1月28日の夢(決戦)

 決戦の最中だ。ぼくらは圧倒的に劣勢である。戦場は屋外レストランのようなところ。頭の上には真っ青に晴れた空が広がっている。ぼくはテーブルの上の食器や、下にある何でも、手にふれるものすべてを敵に向けて投げつける。だが、一つも相手に命中しない。

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1月26日の夢(タクシー待ち)

 実家のある名古屋に着き、体育館のような広い場所でタクシーを待っている。ぼくの二人前までは次々とタクシーが来たのに、あとは全然来なくなった。携帯がかかってきたり、置き忘れた鞄を取りに行ったりして戻ると、いつの間にか長い行列ができている。ぼくは本当はこの列の先頭だと、みんなに納得してもらうことができるだろうか。

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1月24日の夢(工場と学校)

 新しい工場を建設中だ。目の前にいくつかの灰色の袋が転がっている。その中に工場の環境基準と異なる言葉の入ったものがあるという。ぼくは袋を一つ一つ測定し、ついに基準値違反の袋を突き止める。
 学校取材に行く。運動会か何かの式典があるらしい。私鉄の駅で降りようとして、その学校は別の路線の別の駅にあったことを思い出し、慌てて乗りかえる。だが、その駅に着いたものの、学校がどこにあるのか分からない。どこかに地図がないか探し回るが、見当たらない。

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1月22日の夢(卒業生の演奏会)

 ぼくの在籍する学校の卒業生であるG氏が、在校生にピアニストとしての腕を披露するために来てくれた。二つのクラスがあり、まずは左隣の教室で演奏。いよいよぼくらの教室にG氏が現れた。教室にはアップライトピアノがあるが、彼はそれを使わず、生徒の机の上にまるで紙鍵盤のようにも見えるキーボードを置き、それで演奏した。終わって、屋上に木の椅子を三列ほどに並べ、彼を囲んで記念撮影することになる。みんな遠慮して、なかなか椅子に座らないが、ぼくは年長者なので、さっさとセンター近くの最前列に座る。といって、真ん中はやはりGさんに座ってもらうべきだろう。

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1月20日の夢(薬師丸寛子のインタビュー)

 会社が新社屋に引っ越した。沖縄のような青い海を見下ろす白亜の館だ。1日目は三階のホールのような部屋で朝礼があった。
 2日目は朝礼はないものと思い込み、2階の自席にいると、どうやら3階で朝礼が始まったようだ。慌ててホールに駆けつけ、両開きのドアが開いたままだったので、その入り口のところに隠れるようにして参加する。
 終わって、再び自席に戻る。透明なスーツケースの中に、前回の取材に使った道具がいっぱい入っている。見慣れない不思議な機械ばかりである。1時から3階に女優の薬師丸寛子を呼んで、インタビューなのでその準備を始める。
 1時直前になり、手元のメモを見て、薬師丸のインタビューの場所は社内ではないことに気づく。知らない都営地下鉄の駅の名前がメモに書きこんである。これでは遅刻である。彼女に連絡すれば待っていてもらえるだろう。パソコンで検索するか、固定電話の114で彼女の事務所の電話番号を訊こうと思うが、オフィスにはパソコンも固定電話も見当たらない。慌てて3階に上り、他の社員のパソコンを借りようと思う。前回の連絡ではスケジュールには余裕があると言っていたから、多分大丈夫だろうと楽天的に考える。

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1月8日の夢(雪の日)

 雪が降り積もって、とても寒い。あちこちで車がスリップして立ち往生している。立ち往生している車はみんな軽自動車のようで、車体がぼこぼこになっている。右に曲がくるくるとった路地では、男性の運転する白い軽自動車が苦闘していた。男性が無理にアクセルを踏み込むと、車体は真ん中からちぎれ、前の部分だけが発車してしまった。そしてちぎれた真っ白な車体はゴムのようにまるまり、運転席の男性をまゆのように内部に閉じ込めてしまった。

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12月26日の夢(バーでビールを)

 会社で何もすることがないので、ふらふらと渋谷に出て、丘のてっぺんにあるバーに入る。明らかにゲイと分かる痩せた男がやっているバーだ。カウンターの前に腰かけると「何にしますか」と言われ、ぼくは「ああ、ビール」と答える。彼がグラスについでくれたのは外国製のビールだ。とてもおいしい。
 男が外へ出ていくので、ぼくもついて出て、店の外にある、カフェスタイルのテーブル席につく。そこから中を見ると、食堂のようなテーブル席がいくつも並んでいる。そして、右端にゲイのマスターのいるバーがあり、左端には別の男のマスターのいるバーがある。真ん中は二つの店の共有スペースということらしい。そして、そこにはお年寄りから子供たちまでさまざまな客層の人たちがいる。
 ぼくには見えないが、右側のバーで「忘れ物がありました」というお知らせが紙に書いて掲げられたらしく、左側の店主がそれを声に出して読み上げ、皆に教えている。
 そろそろ会社に戻ろうか。でも昼間からお酒を飲んだのが、顔に出ていないだろうか。それに、ぼくはビールを一杯飲んだのに、不整脈の発作が出ないのはなぜだろうか。実はこれは現実ではなかった。ぼくは芥川賞の受賞作品の中に入って、その登場人物としてここにいるのだということを思い出す。

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12月20日の夢(床屋医師)

 会社で残業してから病院へ行く。かかりつけの医者だが、長く待たされる。同僚が特別に医者に頼んでくれたので、今日は特別の医療が受けられるはずである。随分待った後で、現れたのはいつもとは違う医者だ。およそ表情というもののない医者は一言も発しないまま、ぼくの後ろに腰を下ろすと、ぼくの後頭部の髪をバリバリと切り始めた。特別な医療とは整髪のことであったらしい。
 再び会社に戻る。会社は緑豊かな、細長い半島のような所にある。帰宅するため、同僚の車に乗せてもらう。車は海面から突き出した半島の細い稜線を疾走する。車体よりも狭い道路で、両側は切り立つ崖だ。徒歩でここを歩いたら、バランスを崩してきっと海に転落してしまうだろうと思う。少し広い場所に出ると、対岸に怪獣がいて、それを退治しないと先へ進むことができない。皆でチームを組んで怪獣を攻撃する。怪獣は空気の抜けたアドバルーンのようなもので、なんとなくゲームをしている気分。どうやら怪獣を打ち負かし、ようやく帰宅できそうである。

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12月19日の夢(しゃべる表札)

 表札のような形のものを持って、地下鉄の駅の階段を降りていく。ぼくはその物体に指であちこち触れると、自分の名前を男の声でしゃべるのだということを知っている。その名前は「アグレス・タフ」だ。だが、指で触れてもなぜか、それは音を出さない。ぼくの心の耳にだけ、しわがれた初老の男の声で、それが「アグレス・タフ」と名乗る声が聞こえている。

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12月18日の夢(沖縄の家)

 会社に週一回の出社をする日だ。けれども仕事がなく、皆の共有スペースになっているカウンター席で文庫本を読んでいる。同僚たちが仕事しているのに、気がひける。自分のデスクに戻って、カセットでテープ起こしをしようとするが、だらだらとして、なかなか始められない。左隣の女性との席の間に、人形などの小物を置き、品定めをし合う。右隣の男性もぼくと同じで、週一回の出社らしい。
 会社を早めに切り上げ、自宅のマンションに向かう。都会の大通りにある巨大なマンションだ。信号を渡ると、マンションは工事中でネットに完全におおわれている。おまけに工事のトラックに今にも轢かれそうになる。マンションへの入り口らしい場所から敷地内に入ると、そこは誰もいない巨大なスタジアムだった。客席の一角に商業施設があり、そこがマンションの玄関らしい。
 そこを入ると、景色が一変し、ぼくは沖縄にいた。邸宅があり、そこがぼくの新しい家らしい。中に入って掃除をしていると、玄関で声がする。出てみると、女友達がにこにこ笑っている。「おかえり。よくここが分かったね」と言うと、「迷いながら来た」と答える。奥に三人の女性の黒い人影が見える。お手伝いさんたちらしいが、何か邪悪な感じもする。

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