2月13日の夢(道路が水浸し)

 またもや道路が冠水していて、そこを足を濡らして歩くという夢を見ました。同じテーマを二度見る、ということは、夢がぼくに伝えたいメッセージがあるのでしょうね。
(夢ここから)
 異常気象で海面が上昇したのだろうか。東京は至る所水浸しで、街中が冠水している。その水の中へ、ぼくは靴と靴下をびしょびしょにして入っていく。
 会社に着いた。なぜか社長も社員達も、みんな浮かぬ顔をしている。ぼくが働いているオフィスは会社の十階にある。しかし、エレベーターがないので、息を切らして階段を上がっていく。しかし、最後のあと二段か三段というところで力つきてしまい、十階の床まで体を持ち上げることができない。何度も試みた結果、ようやく成功する。
 妻がそこへ訪ねてきて、二人で旅行に行くことにし、とりあえずホテルに入る。部屋の中で、見るわけでもないのにテレビをつけ、テレビとは関係なく、二人のこれまでの道のりを振り返る。家から会社まで、それからクライアントの会社まで、ここまでの道のりには問題がなかったことを確認する。
 

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2月12日の夢(硫酸亜鉛)

 「薬としては硫酸亜鉛だけですね」という男の声がしたので、執務中の机から顔を上げると、白衣を着た薬剤師らしい男が立っている。ぼくと同僚の男のデスクの上の壁に丸い皿が飾ってあって、そこに「硫酸亜鉛」というラベルが貼ってあるのをさっき上司に怒られ、取り外したばかりだった。硫酸亜鉛は劇薬だからだ。「いや、そんなはずはない。硫酸亜鉛なんて要らないよ」と、ぼくは否定する。男は残念そうな様子で、「何か薬は要りませんかね? 私は○○から来たんですよ」と言う。女性社員が「○○って、どこ?」と尋ねると、「砂田橋のそばですよ」と言う。そういう地名は知らないが、すごく遠いということだけは分かる。「えっ、そんな遠いところから来たの?」と、ぼくはびっくりする。
 家で妻と「現代詩ゼミ」の録音テープを聴いている。第一部が終わって、第二部が始まる。第二部の司会をしているのはM氏だ。なぜかゼミナールなのに、歌ばかりが録音されている。そのテープを再生しながら、妻が玄関の方に行くので、なぜだろうといぶかしみながら、ぼくも玄関に出る。すると、ゼミから流れてきた詩人たちが大勢我が家にやってきたところだった。我が家の隣には成城の広大な敷地を持つお屋敷があって、彼らは勝手にそのお屋敷に上がり込み、客間に座ってくつろいでいる。これでは無断侵入ではないか。ぼくも慌てて後から入り、玄関から「ほらほら、この家の主人が来るよ。なんといって、弁明するの? その席に座っていると、あんたが一番偉そうに見える。あんたが追求されるよ」と、一番上座に座った男に呼び掛ける。実際、窓越しにこの家の主人がやってくるのが見える。男は焦って、玄関に降りてきて、主人にああだこうだと弁明を始める。

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2月11日の夢(死んだ男)

 今朝、一人で寝ているのに、左肩を指先で2回とんとんと叩かれ、寝返りを打ちましたが、眠かったのでそのまま寝ていました。同じ頃、妻は玄関のチャイムが鳴るのを聞いたそうです。ちなみに、ぼくの夢には十年以上前に死んだ人が現れました。暖冬だけど、まだ彼岸には早すぎ。
(夢ここから)会社に行くと、死んだはずの元社長Nが社長の席に座って、仕事をしている。席にいるのは、ぼくとNだけだ。
 北の窓を開けて、通行人の男が顔を出し、「○○のコンサートへ行くところなのだが、○○はどこにあるのでしょうか?」と尋ねる。そういえば、ぼくはそのコンサートのチラシをたった今、宅配便の中に封入したところだった。だが、記憶している限りでは、○○のコンサートは今日ではなかったはずだ。「えっ? ○○は今日ではないのでは?」と、ぼくは男に言い、チラシで確かめようとする。でも、せっかく封をしたばかりの宅配便をまた開封したくはない。「すみません。見つかりませんでした」と、ぼくは男に謝る。
 今度は窓から十代の女の子が顔を出して、やはり道を尋ねる。ぼくが答えようとすると、突然Nが居丈高に「窓を閉めろ!」と命令する。社長命令なので、聞かないわけにはいかない。女の子に「時間がないので」と謝り、窓を閉める。外で女の子が友達に「教えてくれないんだって。ケチ!」と言っているのが聞こえる。
 Nの命令なんか聞きたくもないが、この男はすぐに癌で死ぬ自分の運命を知らないのだ。それを思うと、腹も立たないや、と思う。

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2月10日の夢(鳥に飛び方を教える)

 美術家のH氏と共に見晴らしのよい手すりから、眼下に広がる凍り付いた池を見下ろしている。池の上にはたくさんの人々と、鳥たちがいっしょになって遊んでいる。鳥たちはみんな氷の上を歩いている。若い男が翼の模型を使ってバタバタと羽ばたいて見せ、飛ぶことをまだ知らない鳥たちに飛び方を教えようとしているらしい。下にいる若い男の一人がぼくたちのすぐ下までやってきて、大きなクラゲをくれた。それは透明なジェリーでできているみたいに見える。「おいしいですよ」と言うので、H氏はスプーンでそれを小さく割って、今にも食べようとしている。ぼくはそんなもの食べたくないので、逃げ出したいという気持ちにかられる。いつのまにかH氏は女性に変身している。

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2月9日の夢(改装のため、さようなら)

 詩の出版社のD社が新しい社屋を建てて奈良に引っ越した。一軒家のような感じだが、周囲はどことなく我が家のあるマンションの風景に似ている。
 その社屋を訪ねてみたが、鍵はあいているのに、誰の姿もない。しかたなく帰ろうとすると、さっき脱いだ靴がなくなっている。しかたなく靴下のままで外へ出るが、雨が降っていて、地面は水浸しだ。とても、これでは歩けないので、玄関の外の靴箱にあったスリッパを借りて、外へ出る。
 そこへ、大勢の詩人たちが団体で、どやどやと到着した。D社の編集スタッフでもあるぼくは、彼らの応対をせざるをえず、社内に戻る。とりあえず彼らを客間に通したものの、冷蔵庫から勝手にビールを出してふるまってもいいものかどうか迷う。社長のT夫妻に携帯で連絡してみるが、通じない。
 そうこうするうち、社長夫妻が帰ってきた。ぼくは会社が移転したことを知らせる「改装のため、さようなら」という、ちょっと気の利いた文面だと思う挨拶状を出そうと思っていたが、社長(女性)のダンナであるT氏に廊下の暗がりに連れ込まれ、「勝手にそんなものを出すな」と凄まれる。

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2月7日の夢(ぼくは泥棒)

 ぼくは4人の盗賊団のメンバーで、奈良のあたりからのんびり東京へ、次の仕事の打ち合わせのため他のメンバーと落ち合うため、高速バスでやってきた。今は交通が発達しているから、夜の6時の待ち合わせの時間まで、1時間ほど休憩してから、空が赤く染まる頃、アジトの家に入るのに十分な余裕がある。他のメンバーものんびりと集まってきた。こんなぼくらの様子を見て、誰もぼくらが泥棒集団だとは思わないだろう。
 さっきまで乗っていた高速バスの中は、小学校の講堂ほどの広さがあり、床いっぱいに移動椅子が並べられていた。空席もあるが、ほぼ乗客で満員だった。バスには髭を生やした名物おじいさんのサービス係が乗り組んでいる。彼が後ろの方へ歩いてきたとき、女性の車掌の間の抜けた車内放送があり、乗客たちがどっと笑った。その後、車内放送はそのサービス係を前方へ呼び戻す内容に変わる。最後尾まで行っていた彼は慌てて、前方へ戻っていった。

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2月6日の夢(自己顕示器具)

図書館をテーマにした展覧会をやることになった。それをどこからか伝え聞いたらしく、詩人のHから頼みもしないのに、「便利だから使ってくれ」と、展示用の器具を送ってきた。自分がやはり図書館をテーマに展示するのに、使っているものだという。それは昔の物干し用の真鍮でできた洗濯ばさみみたいなもので、H自身の詩の原稿やら何やらが吊り下げられている。本当はこの自分の原稿などを展示してほしいのだろう。自己顕示欲の強いやつだと、ほとほと呆れる。

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2月5日の夢(トイレクエスト)

 川に向かって歩いている。雨が降っている。川のそばには病院があって、いつもそこから看護婦がこちらへ向かって歩いてくるのを途中でつかまえ、診察カードを渡して「薬だけお願いします」と言うと、看護婦は病院に引き返して、薬を持ってきてくれるのだ。しかし、今日は看護婦が誰も外へ出てこないので、自分で病院まで行った。「まずトイレを貸してください」と言うと、看護婦が「トイレは上にあります」と言って、螺旋階段を登っていく。しかし、病院の建物は細い円筒形で、看護婦一人しか内部の階段を登ることができない。ぼくは外側に取り付けられた階段を登るのだが、それは階段というより、穴の中に垂直に立てられた梯子に過ぎない。ぼくの下から、小さな少年とその父親も昇ってくる。ぼくは「ここが難しいんだよな」と言いながら、親子に励まされて、てっぺんで自分の体を上の床にようやく引き上げる。
 昇ってみると、そこは地下街のようなところで、大きな白っぽいトンネルの中に地下商店街が広がり、黙々と主婦らが買い物に行き交っている。右手に少し小さなトンネルの入口があり、そこには下水のような川が流れている。きっとトイレはこっちだろうと思い、そのトンネルへ行きかけるが、上方からさっきの父親が「左だよ」と注意してくれる。よく見ると、商店街の方に「トイレ」と書いた矢印の看板がぶら下がっていた。

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2月2日の夢(旅から帰る)

 詩人たちと団体の国内旅行に参加し、新幹線で帰途についた。新幹線の床に車座になって座り、編集会議か理事会のようなものを詩人たちが開いている。ぼくもその一員に加わる。もう夜の11時半だ。車窓の景色を見て、ぼくは小田急線の下北沢あたりの風景を認め、「もうすぐ着くよ」と、みんなに言う。だが、女性の幹事は「まだ1時間はかかる」と言う。実際、彼女の言う通りで、なかなか列車は駅に着かない。
 その列車の座席の間の通路を、貨物のカートが通っていく。箱の中に大きなウミガメが沢山並んでいる。ぼくは驚いて、隣の乗客にそのことを話すが、彼は「えっ、そんなもの見なかった」と答える。
 やっと自宅に着いた。自宅は田圃の中にあり、横に一直線に並んでいる数軒の家屋の真ん中あたりにある。ぼくは大喜びで自宅に走っていくが、ふと見ると、田圃の中に葬式の行列ができている。その行列は自宅の一軒置いた左の家の玄関に続いている。そういえば、我が家も、我が家の何軒か右の家も最近葬式を出したばかりだったと思い出す。

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2月1日の夢(寝室トイレ)

 裕福な家庭に滞在している。トイレを借りたいと思う。廊下を歩いていくと、高校生くらいの兄弟二人と出会った。トイレの場所を尋ねると、「真ん中の部屋」だと言う。さらに歩いていくと、廊下の左側にドアが二つ。その二つのドアのちょうど中間くらいの右側にドアが一つある。左側の二つのドアは、多分今の兄弟のそれぞれの部屋だろう。右側の部屋がトイレだろうと思って、そのドアを開けてみる。
 そこは広い部屋で、中には二つのベッドが並んでおり、その周辺に青と白のストライプのシーツや毛布のようなものがいくつもまるめられて置いてある。つくりは明らかに寝室だが、この家庭は裕福なので、きっと空いた寝室をトイレにしているのだろう。床に置いてあった毛布を踏むと、バランスが崩れて、ぼくは床に倒れてしまったが、こうして寝ころんでおしっこをするのも、なかなか気持ちのよいものだ。ふと見ると、左手の方にさっきの二人とは別の少年の上半身が見える。隣の部屋との間に窓か何かあるのだろうか。この家には兄弟が三人いるのかなと思う。

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