6月6日の夢(女友達の家)

 四谷近くの総武線の線路沿いの高級住宅地に女友達の新居ができたという。約束なしに訪ねる。緑豊かな道を近づいていくと、生垣に閉ざされた大きな家がある。見覚えがある。ぼくが昔、この家の女性にストーカーしたか、取材に来たかしたことがあるのだろう。その家の通用口の扉が内部からぴくりと、今にも開きそうに動いた。
 女友達の家はその隣に建つ二階家だ。2階のガラス張りの部屋に女友達が立っていて、ぼくを認めて「おっ」という顔をする。少しうれしそうだ。だが、玄関の前に眼鏡をかけた中年の女性が立っていて、今にも入ろうとしている。彼女の友達なのだろう。ぼくは反射的にそこから戻ろうとするが、思い返して様子をうかがう。

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