4月21日の夢(カレーライス)

 土曜日だというのに、みんなでクライアントの事務所に行き、仕事の打ち合わせをしている。事務所は銀行みたいな雰囲気だと、夢の中の自分は思っているが、実際はホテルのロビーに近い。クライアントの方もほぼ全員出勤しており、普段の営業日と変わらない。
 仕事が終わり、バスで移動する。みんな、とても空腹だ。途中で、ぼくらを支援している人の家に寄る。大きな部屋にロの字型にテーブルが置いてあり、思いがけずカレーライスを出してくれる。嬉しい。興奮して、テーブルに我がちに座る。もしかして、ぼくの席がないのではないかと心配するが、ちゃんと入り口近くの末席に座ることができ、カレーライスにもありつけた。ぼくの隣は外国人の男性である。大きな楕円形の皿の中央に炒めたライスが盛られ、一見量が少なそうだが、食べてみるとご飯がこてこてに固めてあって、結構量が多い。そしてカレーは皿の片側に寄せられてあるのだが、手狭で腕がつかえて使いずらい上、スプーンも置いてあるのに、なぜかぼくはフォークを手にしているので、うまくカレーとライスを混ぜにくく、ぼくはライスばかり食べている。でもとても美味しい。気がつくと、ライスのかたわらに透明な袋がついている。袋を破り、中身をライスにかけてみると、それはビール味の調味料でさらに味に深みが増し、ますます美味しくなる。こんな歓待を受けてよいのだろうかと、みんな感謝の気持ちでいっぱいだ。実は、ぼくらがどこかへ預けたお金の利子がふくらんで、二倍以上になっているから、そのお金があるから大丈夫なのだという。その証拠としてレシートのようなものを見せてもらう。なるほど、ドルで記されたお金が既に三倍近い額にまで増えているのだった。みんな安心して、もりもり食べる。

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4月19日の夢(学生に戻る)

 ぼくは学生で、レストランのカウンター席で、友人の母親(母親だけで、友人の姿はない)のご馳走になっている。ご馳走を食べながら英語の予習をしている。ぼくはこのレストランにいる間しか、勉強をしない学生なのだ。テキストの中の知らない単語を一つ一つ辞書を引き、その意味をテキストに鉛筆で書き込んでは、訳文を作っていく。幸い、すらすらと訳文はできていく。どのあたりまでやれば次の授業の予習として十分だろうか? ところが気がつくと、まだ辞書を引いてない部分のテキストの本文の、難しい単語に既に訳が書かれている。ぼくの前に誰か女子学生がこのテキストを使っていて、やはり予習のために意味を書き込んでいたのだろうか? 突然、隣に座っていた友人の母親が「デザートは何にする?」と声をかける。「デザートは何でもいいです」と答えるぼくに、彼女は「そうよね。一色さんはいつも何でもよかったのよね」と言う。そして、ふとカウンターのかたわらを見ると、既にガラスの器に入ったデザートの盛り合わせが来ていた。

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4月16日の夢(頭突き)

 アメリカでは銃乱射。長崎では市長が撃たれる。暗い一日でした。
(夢ここから)
 目覚めると、美術館の一室。誰かの個展が開かれている様子だ。見回すと、壁に飾られた小さな古い何枚もの写真が目にとまった。野外のセールスマン大会で、成績の悪いセールスマンが首をうなだれて叱責されている様子を撮影した写真だ。寝そべった姿勢のまま、さらに天井に目をやると、天井には藁がいっぱい敷き詰められていて、まるで野原のよう。天地が逆転したような錯覚におちいる。
 かたわらにM編集長がいて、ぼくに「このひとつひとつ手作りされた椅子が素晴らしい」と言う。首を持ち上げてみると、壁際に何列にもわたり木製の椅子が並べられているが、その一脚一脚のデザインが違う。確かに、これらは手作りの椅子だ。
 室内には美術館のキュレーターもいて、「そして、この壁を壊す役割の人がいる」と言う。椅子の前にはいくつかの縦長の箱があり、そこには壁の絵が描かれている。一人の男がむっくり床から起きあがると、絵の中の壁にうめき声と共に頭を突っ込む。めりめりと音を立てて、裂ける壁。男はその頭突き行為をすべての箱に対して次々と行う。破られた箱の内側には別の壁の絵が描かれていて、この行為は繰り返し行える工夫がされているらしい。なるほど。これは凄い作品だ!と、ぼくは感嘆する。

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4月15日の夢(地下の会社)

 出前授業専門の高校に勤めている。いろいろなところへ講師を派遣しており、犬たちのところに授業をしに行ったこともある。今度は水商売の花街の女性たちから、授業を頼まれた。花街の座敷の真ん中に通路がまっすぐ延びていて、その向こうに彼女たちの教室がある。花街の女性達は方言がきついので、ぼくはそこへは行きたくないと思う。しかし、生徒達の評価で教師の査定が決まるので、断るわけにいかないのが実情だ。
 外から会社に帰ってきた。二人の男性が「S社は知的な変態みたいなところがあって、そこがぼくは好きなんだ。もっとそういうところを見せてくれればいいんだけど、なかなかそういうところを見せてくれないんだよな」と、うちの会社に対する批評を立ち話している。
 ぼくはそれを冷ややかに聞き流して、S社への入り口の階段を下りる。S社は地下にあって、地上の岩にあいた四角い穴から入るのだ。地下は四角い広い空間になっていて、その周囲は回廊のようになっている。回廊はところどころ高低差があり、そこに登ったり降りたりしながら進む。メンバーの一人が回廊の一角で祈祷を始めるが、ぼくをはじめ他の社員は靴を脱いで両手にぶら下げ、その社員のかたわらをさっさと通過して会社の中に入っていく。

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4月14日の夢(道に迷う)

 大阪で開かれる詩の会合に出席するため、道路を歩いている。終戦後の名古屋の自宅近くを思わせる緑豊かな道だ。前方を若い女性詩人のNさんが通りがかりの人に道を尋ねながら歩いている。彼女と連れだって行こうかと一瞬思うが、話しながら歩くのがわずらわしいので、声をかけるのをやめる。彼女はすたすたと前方に早足で歩いていき、あっという間に視界から消えてしまった。今度は長老詩人のK氏がよろよろと歩いているのに出会う。これまた一瞬、声をかけようと思うが、足の悪い彼と歩いたのではいつ会場に着けるか分からない。知らないふりをして、追い抜いてしまう。
 地図を見ると、会場は山の上にある温泉町のホテルだ。電車の駅を降りて、多分このあたりだと思うところへ行く。まっすぐにメインストリートが延びていて、その両側に横に長い大きな建物がいくつも並んでいる。この建物だと思って近づいた建物は、会場ではなかった。メインストリートの向こう側の斜め向かいにある建物がそうらしい。
 通りを渡って、その建物に入るが、ここも違っていた。さらにその隣の建物を訪ねるが、ここも会場のホテルではない。道に迷っているうちに、もう30分は遅刻してしまったと思い、腕時計を見ると、幸い20分しか経っていない。携帯を右手に持ち、左手に案内状を持って、そこに書いてある会場の電話番号にかけようと思うが、強い風に案内状があおられ、片手で電話番号を押すのは難しい。
 やっと電話が通じた。もう会場には全員到着していて、まだなのはぼくだけだという。なんだ。それなら、NさんかK氏についていくんだったと後悔する。

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4月13日の夢(靴がない)

 客船に乗って、日本の沿岸を旅している。船室に靴を脱いで上がり、床に座っている。だが、初めての船旅に緊張して、どこに靴を脱いだのか忘れてしまった。いくつかの靴箱を探してみるがない。何度も探し回り、船首にある一等船室まで探しに行くが、やっぱり見つからない。
 しかたなく船室に戻り、ふと自分の足下を見ると、誰のものとも分からない片足ずつ別の靴をつっかけている。いつのまにか、誰かの靴を失敬したらしい。とにかく、誰か船員か乗客に自分の靴が紛失したことを言おうと思うのだが、なかなか声をかけるチャンスがない。妻に靴を買ってもらい、これから着く港まで列車に乗って届けてもらおうかと思う。

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4月12日の夢(少年ギャング)

 浜松に出張しての仕事が終わり、帰る前にトイレに寄ることにする。旅館の和室の奥がトイレになっていて、畳にいくつも水たまりができている。中年のサラリーマンふうの男たちが何人もそこで立ち小便をしていて、いっぱいなので、ぼくはあきらめて我慢することにする。
 駅に向かう途中で、クライアントのM氏に会う。なんだか少し太った感じだ。仕事がうまく行ったことで、彼は機嫌が良く、二人連れだって新幹線の浜松駅に行く。
 浜松駅は小さくて、昔の田舎の駅のようだ。
 いつのまにか新幹線ではなく、バスに乗っている。ぼくは二人がけの座席の窓際に座っていたが、隣の乗客が席に傘を置いてどこかへ行った。ちょうど停留所で、小学生の子どもたちがどやどやと乗り込んできた。子どもの一人がその座席を指さし、「空いてる?」と尋ねるので、「います」と答える。
 通路の向こう側の二人がけの座席は、そこにいた乗客が二人とも荷物を置いて、どこかへ行ってしまった。子どもたちはそれをよいことに、二人の荷物を窓から外に放り出し、勝手にそこへ座る。そこへ二人の乗客が戻ってきた。「あれれ、荷物が・・・」と彼らが口ごもっているのを見て、ぼくは運転手に「ストップ! 子どもが荷物を窓から投げた!」と叫ぶ。運転手は急ブレーキをかけて、バスを停車させ、荷物は無事に乗客の手に戻った。それを見て、M氏はまたぼくを「一色さんはすごいねえ!」と褒めてくれる。

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4月11日の夢(切れないハサミ)

 古いお札や、昔の貴重なノートブックが出てきた。縁が傷んで汚く見えるので、鼻毛切りのハサミで縁を少し切り取ればきれいになると思う。しかし、そのハサミは切れ味が鈍っていて、切れば切るほど縁がギザギザになってしまい、「失敗した!」と後悔する。

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4月7日のアップしそこなった夢(臨検)

 4月7日にも夢をアップしたつもりだったのですが、再構築を忘れたみたいで、アップできませんでした。
(4月7日のメインの夢)
 四国で行われたマラソン大会に参加した。マラソンを終えて、宿舎の温泉宿に帰るため、列車に乗った。腕に黄色の社封筒を抱えており、中には自分や他の人の原稿が入っている。なぜか、その封筒を最初に座っていた車両の座席に置いたまま、隣の車両にぼくは移る。そこへ突然、軍隊か警察か分からないが、列車は停止させられ、制服の人々による臨検があった。突然のために、ぼくは元の車両に戻ることができない。臨検が終わった後、戻ったときには封筒は跡形もなかった。臨検部隊の制服の若い女性たちに「ここに黄色い封筒があったでしょう?」と尋ねる。「ああ、ありましたね」と彼女たちは答えるが、臨検で車両の入口に積み上げられた荷物の山の中にも、車両の中にも見当たらない。大事な原稿が中には入っていたのだが、「まあ、いいや」と諦めることにする。
 いつのまにか列車は船に変わっていて、港に入ろうとするところだ。雪が降っていて、港は雪と氷で幻想的に美しい。ぼくは船首に一人立って、その光景に感動しているのだが、そこは危険なので、一般の乗客は立入禁止らしい。船首の一番前で船を操っている中年の女性操舵手が、ぼくに「大丈夫?」と声をかける。入港時には船は急な坂を登っていくので、船首は急角度に傾斜し、立っていられないほどだ。 
 ホテルに戻り、自室の窓から港を見る。今度は船は飛行機に変わっており、その飛行機が滑走を始めたとき、一人の若い女性が飛行機の前に走り出てきた。飛行機は急ブレーキをかけ、驚いた女性は逃げまどって、池の中に飛び込んだ。ずぶ濡れにはなったものの、女性が安全に助け出されたのを見て、ぼくはほっとして窓から離れる。
(同日、別の夢の断片)
 夜、お腹が減ったので、外へ食べ物を買いに出る。妙に暗いなと思ったら、この地域一帯が停電している。足元も真っ暗で危険なので、家に戻ろうと思う。交差点にやってきた。そこは少し明るく、若者たちがたむろしている。その交差点を渡った向こうには、何か食べ物を売る店がありそうな気がして、渡ってみるが、そうした店は見つからず、空腹のまま引き返す。

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4月10日の夢(エレベーター)

 どこかのビルで一階から二階に行くため、エレベーターに乗る。ぼくといっしょに若いカップルも一緒に乗る。エレベーターは横幅は普通のエレベーターと同じだが、奥行きは人一人の体分くらいしかない。おまけに、エレベーターの中はものすごい風が吹いていて、「二階」のボタンを押すのも大変。若いカップルも、ぼくを「大丈夫ですか?」と気をつかってくれながら、「きゃーきゃー!」と叫ぶ。
 エレベーターには窓があり、見ているとエレベーターはモノレールのような一本レールの上を横に走りだした。ジェットコースターのようにアップダウンを繰り返しながら、空中を走り、全然別の場所に走っていく。このビルの二階は随分離れた場所にあるのだ。
 エレベーターはさらに走り続け、線路も何もないコンクリートの上を進んでいく。その向こうに、普通の鉄道用の二本のレールがあり、エレベーターはそれに乗って、駅のプラットホームに走り込む。ホームではなく、レールの上に若い小太りの男の駅員がいて、エレベーターを誘導し、今にも轢かれるという寸前にぱっとホームに跳び上がって、手動でドアを開けてくれた。
 やっと「二階」に着いた。カップルは入場券の半券を駅員に出して、中に入っていった。ところが、ぼくはそんなものが必要だとは思ってもみなかったのだ。コートや上着、ズボンのポケット等を探し回るが、出てくるのは関係のないゴミばかりだ。

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