ジャックと豆の木

「豆の木」の苗をもらった。豆の木なんていらないという人の分もあって2本もらってきた。直径5センチぐらいの豆がぱかっと割れてそこから芽がでる。『ジャックと豆の木』の豆である。ブラックビーンまたはカスタノスペルマム、オーストラリアビーンズともいう。ちょっと楽しそうなので、mizunoさんにいらない?って聞いたらいらないって言われた。どうしてかというと過去に育てたことがあって、あっという間に大きくなって困ったそうで・・・・でそのことを書いた『ペッパーランド』25号を読ませてもらった。「3、4年のうちに梢の先の葉っぱがそろそろ天井に届きかねない。後悔しても追っ付かない。枝は細かく垂れて大きな葉はウルシの木のように互生。恐竜の首が四方八方に垂れている感じのその木は、本来は常緑喬木でもあろうかと、下から見上げる。勝手にタランタランザウルスの木などと呼んでいる。なぜか太古の雰囲気を漂わせる妖しさがあるのだ」ここまで読んだら絶対育てたくなる。拒否された豆の木たちよ。まかしておくれと言いたいとこだ。ところでこのエッセイにも書かれていたが、「木にも種類によって個別の生理があり」とある。そうなんだなあ。個々の植物の存在感というか、昼間はいいのだが、夜になって人間が家に閉じこもる時間帯になると、植物はがぜん力を発揮しはじめるのかどうか、襲いかかられるというか(ちょっと違うなあ)ひややかに見られているような、そんな感覚になってしまう。自分ちの畑にも暗くなったら何か恐いというか恥ずかしくて入っていけない。変な話だけど。それでいて、せっせと花やら野菜やら木の世話をするのが好きなのである。すくすくのびるユーカリの木なんてみてるだけで楽しいのである。

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