1月15日の夢(御岳山のお客)

 社長に御岳山の山頂に本を届けるよう、命じられる。午前中に会社を出発し、これなら夕方までに悠々帰れるなと思ったのだが、駅近くまで来てから、肝心の本を忘れてきたことに気づいて、会社に戻る。本を手にして、改めて出発しようとするが、この本を届けても、御岳山山頂のお客から貰えるのは郵送料分の150円だけだと言われる。拍子抜けするが、それでも150円分の領収書を持っていかなければならないだろう。会社中の引き出しという引き出しを開けてみるが、領収書がない。同僚の女性社員があり場所を知っているかもしれないと思い、彼女を探す。ようやく、奥の部屋で割烹着を着てアイロンをかけている女性社員を見つけ、尋ねると、手の離せない彼女は言葉だけで、領収書の入っている引き出しのありかを指示する。その言葉に従って、このあたりかなと思う場所の引き出しを探すが、やっぱり見つからない。もう午後3時近い。この分では御岳山から帰れるのは、深夜になるなと思う。(夢ここまで)
 御岳山は「おんたけさん」です。名古屋にいた子どもの頃、よく名前を聞きましたが、どこにあるどんな山なのか分かりません。

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1月14日の四つの断片夢

 ツアーの旅行に一人で出かけ、東京へ帰る列車に乗っている。どこかで乗り換えなければならないのだが、どこで乗り換えればよいのか分からない。座席は船の二等船室のような感じで、床にみんな座っている。たまたま隣に座っていた同じツアーメンバーの女性に乗換駅を尋ねて、教えてもらい、それがきっかけで仲良くなる。それから間仕切りをまたいで、隣の区画に行き、そこにいた男性とも仲良くなる。
 東京に着いて、ぼくはさっきの女性の家に行く。彼女と夫とがちょうど帰宅したところを、門の外から「お帰り!」と声をかける。ぼくは彼女は自分と同じ旅行から帰ってきたところだとばかり思っていたのだが、彼女は「あれからダンナと別の旅行に行って、今帰ってきたところなの」と言う。ぼくはとまどいを感じて、そこを離れる。
 パスネットのカードを沢山貰い、無造作にポケットに突っ込む。そのまま駅に行き、改札を通ろうとするが、それらのカードに自分の定期券が紛れてしまい、見つからない。通行する人々が見ているところで、みっともないと思いながら、ぼくはポケットの中からカードを全部出し、床に分類しながら積み重ねて、定期券を探すが、見つからない。
 布団の中に男の死体がある。ぼくが殺したのかどうかは分からない。死体の男から荷物を奪って、こっそり玄関から逃げようとする。玄関は暗いので、沢山置いてある中で、どれが自分の靴か分からない。とにかく男物の靴を探して逃げようとするが、足先に触るのは先端がとがった女物の靴ばかりで、なかなか逃げることができない。

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1月13日の夢(ヘッブバーンの車に乗る)

 オードリー・ヘッブバーンの運転する車の後部座席に乗っている。車が角を曲がったはずみで、ぼくは座席ごと外へ投げ出された。座席は縦長の長方形をしている。放り出されて座席はバウンドして倒れそうになったが、なんとかバランスを保ち、ぼくを載せたまま、道に立っている。居合わせた少年が走っていって、運転するヘッブバーンに知らせてくれたらしく、彼女はUターンして戻ってきて、またぼくを乗せてくれた。
 会社のビルの改装工事が始まった。自分たちの働いているオフィスの部屋は何の変わりもないが、ドアを開けると、そこから先は工事の人たちが忙しく動き回っていて、足の踏み場もない。

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1月12日の夢(魔法の床と目覚まし手袋)

 会社にいて、休憩時間になる。同僚達と野外で大きなテーブルを囲んで、お茶を飲むことになるが、ぼくだけ席がない。まごまごしていると、同僚の一人が椅子を貸してくれたが、その椅子は座高が低くて、とても座りにくい。Mくんがみんなに「休憩時間は1時間半あるので、見たかったお芝居を渋谷に見に行ってもいいですよ」と言う。
 また、会社が改装になった。今度は魔法の床になっている。床板に黒茶色のアメーバ状の染みのようなものが見えるが、近づくとそれは秘密の引き出しで、それを開けると中にロッカーがある。だが、どれがぼくのロッカーだか分からず、迷っていると、同僚が「二つのガラスコップを一階の食堂に片づけてもいいか」と尋ねる。ぼくは「それは一階ではなく、二階のものだ」と言って、自分で二階に返しにいく。そこはレストランのようになっていて、働いているおばさんたちは「このコップはここのものではない」と言って、受け取りを拒絶する。コップは三階のぼくのオフィスのものだったのだ。だが、三階に持っていっても、やはり置き場所がない。
 金色に輝く目覚まし時計があり、それをぼくは左手の手袋としてはめている。目覚ましには、目や耳のような出っ張りがあり、そこをボタンのように押すと、出たり引っ込んだりする。その手袋を指人形のようにして遊ぶ。

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1月10日の夢(混雑したバス)

 また、バスの夢です。いつも通勤で利用しているからでしょうか。
(夢ここから)
 妻とバス停に並ぶ。振り返ると、ぼくらの後ろにすごく沢山の人が並んで待っている。ぼくらのかたわらに若い貧相な男がいっしょにいる。
 バスが来たので、乗り込む。すごい混雑で、ぼくらはバスの一番後部まで押され、妻は最後部の座席に座った乗客の膝に乗ってしまう。その手前の窓際に、横向きのシートがあって、そこはなんとか二人分空いているので、妻にこっちに座るように言う。
 妻は手に持っていた一握りのコインと何かの雑貨をぼくに手渡す。片手からあふれんばかりの量なので、一度床に置いてから握り直そうとするが、片手で全部はとても持ちきれない。一度床に置いてしまったことを悔やみ、妻にそのことを話すと、妻は「○○(不明)を学士家さんに渡した?」と尋ねる。貧相な男のことを言っているらしい。学士家さんなんて言い方は初めて聞くなと思う。男はぼくらに「まだ貰っていない」と言う。

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1月8日の夢(レールを走る車)

 今日は「詩と思想」誌の新年会兼「詩と思想新人賞」授賞式でした。受賞者紹介をスピーチしたので、もうぐったり。
 昨日、東フィルと書いたのは東京交響楽団のことですが、この楽団はトウキョウ・シンフォニーという英語名だから、東フィルと略すのは間違いかも。
(夢ここから)
 カメラマンに頼んで車を運転してもらう。街の中から少し外れたところに出る。ここは墓場だと思う。もうこの辺で停めてもらおうと思っているうちに、道路はいつのまにかレールに変わり、しかもそのレールはジェットコースターの軌道のように空中に持ち上がっていく。そのまま進み続けると、保線工事に行く手をさえぎられてしまう。しかたがないので、工事の人にも手伝ってもらい、バックすることにする。幸い、うまくタイヤとレールがかみ合って、地面の上までバックすることができた。
 地面に降り立ったところで、車を降り、カメラマンに運転のお礼を渡す。漢方薬の箱に25000円ほどの現金を詰め込んだものをまずポケットから取り出す。それからまたポケットをごそごそして、透明な液体の詰まった小瓶を2個取り出すが、その間に現金の入った箱を見失いかける。探すと、地面に落っこちていた。これだけのお礼では少ないかなと思い、「これでいいですか」と渡すと、カメラマンはとても喜んでくれ、「ちょっといいですか」と言いながら、地面の上に小さなテーブルを置いて、ぼくを酒盛りに誘う。(夢ここまで)
 現実に道路とレールの上を両方走るバスというのは開発されているみたいですね。

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1月7日の夢(相部屋ホテル)

 今日は東フィルのニューイヤーコンサートで中村紘子先生がチャイコの一番を弾くというので、サントリーホールに取材に行ってきました。後半ではドボルザークの「新世界より」もやるという人気プロのため、席は完売。補助椅子で聴いたのですが、これは聴き応えがありましたねー。紘子先生には昨年、ぼくの夢にも出演していただいたのですが、その紘子先生と楽屋で二人きりでお話しをちゃうという、まさに夢のような取材でした。
(夢ここから)
 明日の朝9時から都内で取材があるので、相棒と共に急遽都内のホテルに泊まり込むことになる。相棒というのは、豊かな顎髭を生やした外国人の男である。ホテルのバーで二人で飲んでいると、テレビでニュースをやっている。強盗に襲われて無一文になった男の話だ。「あっ、あれはうちの社長だ。また、無一文になっちゃったのかー」と、ぼくはみんなに言う。それから、ぼくは相棒に言葉をかけることなく、荷物をまとめてバーを出ようとする。そんな二人の様子にホテルのバーマンは当惑しながらも、丁寧な物腰でぼくに「足下に荷物をお忘れですよ」と注意をしてくれる。
 予約した部屋を探す。エレベーターに乗り込もうとすると、ぼくの鼻先でドアが閉まってしまう。最後にドアの隙間からぼくを鋭く見ていた誰かの眼差しが妙に気になる。結局エレベーターには乗らず、歩いて部屋に向かう。部屋に入って、気がついた。このホテルは妙に値段が安いと思ったら、5人による相部屋なのだ。既に4つのベッドは男達でふさがっており、一番奥にある一番大型だが円形をした赤いベッドだけが空いている。同室の男達は「このお部屋がお気に召すかな?」と嘲笑的に言う。「なんでですか?」と、ぼくは平静を装う。男達はみんなタバコをもくもく吸っており、心臓の良くないぼくは煙が気になる。「ぼくは夜中に歯ぎしりをするんですよ」と、ぼくが言うと、男達は「この中の二人はいびきがすごいんだ」と応じる。こんな地獄のような場所で果たして眠れるだろうかと、ぼくはとても不安になる。
 そういえば、今日ホテルに泊まることを妻にまだ知らせてなかったと気がつき、男達が全員いなくなった時間を見計らって携帯をかけるが、自宅と電話がつながったときにはまたみんな戻ってきていて、周囲がうるさい。自宅にはぼくら夫婦のほかに、もう一人の女性が娘といっしょに住んでいる。たまたま電話に出たのはその女性で、ぼくを娘と間違え、「あら、マーガレット(娘の名前)?」と言う。女の子と間違えるやつがあるかと、ぼくはぶすっとなって「違います」と答える。彼女は慌てて妻に電話を替わる。ぼくは妻に宿泊の事情を話すが、妻は「約束が違うじゃない!」と言って、怒り出す。ぼくは「だって、しょうがないじゃん」と言うが、夢の設定のあまりの馬鹿馬鹿しさに呆れて、目を覚ましてしまう。
(それから再び眠って見た夢)
 ホテルの一階に銃砲店がある。そこへ何度も入ろうとして、思い直す。

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1月6日の夢(水のない水槽に絵を描く)

 年末に奄美へ行ったことが、今頃夢にあらわれたのか、島へ行く設定になっていますが、特に島らしい場面はありませんでした。M氏は以前会社の同僚として20年以上コンビを組んでいたにもかかわらず、ものすごくウマの合わなかった男性。彼は何年も前にリストラされてしまい、もう会うこともないのですが。
(夢ここから)
 島へ行った。島でぼくが最初にしたのは、持っていた毛皮のコートを壁にかけること。それから水の入っていないガラス製の四角い水槽に、絵筆を持って向き合った。ぼくには手本とする一枚の絵があり、それは油絵なので平面の作品だが、その絵を四つの透明な面を持つ水槽に描かなければならないのだ。ぼくはまず手前側の面の一番下に、地面のようなものを描く。きれいな単色の絵の具を塗ったのだが、そこにはもともとさまざまな絵の具が既に塗られていたため、混じり合って部分ごとに微妙に色が変わり、不思議な模様になった。
 次にその上の全面に水色を塗ろうと思ったが、正面のガラスではなく、残り三方のガラスに水色を塗れば、正面から見るとすべて水色に見えることに気がついた。そこで、場所を移動し、左の面の外側に色を塗ろうとする。
 ところが、そこには木のデスクと椅子がごちゃごちゃとあって、会社のような雰囲気で、犬のような顔をしたサラリーマン風の男とM氏とが座っている。特にM氏は邪魔だが、なんとか左に回り込んで、水色の絵の具を塗り始める。
 そのとき、ふと目を上げると、犬のような顔の男の向こうの床に、ぼくが最初にかけておいた毛皮が落ちているのに気がつくが、それは気にしないことにして、作業を続ける。

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12月29日に沖永良部で見た夢

 12月29日に沖永良部島で見た夢。でも、なぜか狛江の夢。登場するダブルのタカコさんは、以前J-WAVEでDJをしていました。なぜ「ダブル」なのに一人でやっているのだろう?と疑問を持ったのが、この夢につながっているようです。(実は今も疑問)
 なお、初夢に楠田枝里子さんが登場したのは、奄美で偶然つけたNHK教育テレビに詩人の正津勉氏が出てきたためです(なんのこっちゃ!)。楠田さんには若い頃、編集者として童話を書いていただいたことがありました。
(夢ここから)
 会社を出て、狛江近くのバス停でバスから降りる。そこで誰かが「京王線の特急が止まる駅で、狛江に一番近い駅はどこか?」と尋ねる。「それは枚(ひら)…」と答えようとして、下の一字をど忘れしてしまう(現実にはそんな駅はない。狛江は小田急線しか通っていないが、その質問の答として当てはまる京王線の駅は調布)。隣にかつて同僚だったM氏がいて、いっしょに考えてくれている。そこにバスが着いて、双子のデュオシンガー「ダブル」のタカコさん(ただし、夢の中では「タカコ」という名前をど忘れしている)の弟だという少年が降りてきた。タカコさんも弟もそういう駅名についての雑学に詳しいと有名(弟さんは実在しないし、もちろんすべて夢のでたらめ)だが、尋ねてみると、そんな駅名は知らないと言う。タカコさん自身もやってきたので尋ねてみるが、彼女も知らないと言う。
 バスが来たので、M氏と共に乗る。ぼくは乗客達に「この中で今パソコンを持っている人は?」と尋ねる。4人ほどの若い男性が手を挙げた。さらに「今、検索できる人は?」と尋ねると、3人くらいが手を挙げた。「では、狛江の近くの京王線の駅で、特急が停まる駅を検索してください」と言う。男達の一人から「なぜそんなことを知りたいのか」と質問が出る。ぼくは「ある有名な女性歌手が知りたがっているからだよ」と、タカコさんの有名さを暗示する口調で言うが、実は彼女の名前をど忘れしているから、名前を言えないのだ。それに、彼女が知りたがっているというのは、口から出任せだ。それで、みんな検索を始めるが、時間が経っても誰も検索に成功しない。そのうち、バスは停留所に止まり、運転手が後ろを振り向いて、「皆さんは特急の停まる京王線の駅を探していらっしゃるが、ここがその駅、枚方(ひらかた。実際にはこの地名は関西にあり、京王線には存在しない)です」と言う。なーんだ。一挙に問題解決となる。
 ぼくはM氏と別れ、タクシーを拾って家に帰ろうと思うが、もう夜の8時過ぎで、しかもここは裏道なので、タクシーも通りかからない。以前にも、夢でここにやってきたなあ。そのときは父親といっしょで、タクシーを探しに父親が駅の方へ一人で歩いていってしまったのだったなあと、思い返す(以前そういう夢を見たことが現実にあった)。そのとき父親が消えていった駅の方向とおぼしきあたりへ、ぼくも歩き出す。
 途中、路傍にホームレスの男が座り込んでいて、子犬と向き合っている。子犬がぼくの進路をふさいでいるため、よけようとするがぶつかりそうになる。通り過ぎた後、ホームレスが子犬に「○○へ行け」と命令するのが聞こえる。子犬は日本語で「なぜ、そんなところへ行けというのだ?」と口答えする。ぼくは子犬が日本語を話すのは不思議とは思わないのに、なぜ犬に日本語がわかるのだろうということを疑問に思う。

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初夢

 年末は奄美諸島を巡って過ごし、元日の夜に帰還しました。でも、向こうで不整脈が出ちゃって、ちょっと体調が万全ではありません。
(夢ここから)
 今日は全国的にケーキを食べる日だ。だが、つましく暮らしている我が家ではちゃんとしたケーキを食べるなんて、とても無理だ。ケーキをあきらめている顔の妻に、ぼくは「ケーキはあるよ」と伝える。妻は驚いて、顔を輝かせる。もっとも、そのケーキはまだデパートの売り場にあって、まだ買っていない。それに、ケーキといってもただのスポンジケーキに過ぎないのだ。
 ぼくはデパートのある売り場に一種類だけ売っているケーキか、その一階下のフロアに何種類か売っているケーキのどちらかを買うつもりで、妻に「どちらがいい?」と尋ねる。妻は早速見に行くが、戻ってきて、「ねえ。どうしてもどれを買えばいいのか決められないの」と言う。
 どうも話の具合から、彼女は別のものと勘違いしている様子なので、改めて売り場に行ってみる。すると、最初の売り場に一つだけあったケーキは既に売れてしまったのか、影も形もない。一階下の売り場に行くと、楠田枝里子さんが店員をしていて、3種類くらいのスポンジケーキがあった。そのうち、ケーキの上に赤いジャムの帯が載ったものを指して、妻は「これだといいな」と言う。それはまさに、ぼくの買うつもりのものだった。
 久しぶりに詩のジャーナリストとしての仕事をすることになり、明日から始まるある展覧会の会場に取材に行く、同業の郷原さんと会場でいっしょになる。二人が取材に来るのを全く予想していなかった主催者たちは大喜びだ。小柳さんが郷原さんと挨拶している間に、ぼくは大西さんに「ごぶさたしています」と挨拶するが、なんとなく彼はぎこちない様子をする。とりあえずみんなに並んでもらい、写真を撮影する。
 会社で何かの仕事をするために、二つの別々の場所にあるデスクを与えられるが、それらは本来は別の人のデスクをぼくがその仕事をするために借りる形になった。そのうち、一つのデスクの左隣は《ぬえ》さんのデスクだ。ぼくは3本の蛇柄のマフラーを持っていて、それを彼がいない間に左のデスクの上に置く。それはまるで本物の蛇のように不気味だ。やがて《ぬえ》さんが戻ってきて、じろりとぼくを一瞥し、無言のままそれを退かした。ぼくは「これを片づけなきゃいけないと思っていたんだ」と言い訳をして、それを自分の机の上に戻すが、《ぬえ》さんは無言のままだ。

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