9月1日の夢(ねじめさんの書斎)

 ねじめさんの家へ行く。階段を上がった二階に奥に広がった大きな書斎があり、何台もベッドが並んでいる。ぼくの持っている掃除道具は箒と塵取り。集めたごみを箒で塵取りに入れようとするが、なかなか入らない。掃除機を借りたいが、ここにはなく、どこかの部屋で掃除機が唸っているのが聞こえる。「使っているんだなあ」とぼくが呟くと、隣にいたH氏が「えっ、えっ?」と言う。床を見ると、薬袋やいろんなゴミが散らかっている。

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8月30日の夢(トイレ掃除)

 ぼくは中学生か高校生。別のクラスと合同で何かの活動をするので、お礼にそのクラスのトイレを掃除することになる。よく知らない女生徒とぼくとが掃除当番に選ばれ、掃除道具を持ってそのクラスに出向く。途中、掃除道具のビニール袋の底にくっついていたらしいぼくの帽子が、はらりと廊下に落ちたのを拾う。
 クラスに着いた。白いワイシャツ姿の男子が廊下との間の窓に猿のように乗っかっていたり、普通の腕白なクラスである。驚いたことに、教室から廊下にちょっと張り出した形で、男子用・女子用の便器が一つずつついている。このクラス専用のトイレがあるのだ。かたわらにビニール袋が二つ、フックに吊り下げられている。自分のクラスから持ってきたビニール袋ではなく、これを掃除に使えばよいと思う。一つの袋には棒状のフライドポテトが、もう一つの袋には割りばしが沢山入っている。いずれも便器の中に必ず落ちているものだ。手にとると、中で汚物のガスが発酵しているのだろうか。パチパチと音を立てて、ポテトチップスや割りばしが間欠的に飛び上がるのが面白い。

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8月29日の夢(荒廃した中央快速)

 ある詩人の作った映画の試写が阿佐ヶ谷であるので、会社の先輩の女性と一緒に、東京駅の一番線から昔懐かしい赤色の中央快速に乗る。彼女は40年以上前に「声に出して読む……」シリーズを企画した編集者だ。二人とも立っていたが、ふと見ると同僚のかたわらにはイケメンの男性二人が寄り添っている。しかも、いつのまに座席に座ってしまい、ぼく一人が吊革にぶら下がっている。
 気がつくと彼らの姿はない。電車の中は座席が外れて床に転がるなど、ひどく荒廃している。乗客のほとんどは汚い床に座り込んでいる。目つきの悪い若くて痩せた女が、体育座りをしたまま、ぼくを遠くから睨んでいるのが薄気味悪い。
 もう中央快速に長い間、乗っている。このあたりの駅から詩人の郷原さんが乗車するのではないだろうか。目の前に座っているのは、もしかしたら清水さんではないだろうか。いやいや、と、ぼくは思い直す。阿佐ヶ谷がこんなに遠いわけがない。電車が今渡った鉄橋は多摩川ではないだろうか。車内アナウンスが「いなりながやー」と駅名呼称する。聞いたことがない駅だ。引き返した方がいい。腕時計を見ると、まだ10時半だ。開映までにはまだ十分、時間がある。

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8月28日の夢(らせん階段のある楽器店)

 楽器店にピアノの修理を頼んだが、要領を得ない。店から電話がかかってきたので出るが、男性店員はまともな対応をしてくれるものの、女性店員はまるで呪文か暗号のようなものを口にするばかりだ。ぼくはその対応に怒りを爆発させるが、よくよく彼女の言葉を聞いてみると、「島崎藤村の『小諸なる古城のほとり』を歌えるようにピアノを直します」と言っているらしい。こんな対応ではお客は怒るばかりだとは思うものの、一応彼女の言いたいことが分かったので、バスに乗って店に向かう。
 店に着くと、早速その女店員が出てきて、同じ呪文か暗号のような言葉を呟く。ぼくは一人だけ店のらせん階段を登るが、下にいた人たちが全員どこかへ消えてしまったので、慌てて降りる。みんな店の出口に止めた車に乗り込み、ピアノの修理を頼んだ顧客の家へ向かおうとしている。そのとき、ぼくは階段の一番下の段に鞄かコートのようなものが忘れられているのに気づく。女性店員のものかと思うが、彼女はその両方とも持っていると言う。
 
 乗っていたバスが故障だというので、降りて修理が終わるのを待っている。ようやく直ったと思ったら、ぼくを置いてバスは出発してしまった。車も持っていないし、ここからどうやって帰ればよいのかと、途方に暮れる。

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8月26日の夢(少女の遭難)

 大きな石がごろごろある丘の上に建物がある。建物に近道するつもりだろうか。麓で小学生くらいの少女が登山道ではない岩場をひとりで登っていくの。ぼくはふつうの登山道を登り、建物にたどり着く。そこで、さっきの少女が途中で遭難死したことを告げられて驚く。
 建物ではピアノの録音作業が行われている。ピアノが廊下に置かれているので、廊下を通ることができず、室内を廊下代わりに通行する。
 老婆と二人外に出る。一段地面から高くなった道にバスが来ているはずだったが、スタッフの男が鉄道で帰るようにと指示をする。しかし、駅に行ってみると、全く知らない路線の駅だ。ひれに乗っても都内の駅には帰れそうにない。老婆が困っている。ぼくもどうやって帰ろうかと、途方に暮れている。

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8月21日の夢(パリで暗殺)

 ここはパリ。障碍者のためのものらしい施設に入所して、作家をしている男がいる。彼は恋人とデートに出かけるが、デート先で施設のマネージャーに銃で殺されてしまう。それは事故として処理された。
 それを知って、新たな入所者が作家になった。だが、女性を連れて外出し、地下鉄の駅への入り口で、施設のマネージャーに「これからデートだ」と言ったとたん、同じことが繰り返される。
 殺人現場の正面は暗い広場で、夜黙々と現場検証をする捜査員たちの姿が見える。空にヘリコプターの爆音が大きくなる。
(以前にアップした夢の二日前に記録した夢ですが、記録したこと自体を忘れていたため、アップするのが遅くなりました)

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8月23日の夢(暗殺列車)

 今は戦前である。ぼくら男女数名からなるグループは、豪華列車に乗って成功の見込みのない暗殺を実行するために、現場へ向かうところだ。ホームに列車が滑り込み、同志たちが次々乗り込む。だが、ぼくだけが切符を忘れてきた。でも幸いにして改札もなく、車掌にも見とがめられることがない。列車の窓から巨大な高層ビルや軍艦の停泊する港の風景が見える。夜空にはぼくらの前途を祝うように、星々が華麗な天体ショーを繰り広げて、夢のような美しさだ。

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8月17日の夢(レジ袋の詰まったバッグ)

 学校の教室の中で、生徒たちが互いに悪口を言い合っている。教室から一人の女の子が外に飛び出した。彼女のバッグにはスーパーのレジ袋がいっぱいに詰め込まれ、まるでサンタクロースの袋のように膨らんでいる。後方から走ってきたトラックの車体の一部が、そのバッグを引っ掛ける。今にもバッグがはじけて、道いっぱいにレジ袋が飛び出すのではないかと思う。

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8月16日の夢(テスター)

 会社の実験室で新型のテスターにビデオテープのようなものをセットして測定している。同僚たちが見学に近寄ってくる。ビデオテープのようなものからは、今では希少価値の35mmフィルムがはみだしている。当然ながらとてもレアなものに違いない。同僚が「見せて」と言うので、わざわざテスターから取り出して自慢する。
 女友達が外に来ていて、ぼくは彼女に有名アニメーターの書き損じのスケッチをいくつか渡すことになっている。いずれも厚めの画用紙にトレぺをかけたものだが、中にはこれはあんまりではないかと思うものがあり、そのうち3枚を表で待っている彼女のもとへ、確認のために見せに行く。1枚はトレぺに絵具ではなく、犬の糞が付いているように見えるもの。もう1枚はアニメーターのものではなく、ぼく自身が描いたもの。最後の1枚はそもそも絵そのものが描かれていない、不完全なものである。地面にしゃがんでいた女友達は意外にもそれらを受け取ってとても喜び、「これもあれも下さい」と言う。
 市街を歩いていて、自分の着ているピンクのシャツに黒いうんちが付いているのに気がつく。きれいな服だが、しかたなく脱ぐと、もう1枚にも付いているので、それも脱ぐ。それでもぼくはまだ2枚の美しいピンクのシャツを着ている。これで十分じゃないかとぼくは思う。周りは渋谷のような近代的な、とても賑やかな交差点である。

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8月9日の夢(布団)

 会社から帰宅すると、ぼくの布団だけが見当たらない。気が付くと、洗面所の奥の洗濯機が置かれていた場所に、押し込められて敷かれていた。

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