5月18日の夢(満員バス)

 女性作家RさんのおつれあいのM氏が何かの検定を受けるというので、ぼくもおつきあいすることにする。朝、彼らの家に検定に出すための答案を書きに行く。書いているうち、ぼくはお腹が減り、一人だけ部屋の外に出て、食事をする。ちゃんとしたダイニング・キッチンがあり、ゆったりとした間取りだ。部屋に戻り、さらに答案を書く。意外に簡単だ。途中、ぼくは何度か部屋の外に出るが、出るたびに新しい部屋が目に入る。立派な書斎や、Mの音楽室、夫婦の寝室・・・。不思議だ。見るたびに、この家は部屋が増えて、拡大していくようだ。なんて大きな家だろう。
 夕方、書き終わった答案を持って、バスで検定会場に行くことにする。バス停のある通りまでは崖道を通る。崖と道の間に穴があいていて、足をすべらせたら落っこちてしまいそうだ。しかも、バス停まではすごい行列だ。どんどん走り下りて、ようやくバス停に着いた。
 向こうからバスがやってきた。やれやれと、乗ろうとすると、運転手から「満員なので、もう乗れません」と宣告される。ええーっ、もうこの後のバスはない。最後の瞬間に、検定通過の途をぼくは断たれてしまった。

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