6月27日の夢(岐阜行きの電車)

 一人で船に乗って、島へ渡る。港に着いて降りようとすると、脱いだ靴が見つからない。皆に探してもらうが、どこにもない。ありあわせの靴をはこうと思うが、あるのは女性用のパンプスで、しかも小さくてぼくの足は入らない。しかたなく黒いスリッパをはいて、島に上陸する。
 詩人のA氏と連れ立って、帰りの電車を待つ。故郷の名古屋・覚王山の交差点が待合室になっていて、椅子が沢山並んでいる。無言で座っていると、すぐ隣にいたA氏が黙って、別の席に移る。ぼくが黙っているから、気分を害したのだろうか。
 彼が立ちあがったので、急いで後を追う。ホームに入ってきた電車に乗る。乗ってから、これは岐阜行きだったことに気づく。所沢に帰る彼にはいいが、ぼくには反対方向だ。だが、まあいいか。
 ホームの上を真っ白い服を着た、白い平たい顔の女性が走ってきて、電車の窓をとんとん叩き、運転手に「止めてくれ」と合図する。荷物を社内に置いたまま、トイレに行っていたのだろう。運転手は電車を停め、女性は乗り込んで、ぼくの前の席でうれし涙に暮れる。

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6月20日の夢(バスルーム)

 部屋の奥からぼくを「もういいよ」と呼ぶ娘の小さな声が聞こえる。ぼくはバスルームに入っていく。ぼくと娘は探偵ごっこをしているのだと思う。そこが殺人事件の現場なのだ。懐中電灯を手にして、ぼくより前を女性が進んでいく。バスルームの床にはタールのような真っ黒い液体が流れている。そして、娘ではなく、黒っぽく汚れた男がうずくまっているのを発見する。ぼくは女性に代わって、自分がリーダーシップをとりたいと思うが、成行き上二人の後ろから見守るばかりだ。

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6月18日の夢(キャベツラーメン)

 夜、部屋の中でキャベツラーメンを食べる。キャベツの大きな葉っぱが何枚も入っているのだが、これが予想外に美味い。連れの女性は隣で別のものを食べている。夜遅くなのに、窓の外を大勢の男子高校生たちが通って行く話し声がする。

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6月17日の夢(神の小鳥)

 左側に右を少しだけ開けたすりガラスの窓がある。そこからムクドリより少し大きめのグレイの小鳥が飛び込んできた。ぼくの部屋には壁際に、左に神棚が、右に少し大きめの六角形の厨子がある。鳥はまず神棚の中に入り、次に厨子に入って、ぼくの方へ首を出した。ぼくは「ほら、また鳥が入ってきた。こんにちは」と、鳥に挨拶をする。鳥は再び窓に向かうが、すりガラスにぶつかって、外へ出られないまま、羽ばたいている。

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6月13日の夢(あっさり系)

 オフィスでデスクの席についたまま、みんなで企画会議をしている。デスクは向かい合わせに二列に並んでいるが、真ん中に書類棚があって、互いに目隠しになっている。だから、相手の顔が見えないままの会議だ。みんな社長の意見にへつらっているが、ぼくひとりだけ公然とそれに反対したので、除け者にされてしまう。
 昼食の時間になった。仕出しの弁当を開ける。玄関に味噌汁の椀を取りにいく。片手ではさみつけるように椀を持つと、どこかから味噌汁がこぼれ始め、席に戻ったときにはもう一滴も残っていない。
 Sが石段の上のレストランに入っていく。ぼくは彼を追いかけて石段を駆け上がり、店員に「ぼくのつれはどこ?」と尋ねる。彼はぼくから見えない左奥の方を無言で指さす。そして、「これが要るよ」と、ポケットのあたりをポンと叩く。ぼくはわかったというふうに、ポケットから千円札を一枚出して、店員に渡す。Sが「あっさり系の定食」とオーダーするのが聞こえる。ぼくは店員に「ぼくもあっさり系」とオーダーする。

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6月11日の夢(靴がない)

 燕尾服やドレスを着た正装の男女がビルの中に集まっている。社交場なのだろう。ぼくも靴を脱いで仲間に加わる。帰ろうとして、靴をどこに置いたか分からない。係員に聞くと、それぞれの階の裏に靴置場があるという。最上階から1フロアずつ靴の山を見ていくが、ぼくの靴は見当たらない。しかたがないので、別のビルの靴屋に行き、ぼくの足に合った靴を探すが、やはり見つからない。また元のビルに戻り、遊んでから帰ろうとする。やっぱり靴がない。嵐の後で、床に水が流れている。

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6月6日の夢(動く絵)

 会社のオフィス。明るい大きな洞窟を利用した広々とした空間に、多くのデスクが置かれている。ぼくが外出から戻ると、壁にもともと沢山貼ってあった絵画の上に、新しいカラフルな絵が何枚も貼られている。ぼくの友人のイラストレーターが貼っていったらしい。しかも、よく見ると、どの絵も描かれた動物や人物、風景などが動いており、刻々と変化している。テーブルにも沢山の人形が置かれており、これらもすべて動いている。ある人形は隣の人形を蹴落とそうとして、自分も一緒に墜落してしまう。見ていて、ものすごく楽しい。床には猫がいて、ぼくにお腹を見せて、撫でてくれという様子。こわごわ手を伸ばして、頭を撫でてやる。一段高い自分のデスクに戻ると、その上も楽しい本や雑誌でいっぱいだ。そこからオフィス全体が見渡せる。みんなぼくの友人が仕組んでくれた、動く絵や人形を楽しんでいる。漫画家のNさんが様子を見に来て、にこにこしているのが見える。きっとこれらを指示したのは彼女なのだろう。ぼくのデスクの隣には初老のおじさんが座っていて、ぼくのデスクの上を覗き込む。ぼくは雑誌の付録の黄金色のタオルを見せ、「この色のタオルを持っていると、お金がたまりますよ」と言う。

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6月5日の夢(パーキンソン病)

 医者に行く。後からH氏とAさんが来る。二人はパーキンソン病らしい。ぼくが代金を払っていると、医者は「今日の診察はこの二人で終わりだ」と言う。

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6月4日の夢(作品集)

 Tさんと二人で研究会の作品集のようなものを読んでいる。ぼくらとは関係のない他の詩人の作品を集めたもので、かなり分厚い。Tさんが「よかった?」と訊くので、「いや、上手いんだけれど、冗談みたいな作品なんだよね」と答える。Tさんと二人で一篇ずつ交互に朗読する。だんだん白熱してきて、「〇〇という作品がよかった!」とTさんが言う。ぼくは慌てて手元の作品集をめくるが、どこにその作品があるのか分からない。

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6月3日の夢(発表会)

 ホテルに泊まっている。連泊のはずなのに、部屋を追い出される。みるみる他の部屋はお客で埋まっていき、ぼくは居場所を失う。おまけに連れの女性も現れない。もう夜の9時になろうというのに。
 そうだ。9時からはぼくの作品の発表会があるのだ。ぼくは急いで作品を組み立てていく。作品番号一番、二番、3番……。だが、そこでパーツが一つ足りなくなる。かたわらに詩人のМ氏がいるので、助けを求めるが協力してくれない。「これ借りていい?」と、強引に足りないパーツを横取りする。それでも、まだまだ作業が終わらない。なんとか時間前に完成させなくては。

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