2月11日の夢(電車)

 駅の構内。停車している電車のすぐ前を横切ると、すぐに電車が動き出したのでびっくりする。だが、電車は発車したわけではなく、前・右・前と鍵の手に動いて、駅の壁に向き合ってまた停車した。何十年も前の電車のような、四角張った一両だけの車体である。
 電車で飯田橋に行く予定だったが、本に夢中になっていて、ふとホームの駅名表示を見る。浅草橋だ。乗り越してしまった。

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2月9日の夢(手術)

 泌尿器科に行くと、女医さんが「手術の必要があります。でも手術ができるのは今日しかありません」と言う。ほかの男性患者と三人で手術の順番を待つことにする。だが、待てど暮らせど順番が来ない。待合室を覗くと、今日に限って患者が満員で、女医の手が空かないのだ。「トイレに行っておいた方がよいでしょうか」と尋ねるが、「そうね」と女医は気のない返事しかしない。自分の判断でトイレへ行くことにし、トイレのドアを開ける。
 トイレの中は真ん中に大きな穴があり、全体が灰色の石臼のような感じ。床は汚いが、スリッパがないので、裸足のままで入る。およそトイレらしくないけれど、ここはトイレなのだからと、石臼の外側に用を足し始める。すると、真ん中の穴の底に痩せた老人が現れる。穴はほぼ人の身長の深さなので、ちょうど真ん中の禿げた頭だけが、床から顔を出す。ぼくは彼の頭におしっこがかからないように苦労する。
 トイレから戻ると、待ち時間が長いので、食事が出されていた。しかし、ぼくは運悪く、食べ逃してしまった。いつのまにか他の男たちは手術を終えたようだが、日が暮れて夜が来ても、ぼくだけは忘れられたみたいに待ち続ける。いったんクリニックを離れ、帰ってきてみると、シャッターを下ろした商店街の一角に、手術用のベッドがセットされている。だが、女医も看護師もいない。戻ってきたぼくを見て、誰かが彼らを呼びに行ってくれる。もう夜の十時だ。半分あきらめかけている。すると、夜の車道を、女医と看護師たちが点滴や手術道具を持って、ぼくに向かって走ってくるのが見える。
 

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2月3日の夢(黄色い女性)

ぼくの隣に全身黄色の女性がいて、ぼくに「ドラムを叩きなさい」と言う。ぼくはドラムセットを買い、早速練習を始める。すると詩人の新川和江さんがやってきて、「そんな叩き方ではいけない。ちゃんと彼女のようにやりなさい」と、ぼくを叱る。

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1月27日の夢(湯気の立つ話)

 お風呂場に三つの浴槽があり、それぞれに男性二人と女性一人が入っている。女性一人は先日故郷へ帰ったぼくの知人だが、もう帰ってきたらしい。彼らは一人ずつ話をする。男性二人のときは何も起こらなかったが、女性が話すと、浴槽からもうもうとすごい湯気が立つ。もう新しい仕事も決まったらしい。

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1月26日の夢(満員風呂)

 共同風呂に入らなくてはいけない。ぼくは他人に裸を見られるのが嫌いなので、みんなが入ったのを見届けてから、ゆっくりと脱衣し、片手にバスタオル、片手で下腹を隠しながら湯船に向かう。途中でうっかり緑のセーターを湯船に落として、ずぶ濡れにしてしまった。湯船は男の子たちがいっぱいで、仕切りでいくつもの四角形に仕切られている。空いているのは一つの仕切りの中だけで、そこにも既に一人の男の子が入っている。母親に手を引かれた別の男の子がそこへ入るつもりだったようだが、ぼくの方が先にそこへ到達する。だが、スペースが狭すぎて、座ってお湯につかることができない。ぼくは立ったまま、下半身だけをお湯で温める。そして、お湯にはいろんなものが浮かんで、まるでミネストロープスープにつかっているみたいだ。

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1月25日の夢(海と山で撮影する)

 海での撮影を終え、ぼくたちは山の別荘での撮影のため、車に乗り込む。監督の男性と女性とぼくとの三人のクルーだ。撮影に使う予定の別荘は今日は無人のはずだが、ぼくが二階のベランダに梯子をかけて登ってみると、カーテンの内側に灯火がある。「中に人がいます」というぼくの声に、下から監督が上ってきて、鏡を下からあてがって、カーテンの中を覗き込む。そこへ下で叫び声が上がる。この家の主婦らしい白人の初老の女性が英語で「あんたたち、何をしてるの」と叫ぶ。ぼくは慌てて下に降り、女性に怪しい者ではないことを説明する。スタッフの女性は機転を利かして、鞄からお茶の道具を取り出し、女性においしいお茶を勧める。

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1月24日の夢(下着のゴムが切れる)

 若い女性たち三人と部屋にいると、ぼくの腰でブチっという音がする。股引のゴムが切れてしまったのだ。ぼくが慌てて衝立の陰で、ズボンを下ろしていると、女性たちが「きゃっ」と叫んで部屋の外へ逃げ出す。「ズボンのベルトが切れてしまって」とぼくが言うと、みんな安心して戻ってきた。

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1月20日の夢(顔を傷つける)

 ぼくは自分がマネージメントしている若い男性タレントの顔に、ナイフで薄く傷をつけていく。横に平行に何本も傷をつけ、それから縦に……。タレントは「多分、血は出ないと思いますが、その時は……」と言う。ぼくは「うん。手当をしていいから」と答えながら、ナイフを動かし続ける。

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1月19日の夢(引っ越し)

 会社が引っ越しをするというので、荷物を運ぶための段ボールが届くのをみんなで待っている。しかし、一向に届かず、手持無沙汰のまま夜になってしまった。運送屋の人が遅れを謝りに来たが、依然として届かないまま、夜の十時過ぎになってしまう。今夜は遅くなると自宅に電話しようとするが、ケータイのネジが外れて、かけられない。デスクの上の固定電話もなぜか使えない。隣の部屋に行くが、うっかり部外秘の書類を持ち出してしまった。悟られないよう、隠すようにしてデスクに置く。

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1月18日の夢(中国人と争う)

 混みあった食堂。まるで満員電車の車内のようだ。中国人らしい二人組が母国語で会話している。ぼくの隣には学生時代の友人Hがいる。Hは二人が日本語を分からないと思って、露骨に二人の悪口を言う。ぼくは「聞こえるよ」と制止するが、Hは悪口をやめない。たちまち激昂した二人にHは飛びかかられる。ぼくらは人波の中に逃げ込み、なんとか逃げおおせる。
 別の食堂に入りなおす。だが、この店は最初から不穏な感じだ。Hはぼくより先に店に入ったはずなのに、見当たらない。店の周囲には地面に棘のようなものが一面に刺してあり、逃げられそうにない。ぼくは別の席に移るように店員から指示される。そのためには空中ブランコのように、高いところから飛び移らなければならないが、なんとかうまく着地する。だが、やってきた中国人の女店員がとても不穏な雰囲気だ。これでは食事なんかできそうもない。

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