ホトトギス、鳴き始める。

早朝の散歩の際、ホトトギスの声を聞いた。私にとっては今年初めて、これを聞くと、ああ夏が来たなあと感じます。このところ夏日になることが多く、今日も夏の暑さでいよいよ夏の到来と思うのですが、湿度が高いので爽やかな感じはしません。
このところ鳴く鳥の声も増えてきて、もうすっかり歌も上手になったウグイスのほか、よく声を響かせるコジュケイも時には子ども連れの姿を現したりします。シジュウカラもチーペチーペと電線に止まって盛んに囀り続けます。春にはよく見かけていたメジロはかえって見られなくなりました。巣の中で抱卵の最中でしょうか。山中の高く鋭い声の持ち主はどうもガビチョウのようで、これは中国でよく飼われている鳥が渡ってきたらしい外来種で、大体において外来種は強く、生態系を脅かす原因になっているのであまり歓迎できないのです。
先月の台峯歩きの日は雨で、今月の第3日曜日も予報によれば雨になるかもしれないので、その代りに簡単に今の様子を書きました。わが家の植木鉢で、ほとんど枯れそうでいて毎年何とか少しだけ蔓を伸ばしていたものの花など咲かせなかったテッセンが、今年はぐんぐん伸びて蕾をつけ、昨日白い花を一輪咲かせました。今朝、その花の中に青いものが見えるので覗き込むと、生まれたばかりのような小さなバッタが止まっていました。命は、死なないで生き続けていればいつかはこんな風に
花を咲かせる時もあるのだろうか。今年はちょっといいことがあるのでは…と勝手に思ったりしてます。

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