11月17日の夢(トイレ/乗馬/タイムカード)

 トイレのドアを開けると長老詩人のK氏がこちらを向いて、洋式トイレに座っている。慌ててドアを閉める。K氏の退室後、もう一度トイレに入る。右に小用の便器、奥にさっきの洋式トイレ、手前に四角いプールのような、水の溜まった便器がある。もう少しでそのプール便器に落ちそうになる。
 会社から帰宅しようとすると、同僚の男が「新宿まで馬に乗って帰らないか」と言う。いったんは断るものの、なんだか興味が湧き、後ろから呼び止める。「馬に乗れば早く帰れるのか?」と尋ねると、「いや、乗馬のための装具を付けるのが大変だから、遅くなるよ」と言う。
 オフィスの席替えになった。初日にタイムカードを押すがうまく押せない。よく見ると、タイムカードの手前によく似た器械があって、そちらにカードを突っ込んでいたのだ。本物の方にカードを入れると、上下逆に押してしまう。もう一度入れ直すと、カードは真ん中からちぎれてしまった。新しい席のあるデスクに行くと、女性社員が座っている。とまどっていると、「ちょっとこの席お借りしてます」と言うが、立ち上がる気配もない。

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11月15日の夢(長すぎる電話番号)

 楽器店に三名のチームで取材に行くことになる。ぼくのほか男女各一名だ。ぼくは自分で列車を予約し、手荷物を預けた。だが、男性が「一人三千円でチケットがとれたから」と言って、別の列車のチケットを持ってくる。「えっ?」と思うが、もう遅い。ぼくらはその列車に乗ってしまった。
 現地に着いた、しかし手荷物は別の列車に預けたのだから、当然ながらぼくの鞄は見当たらない。鞄の中に入っていた資料もない。どこへ取材に行けばいいのかも分からない。女性が「確かK屋楽器店という名前だった」と言う。それなら番号案内で電話番号を調べようと思う。携帯で104に電話すると、「何についてのお問い合わせでしょうか?」と男性の声が答えた。女性の声でないことに驚いているうちに、他の担当に回されてしまったので、慌てて再度番号案内に戻してもらう。「K屋楽器の電話番号を…」と言うと、「K333……」という長い番号を教えてくれたが、長すぎて何度復唱しても覚えられない。そんなことをしているうちに、取材の約束をした時刻はとっくに過ぎてしまった。

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11月7日の夢(光華という元号)

 耳元で「おーい」と女性の声で呼ばれて、夜中の3時半に目覚める。もちろん部屋には誰もいない。トイレに行き、再び眠ったあとに次の夢が始まった。
 ぼくは砦でありオフィスでもある場所に沢山の仲間たちといる。前回の夢のスタジアム型オフィスと同じ場所かもしれない。ぼくらは敵と対決中だが、いろいろなものが足りない。それらを手に入れるためには、ここを出て、バスに乗って遠くまで探索に行かなくてはならない。
 ぼくはまず、何十年も帰っていない故郷の名古屋に、「先生」と呼ばれる男と何かを探しに行く。久しぶりに見る夜の名古屋はコンクリートの道路と建物の濃い影ばかりの街で、人影は全くない。ぼくは先生と共に懐かしいが不気味でもある街を、元の実家の方に歩いていく。
 次に、ぼくは志願して一人で、清瀬か所沢にある大切なものを手に入れるため、バスと西武鉄道を乗り継いで出発する。現地に行くと、一人の女性がいて、ぼくに「それ」を渡してくれる。砦に戻って「それ」を開けてみると、それは「光華」という昔使われた元号だった。だが、天皇制に反対する仲間たちはぼくの行為を利敵行為だとして糾弾する。そして組織は二手に分かれて一触即発になる。

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11月5日の夢(スタジアム型オフィス)

 ぼくは新しいオフィスで働くことになった。スタジアムのように巨大なオフィスで、たくさんのスタッフが働いているのに、ぼくは干されて全く仕事がない。いつの間にか靴も失くしてしまい、靴下で雨の道路をぺたぺたと歩いている。
 ランチの時間になった。スタッフたちは一斉に隣の食堂に行く。スタジアムの階段式観客席のようなベンチにみんな腰かけて食事を待っている。新人のぼくは階下に届いた弁当を取りに行く。せっせと人数分を食堂に運び、一つは自分用に残す。ところが食堂に戻ってみると、みんな黙々と弁当を食べているのに、ぼくの分がない。みんなの人数を数え間違えていて、一人分足りなかったのだ。しかし、みんな知らん顔で、ぼくの食事がないことに気づかないふりをしている。
 再び階下に戻る。すると、仕出し屋のおばさんたちがおいしそうなお寿司の弁当を沢山用意している。「これを食べていい?」と尋ねると、おばさんはちょっとにっこりし、黙ってぼくに一つ渡してくれる。ぼくはおばさんたちの人情に胸が熱くなる。ぼくはお寿司弁当を持って、意気揚々と二階に上がり、みんなに「下にもっと食事が来てますよ」と声をかける。しかし、みんなは既に弁当を食べてしまったので、お腹がいっぱいのようだ。黙って白けた顔をしている。
 仕事がないので、オフィスにいても気づまりなばかりだ。さぼって外出しようと思う。黒板の「行先表」に外出先を書こうとチョークを探す。巨大な黒板なのに、どこを探してもチョークがない。外出をあきらめ、別の部屋に行くと、若い男性研究者が着任したところだ。とてもいい人で、ぼくを助手に雇ってくれるという。

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10月30日の夢(まつりあげ)

 沖縄で講演することになり、そこで使う小道具を沖縄のデパートのような店に買いに行く。三階の売り場にキャラクターグッズが山のように置かれた売り場がある。ぼくは男性店員に「小さなイルカのようなキャラクターをください」と言う。講演の中で美ら海水族館を取り上げ、それがどこであるかを聴衆に質問する。正解が出たら、水族館を象徴するものとして、イルカのキャラクターを聴衆にプレゼントしたいからだ。だが、ぼくは「美ら海水族館」という名前をど忘れしてしまい、そちらの方向を指差して「あそこの」としか言うことができない。それでも店員はぼくの意図を了解し、「その商品なら一階の売り場にあります」と答える。
 会社に戻る。顧問として迎える先輩詩人G氏の席をオフィスに作らなければならない。しかし、フロアには空いたスペースがない。ぼくは壁際に積み上げた棚の上に、彼の席を作る。彼をそこに座らせてみると、大変安定が悪い。今にも落っこちてしまいそうで不安だ。ぼくは危険を感じて、部下の社員に「やっぱり下に席を作ってあげて」と指示する。

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10月27日の夢(宝物の地図)

 会社の二階のオフィスに戻る。手前と奥に二つの部屋があり、手前は広く、奥は狭い。ぼくは手前の部屋だが、そこにはぼくと女性社員の二人のデスクしかない。その女性社員が自分のデスクを奥の部屋に移動させてしまったので、ぼくは広いがらんとしたフロアを独り占めすることになった。きっと奥の部屋はぎゅうぎゅう詰めに違いない。
 いったん外に出て、街路を歩く。ほとんど人けはないが、ここは原宿の竹下通りだ。会社に戻ろうとするが、何度竹下通りを往復しても会社の建物がない。同僚の三人の男性社員に出会ったので、会社の場所を尋ねると、「この建物に乗っ取られてしまったのですよ」と言って、ある建物を曖昧に指差す。彼らのあとをついていくと、カフェに入った。社屋がないので、そこをオフィス代わりに利用しているらしい。
 ぼくもカフェに入って、入り口から一番近い丸テーブルに席をとる。ぼく自身も洋服や鞄、紙袋などの大量の荷物を持っているが、テーブルの上にも先客が置き忘れたらしい書類の山がある。中でも目についたのは一枚の地図。どうやら宝物を埋めた場所を示すものらしい。ぼくはあたりを伺い、こっそりと地図を自分の紙袋の大量の書類の中に押し込む。
 そこへ頭の禿げあがった初老の男が現れ、「ここに書類を置き忘れた。誰か知りませんか?」と尋ねる。ぼくは知らん顔をして、慌てて外に出る。慌てていたのど、雨でぬかるんだ舗道に上着を落としてドロドロにしてしまうが、それでも宝物の地図はきちんと持っている。

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10月25日の夢(ニューヨーク)

 海外に出張する。どうやらここはニューヨークらしい。会社の同僚たちと会議をする。初めは簡単に片付きそうだったが、だんだん話がややこしくなり、遂に泊まり込むことになる。
 お腹が減ったので、何か食べ物を探して街に出る。交差点の周りには沢山のガラス張りのウィンドウを持つ商店が建ち並んでいるが、日付が変わると共に一斉に閉店していく。一本路地裏に入った食料品店がまだ開店している。太ったおばさんと若い男性が店番しており、ガラスケースの中にはチョコレート菓子らしいものが見える。それを手に取ると、中身は葉っぱのようなものだ。女主人が「It is tea」と言う。紅茶だったのだ。しかたなく若い男性店員に英語で「何か食べられるものはないか」と尋ねると、彼は笑って「私も日本人ですよ」と言い、ニューヨークの夜の食糧事情について説明してくれる。

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10月24日の夢(ウエブで講演)

 「UFOと宇宙人は実在するか」というテーマで講演を始める。しかし、暗い部屋にはぼくの座る椅子とテーブルがあるだけで、聴衆はいない。これはウエブ講演だからだ。
 ぼくは「これはインターネットのツイキャスを使った講演なので、ここには誰もいないけれど、本当は皆が聴いてくれているんだね」と話し出す。「ぼくはUFOを見たことがあります。だからといってその実在を信じているわけではないんですよ。あれは小学五年生の時でした。自宅の庭の上をジュラルミンのように銀色に輝くドラム缶のような形のUFOがゆっくり回転しながら、低空で飛行していったんです。でも、あんなに大きく見えたUFOを隣にいた母親にいくら指差しても、母親には全く見えなかったんです……」。するといつの間にかぼくの足元に女性の老詩人が二人いて、うるさくぼくに質問してくる。話の腰を折られたぼくはたまりかねて、「ちょっとぼくの話を聴いて!」と彼らを叱りつける。

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10月22日の夢(マラソン大会)

 ぼくの通っている大学で共産党主催のマラソン大会がある。ぼくも出場するので、その説明会に出席した。四角い木のテーブルが並べられ、その周囲にぼくたちは着席している。説明を懸命にノートにメモしていて、ふと顔を上げると、みんなには二枚ずつ配られているゼッケンがぼくの前にはない。テーブルの向かい側に座っている詩人のT氏が「これは貰っていい?」と言って、さっさと目の前のゼッケンを取り、立ち去った。ぼくは写真係なので、カメラを抱えて走らなければならないらしい。係の男性がぼくにそのカメラを渡して操作方法を説明してくれる。なんと重たい二眼レフカメラだ。こんなものを持ってマラソンを走るのか?!

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10月18日の夢(北海道で野外演劇)

 仲間と北海道へ行き、野外の牧場のような場所で集団演劇をする。敵と味方に分かれ、撃ち合ったりする派手な演劇である。演じている中にはアフリカ系アメリカ人など外国人も混じっている。日本語でぼくはいろいろ指示を出すが、はたして彼らに通じているのかどうか疑問だ。
 演劇が終わり、今度はそれをテーマにシンポジウムのような催しをする。討論はぼくの思い描いた通り、うまく進行したが、時間を大幅に超過してしまった。後の便の飛行機で来た第二陣のメンバーが到着し、場所を変えて第二部に移ることになる。しかし、東京へ帰る予定の飛行機の時間を考えると、もう時間は一時間程度しか残っていない。これでは第二部の人たちから責任を追及されるのではないかと不安だ。

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