something2+AUBE 朗読会

鈴木ユリイカさんが編集・発行している『something』の2号が発刊され、『AUBE』の会と合同の朗読会への誘いがあったので、その2号には私も書かせていただいたので出席した。
昨日の夕方から、場所は明治神宮前の、とあるビルのスタジオ。
『AUBE』の人たちとは初めてであり、『something』の2号の執筆者も出席した人では山本楡美子さんのほかは面識がなかったけれども、皆いい詩を書く気持ちのいい人たちで、大変刺激され愉しい夕べを過ごすことができた。
『AUBE』はときどきもらっていたので、その活動は知っていたが、月に2回「世界の名詩を朗読する」企画が、ほとんど欠けることなく15年も続けられていたことを知り感嘆した。そのほかに会員それぞれの作品の朗読もあるのである。それがこの日297回目であるという。その選択や構想や準備はすべてユリイカさん1人ということを聞き、その情熱と尽力に舌を巻いた。もちろんテープ録音その他の仕事でずっと支えてこられた裏方のお友達がいらしたから続いたのであるけれども。
この日も両詩誌の作品全ての朗読がなされた。出席者は本人、欠席者は誰かが代読して、それを全てテープにとり、各人に送付するとのこと。それで休むことなく次々と朗読が続き、それに対するユリイカさんのちょっとしたコメントなどで2時間たっぷり、緊張し充実した時間であった。新潟、長岡、福岡から駆けつけた人もあって、全国的な広がりも感じた。2号の発行所の書肆侃侃房は福岡で、社主の田島安江さんも出席していたが、私も福岡出身ということから互いに親しみを感じて話をした。ネットの時代、出版業も少しずつ様変わりしているのだなあ。
会が終わってから、楽しみの食事は近くのそれほど高くなくておいしい中華の店に案内してもらって歓談し、滅多に来ることのない表参道の洒落た夜の街並みをほろ酔い加減で少しばかり楽しんだ。
ユリイカさん、AUBEの皆様ありがとうございました。

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