10月10日の夢(大学で)

 大学で講義を受けている。ぼくは教室の後ろの方で、机を逆向きにして、教授に背を向けて座っていたが、休憩の後で机を元に戻し、前を向いて座りなおす。

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10月8日の夢(長い坂)

 六本木の坂道を登っている。目を上げると、急な長い坂が続いている。果てしなくまっすぐに続く、赤い色をした坂道だ。ようやく坂の上に着いたが、誰かの郵便物を坂の下から持ってきてしまってきたことに気づく。返しに行かなければならないが、その前にまずは食事をしよう。上品なおかみのいる割烹屋を覗く。どこにもメニューが掲示してない。ようやく見つけたお品書きには「昼定食 三千円」とある。とてもそんな贅沢はできないので、また長い下り坂を引き返す。泥が泡状に噴き出して固まったようなぼこぼこした急坂だ。降りる途中で、手にしていたお弁当を落としてしまう。色のついたご飯が地面に零れ落ちたが、もったいないので拾って食べる。ぼくのかたわらで女子高生たちもお弁当を食べている。

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10月7日の夢(黒いコートと茶色のコート)

 ピアニストのSさんの邸宅にいる。邸宅は左右二つの棟に分かれている。右の棟にいたぼくは小さな庭に降り、そこから左の棟を通って、玄関から帰ろうとする。だが、玄関にぼくの靴がない。騒いでいるうち、右の棟に自分で忘れてきたことに気づく。それを取ってきて、再び玄関に戻ると、Sさんの令嬢たちがおめかしをして、どこかへ出かけようとしている。ぼくは礼儀正しく「それでは皆さん、失礼します」と頭を下げるが、令嬢たちは無言でぼくを見つめるばかり。ぼくは何か礼に反することをしたのだろうか。
 東京駅に新幹線で戻ってきた。駅ナカにITという英語学校が開校していて、その従業員の女性たちがしきりに受講を勧める。振り切って先へ進むと、別の英語学校の女性たちがまたぼくを勧誘する。なぜか、ぼくはその英語学校にとどまり、帰ろうとしない。壁の時計が十時半を示している。
 駅のホームに、ぼくは黒いコートと茶色のコート二着を手に持って、立っている。黒いコートが雨で濡れた地面につくので、何度か抱え直すが、そのたびに逆に黒いコートはますます地面について、汚れてしまう。中年の婦人が「あんたは新人だからね」と、そういうぼくをなじる。ぼくはきっとして、「新人だから悪いんですか? じゃあ、阿部首相もですか?」と言い返す。

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10月3日の夢(浜松出張)

 クライアントに原稿を見せるため、浜松に出張することにする。原稿を包装し、スーツに着替える。パンツを持参するのを忘れたため、素肌の上にスーツのズボンをはく。
 新幹線に乗ってから、ポケットを探ると、ぼく個人名義の名刺はあったが、会社の肩書のついた名刺を忘れてきたことに気づく。浜松に着いて、古い寺院のような形をした私設の博物館を、他の団体に混じって見学する。しかし、名刺がなくてはクライアントに挨拶もできないから、出張は中止することにし、駅へ戻るためタクシーに乗る。原稿は東京から郵送することにしよう。

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10月2日の夢(四角くない写真)

 まだ小さな子供である息子が、D社のT専務からカレンダーの大きさのカラー写真のプリントを何枚も預かり、くるくると円筒状に丸めている。それらはカレンダーから破り取った印刷物のように見えるが、一番下にある二、三枚は専務が写真展のために引き伸ばした生写真である。緑色を基調としたそれらが生写真であることに気づかない息子に、ぼくはそのことを指摘する。息子は「ああ、そうか」と言って、びっくりする。生写真に罅や汚れがついてしまったのではないかと心配だ。その写真は四角形ではなく、アメーバーのような不定形をしている。

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10月1日の夢(派手な服)

 ぼくはとても忙しい。どうやら転職したためらしく、服を着替える暇もない。夕方になって、黒と白のストライプの派手な上着を脱ぎ、二階にあったハンガーをこっそり借りて、その上着を掛け、一階の自分の部屋へ持って行く。この上着に合わせるなら、もっと派手なシャツが要るなと思う。

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9月30日の夢(召集令状)

 ぼくに召集令状が来た。ぼくは兵士になるため、バスに乗る。満員になると思っていたのに、ぼく以外には1人しか乗っていない。ぼくは兵士の帽子をかぶっているものの、まだ私服のままだ。バスが停まったところで、降りて制服に着かえようと思う。気づくと帽子を二つかぶっていたので、一つを地面に置く。しかし、この帽子は大きすぎて、ぶかぶかだ。
 着替えのために、元いたビルに戻ろうとするが、間違えて反対方向に歩いていた。気づいて戻る途中、研究会メンバーのY氏に出会う。彼は「意外に制服似合うじゃないですか」と皮肉に言う。変だな。彼の方が年下なのに、なぜぼくが召集されるのだろう。
 着替えてバスに戻る。バスは谷のようなところを進む。道路の両側は兵士でいっぱいだ。右側には高圧鉄塔が並んでいて、それに兵士たちが登って工事をしている。バスに上官らしい兵士が乗ってきて、「人が多すぎて、寝る場所がない。地面で眠れる人はトンネルの中で寝てほしい」と言う。

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9月28日の夢(赤い服の男)

 知り合いの女性が帰宅する際、自宅近くの駅で襲われるという情報をキャッチした。彼女の友人の女性たちとは途中の駅で別れた。ぼく一人、彼女の降車駅まで送り届けることになる。電車のつり革につかまっている彼女の隣に、赤い服の男が立っている。情報では襲撃者も赤い服を着ているとのことだ。緊張して隣の男を見守るが、怪しいそぶりはない。
 駅に着いた。まるで庭園美術館のような豪華で美しい駅だ。香水塔のある広間のあちこちに、男女が三々五々座っておしゃべりをしている。ぼくはじっくりと彼らを観察するが、怪しい人は見当たらない。

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9月25日の夢(穂村さんと話す)

 歌人の穂村弘さんと座談会をしている。ぼくは彼に「穂村さんは川の中を魚のように回遊して、歌を作っている感じがする」と言う。彼はそれを聞いて、黙って笑っている。

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9月24日の夢(天皇に刺さる棘)

 マンションの一階の共同ロビーのようなところで、住民の男性が帰ってくるのを待っている。だが、帰ってきたのはぼくの想像したのとは全く違う、スーツを着たスリムな別の男性だった。しかも、ぼくには目もくれないで、さっさと上に上がっていく。ぼくは「さあ、もう帰らなくては」と言って、立ち上がる。
 ぼくの部屋は大きな二部屋があって、一部屋には壁一面ぐらいの大画面テレビがついている。もう一部屋には大きなお風呂にお湯がたたえられている。お風呂に入りたいけれど、そうするとテレビが見られないなあと思う。
 テレビには天皇が写っている。床を拭き掃除か何かしていて、床から出ていた棘が手に刺さってしまう。黒い線状の傷が手の甲に盛り上がっている。

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