4月10日の夢(ミュージカル取材)

 ミュージカルの公演の取材に行く。既にステージは開幕している。観客がぱらぱらとしかいない席の一角に座る。公演が進むと、その一角に座っている観客達は、次々と花束を持って舞台に上がっていく。そういうための席だったのか。
 第一幕が終わり、次の幕が開くまでの間、外に出て河原に腰を下ろしている。すると、急に波音が高くなったと思うと、あっという間に川の水位が上がり、ぼくはずぶ濡れになってしまった。
 公演が終わった後、バックステージでミュージカルの制作スタッフ達の記者会見が開かれた。ぼくはコンクリートの床に寝ころんだ状態で取材している。そこへ出演を終えた役者達が次々と引き上げてきて、まるで出演者控え室みたいになってしまい、記者会見どころではなくなってしまう。

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5月9日の夢(エレベーターで暴れる)

 マンションのエレベーターに乗る。中はたくさんの女性達でいっぱいだ。ゴミ捨て場の片づけをする当番階の主婦達らしい。
 エレベーターは9階に停まった。そこは展覧会場になっていて、ぼくは自分の描いた絵を出品した。普通の展覧会は絵を壁にかけるのだが、ここでは絵を床に水平に並べて鑑賞するようになっている。
 帰りにまたエレベーターに乗り、3階の自宅で降りようとするが、エレベーターは素通りしてしまう。ぼくは怒りにかられ、持っていた棒を振り回しながら、「なぜ停まらない? 停めろ!」と叫んで、同乗した主婦達を殴りつける。しかし、その甲斐もなくエレベーターは1階までノンストップで下降してしまった。ぼくは1階に降りてもまだ怒りまくり、手当たり次第に棒を振り回して暴れまくる。

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5月7日の夢(Sさんの生首)

 今は権力の移行期間。次代の会社を担うぼくらは、今まで会社が重用していなかった人たちにスポットを当てることにした。その一人、Sさんという女性の生首が軒端につり下がっている。生きたまま首だけになったSさん。その首に向かって、ぼくは竹刀をふるい、打ち込みの真似事をする。彼女の顔の寸前で、ぴたりと竹刀を止めてみせたりする。そのたびに彼女は陽気な笑い声を立てて、ぼくらに応えてくれる。今まで注目されなかったSさんたちと、うまくやっていけるかどうかが、ぼくらが新しく権力を握るための鍵になると思う。

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5月3日の夢(北欧旅行)

 浜松に久しぶりに出張で出かけた。雨が降っている。料理屋で夕食を同僚達と食べ、駅に行くタクシーを呼んでもらう。沢山の客が行列を作ってタクシーを待っている。ところが、ちょうど携帯に電話がかかってきて、それに出ているうちにタクシーの順番を飛ばされてしまう。仕方なくもう一度呼んでもらうが、何の理由でだか、また順番を飛ばされてしまう。これではなかなか東京へ戻れない。
 同僚が創業者のK会長に呼び出されて、お説教をされた話をしてくれる。会長室にはそうめんか冷や麦を入れた器が置いてあり、それにウジ虫をつまんで投げ込むよう指示されたという。やってみると、なかなか難しい。仕事の難しさを伝えたかったらしい。
 会社に帰ると、案の定会長室に呼ばれた。入ってみると、会長は長嶋茂雄だった。中には本当に大きな器があり、そうめんがいっぱい入っている。ウジ虫も何匹か入っている。長嶋は脳梗塞の後遺症で、言葉が出ないらしい。ぼくにエレクトーンの最高機種のカタログを見せ、その中に書いてある言葉をいくつか指さして見せる。何かぼくにその言葉で、文句を伝えたいらしい。しかし、ぼくはエレクトーンの仕事は殆どやった経験がない。むらむらと怒りが起こり、ぼくは会長に「あなたはぼくが十数年ピアノの仕事をしていたのを知らないのか。そんなふうに社員の仕事を理解していないとは、失望した」と怒りをぶつける。ふと天井を見る。水がひたひたと部屋の中に寄せてきている。水は横にたまるものだが、この部屋では縦にたまるらしい。水平線がひたひたと縦になって、部屋の中央に迫ってくる。
 みんなで北欧に旅行した。港の水面にうなぎが泳いでいて、白いものを噴き出す。「43歳を過ぎてから結婚すると、人間もあんなふうに脂肪酸が噴き出すのだよ」と、誰か男性が自分の妹に説教し、みんな爆笑する。海辺に老女性詩人のKさんの家がある。「ここ数日、Kさんの姿が見えない。もしかして、亡くなったのでは?」とガイドが言うが、特に中に入ってみようとはしない。彼女の家の玄関の壁には陶器が沢山吊して飾ってあり、日本の詩人達の詩が一つずつ焼き込まれている。もしかして、ぼくの詩もあるかもしれないと思うが、見あたらない。
 そばのステージで日本人のおぱさんたちがショーをしている。ちょっとサーカス芸みたいな要素を含むお笑いショーで、現地の若者たちに人気が高い。これは十数年前に日本で中年のおばさんたちがやってブームになった芸を、別のおばさんたちが再現しているのだというが、とても上手で、よく訓練されていると思う。
 街には建て売りの住宅が50軒ほど売り出されていると聞き、階段を登って見学する。なんだか、間取りが狭い気がするが、実は家の真ん中で二つに床が分かれていて、その裂け目を飛び越えれば、その向こうも家の一部なのだと分かる。さらに階段を下りた一階には、中央の部屋のほか両側に広い居間もついていて、意外に広くて良い家だということが分かった。

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5月2日の夢(ぼくが燃え上がる)

明日、羽田に前泊して、広島と山口に観光旅行に行ってきます。
(夢ここから)
田舎の大きな家に引っ越した。壁も粗塗りされただけの、野趣に飛んだ家。道路で少年達と遊ぶ。なぜかぼくだけが大人の若い男性。ぼくはそれらの少年達の一人を泥の穴に沈めてしまったことで、警察の指名手配を受ける。ぼくには妻か婚約者のような女性がいる。彼女は手に炭火を持っている。家の中でその炭火をぼくに押しつけると、ぼくの全身は燃え上がる。そして、その炎に焼かれて、ぼくは浄化された。今度は燃えるぼくが妻を抱きしめる。すると、妻にも炎が燃え移った。

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4月29日の夢(丸見えトイレ)

 会社が新しい全面ガラスのビルに建て変わった。ぼく以外の社員は全員忙しく働いており、K会長は「それじゃあ、企画書は一つぼくが書かなきゃいけないな」と上機嫌で言う。しかし、ぼく一人は全く暇でやることがない。今、何時だろうかと思う。目の前のガラス越しに、通りの向かいにあるビルの壁面の時計が見えるが、逆光のせいかよく見えないし、どうも狂っているような気がする。自分の腕時計を見ると、まだ午前中だ。そんなはずはない。時計が狂ってしまったのかと、ぎくりとする。しかし、それは時針と秒針を見誤ったせいらしい。秒針といっしょに時針の中心も回転してしまうので、正確な時間が読みとりにくいのだ。多分、3時か4時くらいらしい。
 トイレへ行く。窓際の便器に近寄って、驚いた。全面ガラス張りなので、自分のすぐ足の下を街路を歩く人々の頭が横切っていく。彼らが上を見上げれば、自分の用を足す姿が丸見えに違いない。おまけに、窓の下にパイプが外に向かって突きだしていて、ぼくのおしっこはそこから外へこぼれているのだ。よくビルの下を通ると、上から水滴が降ってくることがあるが、あれはクーラーの水だとぱかり思っていた。あれはおしっこだったのだ!
 確かめようと外へ出て、街路からビルのトイレを見上げる。さすがに外からはガラスは半透明になっていて、見えにくいが、ちょうどOくんがトイレに入り、便器に向かう姿がぼんやり見える。今会社に戻ると、彼のおしっこを頭からかぶってしまうだろう。ビルを反対回りに一周して会社に戻ろうと思う。

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4月28日の夢(再軍備を主張する男)

 戦争から生きて帰ってきた男が、事業をしながら選挙に出馬した。その主張は「日本に軍隊をつくる」こと。その男の経営する店の従業員が車で選挙運動に出発したが、その車は装甲車のような造りだ。男は別の場所で一人で選挙演説をしている。駅ではたくさんのテレビの画面に、さまざまな番組が流れているが、それらはみんな男が金で買収して、自分の主張を盛り込んで作らせたドラマや歌謡曲だ。そこへ数人の男達がこっそりと後ろから忍び寄り、男を逮捕してしまった。彼らは男を好ましく思わない政府の官憲だ。すると、車に乗った男の従業員たちはそのまま寝返って、今度は政府の主張に沿った選挙運動を続ける。

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4月25日の夢(トイレ夢)

 いつもながらのトイレ夢です。
(夢ここから)
 起きて、トイレに入る。トイレには左隅に普通の便器が、中央にでんと横長の茣蓙のような形の大きな便器(?)がある。ぼくはその真ん中の便器におしっこをしていたのだが、気がつくと我が家で息子同然に居候させている十代の若者たちのうちの一人が、ぼくの前に仁王立ちになり、別の居候の少年と大きな声でしゃべりながら、その便器で我が物顔におしっこを始めた。ぼくはその後ろから、彼にかからないよう、遠慮しながらおしっこをする形になる。二人ともおしっこをし終わって、見ると、便器の位置にはきれいな布団が敷いてあり、それが彼のおしっこでびしょびしょになっている。ぼくはたちまち頭にきた。恩を仇で返すとはこういうことではないかと、完全にキレてしまう。さっきおしっこをしていた少年を呼びつけ、「これを見ろ! 自分で洗って、干して、乾かせ!」と怒鳴りつける。しかし、眠いので呂律がうまく回らない。

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4月23日の夢(研究会)

 ぼくが講師をしている某研究会が、今月から会場を変えるは、相棒の講師も変わるはで気になっていて、こんな夢になりました。
(夢ここから)
 今日が従来の研究会としては最後の回だ。それなのに開会時間の午後4時の3分前になっても、殆どメンバーが姿を現さない。会場は古びた民家の和室で、詩の研究会ではなく、昔の算盤塾のような雰囲気。誰も来ないので、部屋には子どもの勉強机のようなものが三つ並べられているだけで、全然会場設営もできていない。相棒の講師も別の部屋にぷいと出ていったまま、戻ってこない。いつも来るIもUも今日のことを忘れてしまったのだろうか。
 そこへ今まで来たことのない女性一人、男性二人のグループが「この講座は私たち、初めてだわね」と言いながら突然入ってきて、なれなれしく畳敷きの会場に座る。この会場で別の講座を受けていた常連なのだろうか。
 さらに、新しいういういしい感じの若い女性が一人、飛び込んできた。「小林と言いますが、私、初めてなんです。前から始めたいと思っていたんですが」と、期待に顔を輝かせながら言う。そして会費の千円札を手に持ち、そこに置かれた封筒か箱のようなものに「入れる?」と、ぼくに尋ねる。ぼくは慌てて、「いえ、ぼくが貰います」と言って、千円札を受け取る。そして、何かに受け取ったことをメモしておかなくてはと思い、手帖の住所録を開いて、ページの余白に「井上」(なぜか「小林」のはずなのに、「井上」にかわっている)と記入するが、これでは忘れてしまいそうだ。そこで、会場でこれから合評するはずの作品集をカバンから取り出し、「作品を出しておられますか」と尋ねる。彼女は目次を指さして、「この『暖』という作品を書いている『ほうきがやつ』というペンネームが私です」と、目を輝かせて言う。

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4月22日の夢(統計データ集)

 妻と食事をしながら、分厚い本をめくっている。それは日本の統計資料集。その中に、日本人の身長が確実に高くなってきたというデータのページがあるはずなのだが、めくってもめくっても沖縄や鹿児島あたりの地図があるばかりで、目指すデータは見つからない。
 ぼくは赤鉛筆で、明日持参する持ち物のメモをとる。まずアラーキーの写真集が必要だ。

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