3月25日の夢(血肉化した沖縄)

 ぼくは沖縄の新聞社へ記者として派遣された。そこには本土からもう一人、女性詩人が先に派遣されていて、ぼくは彼女の隣にデスクを構える。彼女はぼくに新聞社の資料室から借り出した資料を大量に渡し、それで記事を書くように言う。
 新聞社の先輩記者たちは、皆本土から来たぼくたちをうさんくさく見ている。ぼくらが資料室から大量の資料を持ち出したことに対し、貸し出し書を書くようにと、ぼくに書類を渡してくる。それを持って彼女のところに行き、そのことを話すが、彼女はほかのことに夢中で、ぼくに耳を貸さない。
 沖縄の先輩記者たちは、ぼくが沖縄のことを何も知らないと思っているらしく、ビル内にある映像を使って沖縄の実情を紹介する施設へ、ぼくを連れて行く。ぼくは既に何度も沖縄を訪れて、その実態を知っているつもりだが、黙っている。施設では沖縄の置かれている現実が映像と共に体験できるようになっている。
 その体験を終えて、デスクへ戻ると、ぼくの左腕に沖縄の土と石がこぶのようにくっついている。肉に食い込んでなかなか剥がせないが、しばらくしてその半分を剥がすことができたので、それを記者たちに見せに行く。それを見た記者たちはそれまでの態度を改め、ぼくを好意的に評価してくれる。それでもまだ、ぼくの左腕には沖縄の石と土が肉体の一部となって、食い込んでおり、もうそれは二度と剥がすことができないようだ。

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3月24日の夢(会社の溝と空気の抜けた風船)

 今の会社の状況がそのままに夢に出ました。
(3月24日の夢)
 会社で仕事をしている。社長の立っている場所と、ぼくとの間の床には細い溝が走っており、その溝に自分で蓋をしてから、社長の側に渡る。そこへ印刷所から電話がかかり、「これから校正をIさんのところへ持っていこうかと思っています」と言う。社長は「徹夜で校正をやらせるつもりかな」と言う。しかし、Iさんはちっとも帰ってこないし、社長も3日間の予定で名古屋への出張に出てしまった。印刷所からはまた「校正をこれから持っていく」という電話があった。社長はいないことが分かっているのに、ぼくは別室へ内線電話をかけて社長がいるかどうか確認する。すると、内線に病欠しているはずのOさんが出て、「社長は出てしまったかもしれません」と言う。ぼくもそれに応えて、「うん。出てしまったね」と言う。やれやれ、これではぼくがかわりに徹夜の校正をしなくてはならないかもしれないと思う。
 
 名古屋の実家の裏庭にいる。空気の抜けかけた風船のようなものが地面に置かれている。ただ、風船にしては表面のゴムの厚みが分厚く、平べったい。その風船を蹴って遊ぶ。蹴り続けるとどんどん空気が抜けていく。だが、抜ければ抜けるほど風船はふくらんでくるみたいで、扱いにくくなる。

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夢二日分

 昨日は忙しくしていて、夢をアップできなかったので、二日分。今日は珍しく空を飛びました。
(3月20日の夢)
 死んだ祖母をはじめとして大家族で暮らしている。勝手口に出前がやってきた。母が外出していて、家中でほかに財布を持っているのはぼくだけなので、ぼくが対応することにする。ぼくの部屋は家の一番奥にあるので、勝手口までがとても遠い。出前の人に「いくら?」と聞くと、「200円です」と言う。「なぜそんなに安いのか」と尋ねると、「正確には202円です」と答える。おまけしてくれたつもりかもしれないが、ぼくは正確に小銭まで払いたいと思う。しかし、小銭を探すのが面倒くさいので、ぼくは財布の中身を畳の上にぶちまける。コインを拾い集めて200円分を手渡そうとするが、よく見ると、見たことのない55円玉硬貨が混じっていて、これでは計算が合わない。慌てて畳の上をもう一度探し、100円玉硬貨を二つつまみ上げるが、今度は1円玉が見つからない。大騒ぎしながら祖母らと畳の上を探す。あんなに沢山あった一円玉なのに、どこへ行ってしまったんだろう?
(3月21日の夢)
 マンションの南側から中庭の公園を抜けて、自分の住んでいる2号棟へ行こうとする。長い距離があるものの、あっという間に公園を横切ったと思うが、一つ横切るとさらに向こうにまた一つ公園があった。それを横切ると、さらに公園があった。あれ、こんなに公園があったんだっけと思う。でも、そこをぼくは大股に飛ぶように歩いていく。女性の声で「本当に空を飛んでいるんじゃないの?」という言葉が聞こえる。本当だ。ぼくは空を飛んでいたのだ。あっという間に、向こう側へ着くことができた。

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3月19日の夢(トゲのある傘)

 会社で音楽教室の冊子を作ることになり、自分のオフィスの隣にある社長室(? 実際にはオフィスの方と同じ大きさで、対称形の部屋のよう)で、必要なポジフィルムを探す。カット一覧表の番号にしたがって、必要なフィルムは殆ど見つかったが、一部どうしても見つけきれないものがある。
 探すのをあきらめて自席に戻ると、隣席の女性が「あれもこれも仕事はゆっくりでいいと言われた。あんなに急いでいたのに」と、ぶうぶう文句を言っている。ぼくはそれを適当に聞き流し、デスクの引き出しを開けると、二つ折りの財布が入っている。これはN氏が海外へ旅行する度に、何故か一つずつ買ってきてくれるものだ。本当は迷惑なのだが。そこへM氏がやってきて、取っ手に大きなトゲが一つついた傘をくれるという。断るが、押しつけられてしまう。しかたなく貰って、壁のロープにかける。
 再び隣の社長室に行くと、部屋のレイアウトがすっかり変わっている。せっかくさっき見つけたフィルムも、みんなどこかへ行ってしまった。もうどうでもいいやと、投げやりな気分になる。

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3月18日の夢(トラブル)

 このところ、ぼくの勤務する会社の中がちょっとごたごたしています。ぼくも巻き込まれてしまったため、それが夢に出ました。ただし、この夢に出演している当事者のキャラクターは、実在の人物とは著しく違います(笑)。
(夢ここから)
 会社に見知らぬ、背が高くて恰幅のよい眼鏡をかけた紳士がやってきた。Fカメラマンだ。入り口でぼくに「できれば、これからのことについて、外でお話がしたい」と言う。ぼくが「未来なんて、ないと思いますよ」と言うと、彼はぼくの答を誤解して、「あなたはいつも未来のことは考えないのですか?」と聞き返す。まあ、そういう解釈をしたなら、それでもいいやと思い、「ええ。ぼくはいつも未来のことは考えないようにしているんです」と答える。
 そんな問答をしているうちに、一方の当事者であるS社長が帰ってきた。ぼくはFをSに任せて、いったん自席に戻る。いつのまにか、デスクの下のぼくの荷物の山が崩れ、床に散らかってしまっている。外国旅行から帰ったばかりなので、洗濯していない汚れ物や、ドル紙幣やらおみやげなどだ。これらをなかなか家に持ち帰れないなと思う。
 Fは?と思って、オフィスの入り口を振り返ると、ドアがぴたりと閉め切られて、その向こうでSと話し合っているらしい。Fはぼくを訪ねてきたのだが、出ていくべきかどうしようかと迷う。

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3月17日の夢(隕石とドミノ倒し)

 昨日は高見順賞の授賞式とパーティーでした。帰りにタクシーに乗ったら、タクシーに財布を忘れてしまいましたが、親切な運転手が届けてくれて、無事回収。よかった! タクシーは成城のモンキータクシーです。皆さん、ぜひ乗ってあげてください。でもカード類を一旦すべて止めてしまったので、プロバイダーの支払い等も引き落としできなくなるかも。再発行カードが届くまで不安です。
(夢ここから)
 学生時代からの詩友である松山のHの自宅の庭に停車している彼の車の中で話をしている。彼の自宅の敷地は学校の運動場のように広い。「広いねえ」と言うと、彼は「いや。一角に家が建っちゃってね」と言う。見ると確かに、右手に敷地にはみだすような形で、何軒かの住宅が建っている。土地を貸したか売ったのか、それともHが自分で建てて、人に貸したのだろうか。左手の方はバス会社の車庫と境目なしにつながっていて、何台ものバスが彼の敷地にも入り込んできている。「それも困るんだよね」と彼は言う。
 ぼくらの乗った車を含め、敷地内には二列に車が駐車している。殆どはトラックか大型の4輪駆動車だ。突然、隣の列の先頭のトラックが倒れ、隣の車にぶつかる。その車は倒れて、さらに隣の車にぶつかる。そうやって、ドミノ倒しのようにどんどん車が倒れていく。ぼくは「この車も危ないかも!」と叫んで、瞬時にドアのノブを回し、外に飛び出す。その瞬間、ドミノ倒しがこちらの列を逆向きに戻ってきて、ぼくらの車も倒れた。危機一髪! と思った瞬間、空から隕石が降ってきて、ぼくの体をかすめて、地面に突き刺さる。どうやら、最初にトラックが倒れたのも隕石が落ちてきたためらしい。

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18禁の夢など

 昨日は18禁の夢を見ました。今日の夢と二本立てで書きます。
(3月14日の夢)
 今日は休日だが、浜松へ出張しなくてはいけない。その前に、風邪気味なので診療所に寄る。クリニックは丘の上の白亜の館だ。入口に外国人の中年の女性が座っている。どうも今までの医者がいなくなって、彼女と交替したらしい。名前を呼ばれ、診察室に入っていくと、その女性が入ってきた。診察室はフローリングの床で、ひんやりとした感覚。ぼくはその床に直接横たわっている。彼女は新しい学派の医学者で、西洋医学の薬剤で治療するのではなく、患者といっしょに横たわることで、病を癒すことを目指しているという。そして、ぼくのかたわらに横たわると、静かにぼくのペニスを衣服の上からつかんだ。
 そうされたまま目を閉じていると、心がやすらいできた。そして、診察室にどやどやと何人もの若者たちが入ってきた。だが、これは3D映像で、彼らは現実の人間ではない。そのうちの太った男性がぼくの上におおいかぶさって、腰を動かす。ぼくと彼の肉体との間にはわずかな距離があるが、それでも互いの衣服ごしに彼のペニスが当たるのが感じられて、くすぐったい。
 ふと気づくとデスクの上に、ピアニストのNHさんの見た夢を印刷した紙切れが置いてある。それをそっくりコピーして、持ち帰りたいなと思う。そして、もう出張なんかやめだ、と思う。妻が「今日行かないと間に合わないのではないか」と言うが、「来週でいいんだ。そんなものは」と、ぼくは答える。
(3月15日の夢)
 ぼくのデスクは廊下の真ん中にあって、そこで一人ぽつんとパソコンに向かい、企画書の打ち込みをしている。途中で、営業部長のKくんが同じ内容の企画書を作っていることが分かるが、彼の参考にしてもらえばいいと思い、クライアントから来た参考書類を見ながら、打ち込みを続ける。

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3月13日の夢(見えないAV)

 妻が珍しく、映画を見に行こうと言う。しかし、外は雨が降っている。それも、ざあざあと窓ガラスを滝のように雨水が流れ落ちるほどの豪雨だ。それでも、妻はタクシー嫌いのはずなのに、「タクシーで行かなくちゃね」と行く気満々だ。
 妻の着替えがすむ間、ぼくは50インチくらいある大型のワイドテレビでAVを見ている。だが、画面には何も映っていない。そのうち、自分も身支度をしなくてはと気づき、服を着替え始める。そして画面のスイッチを切ろうとするが、電源は切れずに、モニターとDVDプレーヤーとの間で、心を奪うような魅惑的な光がぴかりぴかりと、ぼくを誘うように呼応して点滅を始める。とっても美しくて、ぼくはそれに見とれてしまう。

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3月12日の夢(撮影)

 今朝はよく目が覚めないうちに夢日記を書いたので、文字が一部判読できません(笑)。
(夢ここから)
 エレクトーンを愛用する家族のルポ記事を書くので、その撮影をIという有名なカメラマンに依頼する。取材の約束時間は午前11時だったが、その時刻に訪ねて行っても、家には誰もいない。ぼく一人が女性の手を引いて案内する。(このあたり夢を覚えていないため、意味不明) カメラマンが撮影した画像を見せてくれた。予想以上にシュールな画面になっているので、びっくりする。これではクライアントの許可が下りず、ボツになるのではないだろうか。そう考え込んでいると、背後から声をかけられ、驚いて振り向く。そこにいたのは一人の黒人。だが、それは黒い色を顔に塗っているだけで、化粧の下から現れたのは元「夢の解放区」の大豚さん(大豚というのはハンドル名で、普通の男性)だった。カメラマンたちは打ち上げパーティーに興じている。会場になっているのはとんでもないボロ家だ。ぼくは彼(大豚さんかカメラマンか不明)に名刺を差し出そうとして躊躇する。

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3月11日の夢(携帯電話)

 昨日はエラーになってしまって、更新できませんでした。以下は昨日見た夢です。
(夢ここから)
 今夜は勤務の後、詩人の出版記念パーティーに出席する予定になっている。パーティーには妻も先に行っている予定だ。6時に新宿駅に出た。雨が降っている。そこで初めて、今夜のパーティーは西武新宿線沿線が会場なので、高田馬場で降りなければいけなかったことに気づく。もう時間がない。タクシーに乗ろう。しかし、会場の場所が分からないので、携帯で電話をかけようと思う。スーツの内ポケットに手を突っ込んで、携帯を取り出す。朝にも一度、会場へ電話しているので、リダイアルのボタンを押せばいいはずだ。画面をよく確かめもしないで、リダイアルすると呼び出し音の後で、電話が
通じ、中年女性が電話に出た。どこかの飲食店らしい。「そこで出版記念会をやっていませんか?」と尋ねると、「ああ。そうかもしれません」と言う。誰かに尋ねている様子だが、よく分からないらしい。そこで、もう一度電話を改めようと思い、電話番号を尋ねる。彼女が電話番号を言うので、ぼくは「あっ、待ってください」と言って、万年筆(現実にはぼくは万年筆嫌いで、持っていない)を取り出す。が、メモする紙がない。ちょうど路傍にチラシか何かの紙類が何枚かあるので、それにメモをする。雨で濡れて、文字が流れるが、なんとかメモをするうち、相手の声が聞こえなくなる。しばらく耳をすませた後、これはどうも電話が切れたらしいと思って、改めて携帯をよく見ると、これはぼくの携帯ではない。どうやら妻のPHSを持ってきてしまったらしい。ということは、さっき電話したのはパーティーの会場ではなかったのだ。改めてポケットを探すと、ぼくの携帯があった。妻のものより大きく、黒と赤のツートンカラーの派手な携帯だ。これには妻の携帯番号が登録してあるから、先に会場へ着いている妻に電話しようと思う。ところが、携帯をパカッと開いてメニュー画面を見るが、登録番号のメニューがない。何度見直しても、見たことのないメニューばかりだ。途方に暮れて、携帯の画面を見つめているぼくの周りに、突然沢山のサラリーマンの男達の集団が通りかかり、ぼくは彼らにもみくちゃにされる。彼らが通り過ぎた後、どうもぼくの携帯は何かの加減で、動画の撮影モードになっていて、そのために見慣れたメニューが見あたらないのだと気づく。そうこうしているうちに、もう8時に近くなった。今から会場へ赴いてもきっとパーティーの終わり頃に着くだけだろう。それでも、一応会場へ行って、主賓の詩人に挨拶して帰りたいと思う。(夢ここまで)
 最近、詩集の出版記念パーティーなんて、殆ど開かれませんね。バブルの頃まではしょっちゅうパーティーがあって、現代詩の世界も華やかだったのに。ちなみに、ぼくの携帯にもちろん動画モードなんてありません(笑)。

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