6月24日の夢(路面電車)

 ピアニストのSさんと待ち合わせ、帰宅のサラリーマンでごったがえす埠頭のような場所から2両編成の路面電車に乗る。だが、乗ったときはもう、ぼく一人になっている。
 持っているのは指定券だが、それは習字に使う半紙の大きさで、よれよれの二枚綴りの紙だ。決められた停留所の決められたドアから乗り、指定されて席を探すが、一体チケットのどこに席の番号が書いてあるのだろう。二ケタの数字がチケット中に書いてあって、どれがそうなのか分からない。二枚綴りの一方はチケットの見方の説明書らしいが、それ自体がちんぷんかんぷんだ。車内をうろうろしながら、ぼくは乗客たちに助けを求めるが、誰も答を教えてくれない。

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6月19日の夢(2人部屋)

 ぼくのオフィスは二人部屋である。室内には放送でアナウンスが流れている。夕方になり、体が辛くなり、もう帰ろうと思い、隣の同僚に「お疲れさま」と言って、帰ろうとする。その瞬間、放送だと思っていたのは、隣の同僚がぼくに話しかけていたのだと、気づく。このままここにいた方がよいと思い、帰宅を中止する。

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6月18日の夢(ワルシャワ労働歌)

 自宅にいると、大音量でワルシャワ労働歌が聞こえてきた。窓から見ると、1台の車が止まっていて、大人二人、子供二人の4人家族が、集会の様子を録音したテープを、スピーカーで流しているのだった。その周りをとりまいてばらばらと大人や子供たちが立ち、まるでミニ集会のような感じだ。

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6月17日の夢(金属製の太鼓)

 道路の真ん中で男性が楽しそうに金属製の太鼓をたたいている。それに合わせて、ぼくは玄関に置いてある金属製の米櫃を棒でたたく。だが、男性が近づいてくると、恥ずかしくなり、やめてしまう。

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6月15日の夢(滴の降るトイレ)

 トイレで用を足そうとすると、ヒヤリと冷たい。天井から滴が落ちてくるのだ。便器は三個あって、左と右の便器の上に滴が落ちてくる。真ん中には落ちてこない。だが、ぼくは左の便器で濡れながら用を足すことにする。

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6月9日の夢(吉増さんのインタビュー)

 詩人の吉増剛造さんを昨日に続きインタビューする予定だ。ホテルの部屋で同僚のTくんが「さあ、そろそろ行こう」とぼくを急かす。もう約束の時間が迫っている。ぼくは「待ってくれ。薬がないんだ」と言い、カバンの中身を全部ぶちまけて常備薬を探す。だが、そこにあるのはぼくのではない錠剤ばかり。なぜこんなものがここにあるのだろう? Tくんもそうやって薬を探したからだろうか。ぼくは薬を探すのをあきらめ、「よし行こう」と言って玄関へ歩き出すが、自分の姿を見ると、アンダーシャツとパンツ姿だ。おまけに吉増さんが何号室に泊まっているのかも聞きそびれた。

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6月8日の夢(桑田さん)

 医院の待合室にいると、サザンの桑田さんから電話だ。これからそっちへ行きたいと言う。クリニックの場所を教え、入り口を気にしながら待っていると、サングラスをかけた彼が現れた。片手を大きく上げて合図する。彼も片手を軽くあげて目配せする。ふたりで並んで座れる席はなさそうだ。持っている本に目を落として読書するふりをしていると、彼が背後に立った気がする。

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6月5日の夢(劇中劇)

 ぼくの部屋なのだが、観客たちが座っていて、部屋の一角が舞台になっている。ぼくはズボンを脱いで、それを折りたたみながら舞台を見ている。
 舞台に近所のおばさんが二人登場。「ここならできそうだよ」と言って、コントを始める。一人のおばさんが「この街の地下には死んだ人が住んでいる。ほら〇〇ちゃんが……」とセリフを言うと、死んだはずの〇〇ちゃんがランドセルを背負って、部屋の中に現れる。

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6月6日の夢(インタビュー)

 Y社銀座店のK店長に、歴史の趣味の話でインタビューしようと、ジャズ喫茶に行く。ソファーに座ったK氏と店の主人と、さあインタビューを始めようとしたとたん、レコーダーを忘れてきたことに気づく。店主に「この近くにレコーダーを売っている店を知りませんか」と尋ねると、「ありますよ。〇〇に買ってきてもらおう」と言って、若い従業員に言いつけてくれる。
 彼が帰るのを待つ間、店主は以前ぼくが来店したときの動画を再生してくれる。名前だけでなく、帽子などの特徴からたちどころに来店客を割り出して、以前の動画を検索できるのだという。でも、その検索システムは紙のカードでできていて、そこに付箋が張ってあり、アナログである。動画にはぼくがパーティーで、顔にいろんなものをぶつけられてキャーキャー言って楽しんでいる様子が映し出される。てっきり初来店だと思ったのに、こんな過去があったのだ。
 そのとき、壁のドアが開いて、奥から長門博之氏が一瞬顔を出し、すぐ引っ込む。ぼくは「あっ、長門さんだ」と言う。
 そういえばカメラも持ってこなかったが、Kさんなんだからまあいいや、と思う。

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6月4日の夢(詩の専門書店)

 ビルの2階にある本屋さんに行く。そこは詩の本の専門店のはずだ。ぼくのほかに客はおらず、詩の専門出版社の社長と若い男性社員がいる。ぼくは彼らに気づかないふりをして、本をひとしきり探すふりをしてから、挨拶しようと近づくが、それは別人だった。本屋はもう閉店するのだろうか。書棚はがらがらで、床には本が散らばっている。階下に降り、ビルの玄関でぼくはゴミを不法投棄しようとする。金属の縁のついた布の袋だ。だが、思い直してまたそれをカバンに入れ、ぼくはそこを立ち去る。

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