。もしかして、このリモコンは正体不明の機械のためのもので、テレビのものではないのかもしれない。部屋は狭すぎて、ドアを開けて外に出ないと、服を着替えるスペースもない。そのことで愚痴ると女友達に「そんなに辛かったらやめてもいいのよ」と言われてしまう。

カテゴリー: | コメントする

7月5日の夢(クリニック)

 クリニックに行く。玄関を入ると、今改築中らしく、工事中の家の中の細い通路が中庭をはさんだ別棟まで、曲がりくねって続いている。ほかに三人ほど男女の患者がいて、どんどん通路を進んでいくので、ぼくも後に続く。白いカーテンをくぐり、さまざまな部屋を通り抜け、コの字型に曲がってやっと受付にたどりつく。受付には女性が二人。ぼくは診察券を忘れてきたことに気づく。受付の女性はボードにはさんだ問診票に改めて書き込むように求める。最初の質問は「症状はどのくらいの頻度で現れるか」というものだ。ぼくは「しょっちゅう」と書き込む。

カテゴリー: | コメントする

7月2日の夢(押入れの中のO氏)

 編集委員のN氏が某詩人団体の月めくりカレンダーを作った。それを複写して簡略化したものを、S誌の広告として掲載したいと言ってきた。部屋の壁に、そのカレンダーがべたべたと幾つも貼ってあり、鉛筆で簡略化するために割愛するところ、残すところがチェックしてある。カレンダーと一緒にN氏のフォーマルなスーツやカジュアルなジャケットも壁いっぱいに沢山つりさげられている。
 突然、編集委員のO氏が「ちょっとちょっと」とぼくを呼び、隣室の押入れの下段に潜りこんだ。彼は巨体なので、まるで頭隠して尻隠さずの状態だ。ぼくは彼に「服を汚しちゃったんでしょ」と、子供に尋ねるようにして声をかける。彼は「そうなんだよ。Nさんから服を借りたいんだ」と答える。ぼくは「いや、ぼくも汚しちゃったんだよ」と言って、彼を慰める。それはそうと、もう夕方の5時だ。銀座のヤマハに6時に行って、そのまま直帰したいと思う。

カテゴリー: | コメントする

6月30日の夢(詩の連載)

 生活の党のO代表の肝いりで、何かに詩の連載をすることに決まったものの、ちっともゴーがかからない。彼の気の変わらないうちにさっさと書き出してしまおうと思う。あの人はすぐにみんな忘れてしまったように、全く違うことをやろうと言いだす人だから。

カテゴリー: | コメントする

6月29日の夢(沸騰した鍋)

 夜に帰宅して、台所で鍋にお湯を張る。今10時半だ。お湯が沸騰したので、中にブロッコリーを入れて茹でる。足元に何かが当たったので、見ると袋に入ったパイナップルがごろんと転がっている。

カテゴリー: | コメントする

6月28日の夢(会社の最後の日)

 駅のエスカレーターに乗る。短い距離だが、ものすごいハイスピード。なぜか右足が変な形に宙に浮いてしまい、エスカレーターを降りた後もうまく歩けない。携帯に切符を読み込んであり、それをかざして改札を通過しようとする。ところが右手に持っていたのは、単なるボロ紙だ。もしかして、そこに切符が印刷されていないかと、念のために皺を伸ばしてみるが何もない。
 今日はぼくの会社の「最後の日」だ。みんなでカラオケパーティーを開いて、お別れ会をするという。会場には三つの入り口があり、そのうちただ一つの「正しい入り口」から入らなければ、参加することはできないのだ。
 ぼくは正しい入り口から入ることができた。ビルの地下にある小さなお店だと思ったのに、中は温泉の大浴場になっている。その湯船は港のように大きい。みんながぼくに声をかけてきたので、景色に見とれるのをやめて、海のような湯船が見渡せる石造りの椅子に座る。カラオケをやっている人たちははるか遠くで、声も小さくしか聞こえない。そういえばぼくは楽譜を忘れてきた。でも、あそこまで行けば、きっとカラオケのマシンがあり、その画面に歌詞が出てくるだろう。ふと隣の男性の顔を見ると、それはぼくより早く会社を辞めた先輩のUカメラマンだった。

カテゴリー: | コメントする

6月25日の夢(フクロウ型計算機)

 フクロウの形をした計算機で計算している。しかし、それが表示している数値は小さすぎる。絶対、こんな数値になるはずはないと思う。何度計算し直しても変だ。
 テレビの台の下から炎が上がる。ぼくは叫び声を上げるが、母も祖母も「あ、本当だ」と言って、見ているだけ。ぼくは「早く水をかけなきゃ」と叫ぶ。

カテゴリー: | コメントする

6月19日の夢(試写室)

 映画の試写室にいる。一本観終わって、休憩中である。ぼくは最前列に座っている。左隣の外国人の男性が「ぼくはエキストラに呼ばれているんだ」と言って、ぼくにバイバイと手を振りながら、席を立つ。ぼくは羨ましいなと思う。そのさらに左隣にいた男たちが彼の席を占領しようと手を伸ばすので、ぼくは彼らの邪魔をして、その席を守る。
 席を立ってロビーに出ると、廊下に座って立ち話していたさっきの男性や映画監督たちと行き会う。監督はぼくに声をかけ、「もう少しエキストラがほしいんだ。きみもあの監督と一緒に出てくれないか」と言う。そういえば有名な映画監督が試写室に来ていた。ぼくは早速戻って、その監督に伝える。彼は「いいけど、ちょっと待って」と言って、階段を降り、右手の方に行ってしまう。それは渋谷駅の井の頭線に続く階段だ。ぼくは階段の上で待ち続けるが、いつまだ待っても彼は帰ってこない。
 知り合いの女性がやってきて、「あなたと私の心と体が互いに入れ替わっていましたね」と、ぼくに言う。

カテゴリー: | コメントする