11月7日の悪夢

 Nという女性(現実には会ったことがない)を撮影することになった。Nは会社の中にも外にもいて、二人は全く違う女性なのだが、どちらも「自分が本物のNだ」と言って譲らない。とりあえず外のNをモデルにして、中国風・ヨーロッパ風・和風の3種の衣裳を着せ、カメラマンに撮影してもらう。かなり過激なヌードに近いカットもある。
 その写真を二人に見せ、3種の服の内、どれがいいと思うか、尋ねる。その内一人は撮られたのは自分ではないはずなのに、何の抵抗もなく写真を見ているが、なかなかどれがいいとも決められない。そばに太った西洋人のおじいさんがいて、「Nちゃんと一緒に夕食を食べたいが、彼女はどこにいるのか?」と言う。気づくと、Nは会社の外に出て行ってしまったらしい。
 病院に入院しているが、そこはオフィスでもある。左隣のベッドには若い女性が、右隣には若い男性が寝ている。いつのまにか左の女性と手をつないでいるが、気づくと右の男性とも手をつないでいる。
 何かを取りに、高い鴨居のような場所に登る。いつも上手に登っているのに、今日に限り、うまくいかなくて、鴨居の上に置かれていたさまざまな小物を落としてしまい、ガシャンガシャンとそれらが床で壊れる音がする。下から男に「何をしているのだ?」と見とがめられてしまう。
 外に出る。庭に土が小山のようになっている部分がある。その中で冬眠している芋虫を殺すように指示される。なるほど、小山の表面が芋虫の形に盛り上がっている。ぼくが芋虫を殺すのを怖がっていると、同僚の男性たちがかわりに鍬や鍬をふるってくれる。土の中から大量の太った芋虫が転がり出てきて、湯気を立てながらぶつ切りにされる。一人の男は切り刻んだ芋虫をぽいぽいと口に放り込んで、おいしそうに食べている。うえーっ、気持ちが悪い。

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11月4日の夢(昼休み)

 何年ぶりかで携帯を買い換えました。また機能を覚えるのが大変。
(11月4日の夢)
 いつも12時になると、すぐに昼食にするぼくなのに、今日は急ぎの仕事を片づけている。すると、若い後輩の男性社員が、ぼくのデスクにそっと茶碗や箸を並べてくれた。この会社では社内でこうして食事を頼むことができるのだ。それにしても、男性社員の行為はぼくへの好意以外の何物でもないだろう。意外にぼくは社員たちから慕われているのだと、嬉しく感じる。
 階下へ降りる。尿意を催して、トイレへ入る。ところが、昨日までトイレだった場所には壁も何もなく、床に四角い区切りが記してあるだけだ。でも、トイレなんだから、ここでしていいだろう。それにしても、目の前で若い女性社員が大声でしゃべっているのが気になる。おまけにトイレの左脇にテーブルがあって、誰かが皿の上にサンドイッチを置いたままだ。これにおしっこがかかってしまったら困るなと思うが、もう止まらない。すると、誰かが目の前にカーテンをさっと引いてくれた。これでぼくは女性社員らの目から隠された。よかった。やっぱり、ここはトイレだったんだ、と安心する。
 用を足した後、手を洗いに行くと、バスタブのようなものの中に女性社員たちが牛詰めになって、昼食をとっている。彼女たちの背後に水道の蛇口がある。手を洗い始めるときは、そこに手が届いたのだが、水を止めようとすると、手が届かない。「すみませんが、止めてください」と言うと、ぼくと蛇口の間にいた女性が「あっ、ごめんなさいね」と言う。
 トイレから自分のオフィスに戻ることにする。オフィスは岡の上にあり、そこまで75度ほどもある急斜面を登らなければならない。立木につかまらないと、とても登れない。若い頃はそんなことしなくても登れたのになあと思う。背後で少年たちがボール遊びをしている声がする。坂の途中にラグビーボールのようなものが落ちている。拾おうとすると、少年たちが遠くから「あーっ、触っちゃだめ!」と口々に叫ぶので、辛くも触りたいという欲望を抑える。
 岡の上に着き、腕時計を見る。もう1時を過ぎている。さっきの男性社員はお茶碗を置いてくれたが、ご飯まではよそってくれなかった。こんな時間でもご飯が残っているかなあと、不安になる。

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11月3日の夢(巨人軍の選手になった)

 ここはブラジル。一軒の酒場に入っていく。日系人のためのものらしく、お寿司なども出す店らしい。カウンターがあるのだが、殆どカーテンが降りていて、入り口近くの左端だけが開いており、そこから日系インディオの女性の浅黒い顔が見える。彼女はぼくに「この店にはいろんな犯人を捜しに、刑事さんも来るわ。あたしは『乾杯ーっ!』と言ってあげるの。だって、そう言ってあげないと、そういう人たちはお酒を召し上がれないでしょ?」と言う。
 酒場の入り口には1メートル四方くらいの地面を四角く区切った場所があり、まるで犬の寝場所のように見えるが、そこで夫婦者などが夜を過ごすのもオーケーだという。だが、普通は酒場に働く女の子がそこで仮眠をとるらしい。眠れなくて大変だろうな、とかわいそうに思う。
 満員の地下鉄に乗っている。突然、ぼくのもたれていた左側のドアがあく。あまりに牛詰めなので、ぼくの肩に押されて途中までしか開かないが、こんなふうに走行中に開く危険なことが実際にあるのだなと思う。ぼくは読書に夢中になっていたのだが、よく見ると、実際は電車は駅に停車しており、ドアが開くのは当然なのだった。やばい、やばい。これでは降りるべき駅を乗り過ごしてしまうかもしれないなと思う。ぼくの隣に立っていた、何かの制服らしい緑のジャンパーを着た男がぼくを避けるように、少し場所を変える。いやなやつだな。しかし、とにかく降りるべき駅を間違えないようにしなくては。ぼくたち読売巨人軍は今こうして地下鉄で日本シリーズを闘う球場目指して移動しているところなのだから。
(現実には、ぼくはドラゴンズファンで、アンチ巨人です)

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11月2日の夢(娘と新しい家)

 ぼくには娘はいないんですが、娘のいる夢を見ました。
(夢ここから)
家に娘がいる。寝ているのは、身体障害児なのかもしれない。ぼくは彼女に「今日中に新しい家に引っ越すんだよ」と語りかける。しかし、そのためには家主でもあるクライアントのところへ、企画書を提出する必要がある。女の子っぽいかわいい絵柄のついた小さめの便せんに、何枚も手書きで企画書を書く。書き終わりかけたところで、手書きではなく、パソコンで打ち直すべきではないかと気がつく。しかし、それでは出来上がるのが明日になってしまい、娘との約束を守れなくなるのではないかと、思い悩む。

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11月1日の夢(真っ黒なもの)

 朝、明るい光が窓から射し込む納屋のようなところに布団を敷いて寝ている。と、突然、窓から真っ黒な石炭のようなものが降ってきて、一瞬のうちにぼくの足から胸にかけて、山のように積もってしまう。しかし、石炭のような重さはない。「うわーっ、これは一体何だ?!」と叫ぶ。次の瞬間、これは夢だから大丈夫と思ったとたん、また唐突にその真っ黒な山は胸の上から消え失せる。

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10月28日の夢(走るお屋敷)

 深夜に駅でライターのMさんと待ち合わせるが、会えないまま、超大金持ちのクリエイターの屋敷に泊まることになる。雑魚寝で、眠れない。その上、夜中の3時頃主人のクリエイターに起こされ、ポジ選びをさせられる。老眼でコンタクト(フィルムに写った写真を一覧できるようプリントしたもの)がよく見えないため、適当にあしらい、「もうカットはこれ以上ないの?」と尋ねる。相手が困っている間に、尿意を催したのでトイレに行く。トイレは真四角で、便器も何もない部屋。一角で、壁にむかっておしっこを始める。と、突然部屋が揺れだした。この家は実は列車で、それが走り出したのだ。揺れにまかせて、部屋中におしっこをまき散らす。でも、誰もいないのだから構わないと思う。
 
 日比谷の地下鉄の駅から地上に出る。たまには都電に乗って帰ろうと思う。車道を横切って、真ん中の安全地帯に行き、ちょうどやってきた電車に乗ろうとする。もしかして、行き先と反対に行く電車かもしれない。それに、どうやって乗ればよいのだろう。「一番混む乗り物だ」という誰かの声も聞こえる。サラリーマンたちが走ってきて、駅の壁にある路線図のようなものに、パスネットのカードを投げつけている。そうすれば改札したことになるらしい。会社のM氏とI氏も都電に乗って、どこかへ行くようだ。
 乗るのをやめて、道路の反対側に渡り、安いことで有名な中華料理屋に入る。屋外のテーブルに座り、2品をオーダーする。すぐ出てきたのは皿からはみだす長さのゴボウの料理だ。サービスらしいサラダの皿も出て、3品が前に置かれる。箸やフォークが見あたらない。他のテーブルを観察すると、やはりテーブルに箸が置いてあるようだ。よく探すと、確かに袋に入った割り箸がいくつかあるが、みんな袋が破れて、外に箸が突きだしている。衛生的ではないが、お腹も減っていたので、突き出し方の少ない箸を取って食べる。いつのまにかゴボウが消えている。でも2皿でもうお腹がいっぱいだ。あと1皿食べたら、家で夕食が入らなくなりそうだ。いつのまにか、同じテーブルに見知らぬ女性が座り、食事をしている。なんだ、こいつは・・・と違和感を覚える。と、すぐ前のテーブルにいた女性二人が突然立ち上がって、「まあ、一色さん!」と叫ぶ。向こうはぼくをよく知っているようだが、全然誰だか思い出せない。彼女たちは「以前は途中でやめてしまって、ごめんなさい」と、しきりに恐縮するが、ぼくには何のことやら見当がつかない。

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10月27日の夢(お楽しみ会)

 ぼくのマンションを会場に、子供とそのお母さんたちを招いて、定期的に開催しているお楽しみ会(現実ではありません)が、今日開かれているところだ。どうやら主宰者はぼくで、S研究会の人たちがボランティアで参加しているらしい。催し物の会場はマンションの左側にある大きなゴミ捨て場で、ここが母子に解放され、そこにシートを敷いて母子がお弁当を食べている。ぼくは通りかかったタクシーを拾い、その助手席に乗って運転手に指示し、その会場に乗り入れてもらう。狭い通路をタクシーがゆっくり進み、そんな大きな車が座っているすぐ近くまでやってくるスリルを、子供たちに楽しんでもらうのだ。運転手は突然の依頼なのに、のみこみが早く、見事に会場内の狭路をゆっくり運転してくれる。子供たちが通路に出て、進路をふさぐので、「ちょっとどいてくれる?」と、ぼくがいちいち追い払いながらの前進だ。しかし、母子たちの反応は鈍く、あまり楽しそうではない。
 ぼくの出番が終わり、マンションの右側にある小さなゴミ捨て場に戻る。ここがスタッフの拠点になっているのだ。ぼくに交替してSくんが今度は出発していった。ぼくはこの催しをするのが楽しくてたまらないのだが、主宰者であるぼくの閉会の挨拶もないまま、あっという間に会はお開きになってしまった。なんだか拍子抜けだ。こんな調子では次回はもう開催できないのかなと思う。
 スタッフの拠点となった小さなゴミ捨て場の前のテーブルには、ぼくが食べ残したり落としたりしたお菓子や肉などが載っている。こんなに沢山あるのかと、ぼくはびっくりし、みんなに見つからないうちにと、紙切れですくって捨てる。
 ラジオが流れている。J-WAVEの「グッドモーニング東京」だ。以前はジョン・カビラさんのナビゲートで人気だった番組だが、今度、弟のカビラ・ジェイさんが新しいナビゲーターになった(これも現実ではありません)。ジェイさんは比較的高い声の人だったが、いつのまにか声が低くなり、お兄さんそっくりになったなと思う。

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10月26日の夢(武装警備会社)

(イラクでアメリカの警備会社が市民を撃ち殺したニュースを見たショックで、こんな夢を見ました)
 ぼくは武装警備会社のスタッフとして雇われている。車列を作って、クライアントの警護に向かう。
 着いたところは和風のしもたやで、お葬式をやっていた。いや違う。誰かが生きたまま、死体として棺に入れられようとしているのだ。これは何かの実験らしい。やがて、ぼく一人を残して、他の警備スタッフはみんないなくなってしまった。今襲撃を受けたら大変だと思う。内ポケットのピストルを確かめながら玄関を覗き込むと、もう一人のスタッフが油断して寝込んでいるのが見える。
 また車列を作って、帰る。途中、なぜか道路が渋滞して、止められる。前を見ると、順番に車が発進しており、その向こうはもう渋滞はなく、スムーズに車が流れている。だが、その瞬間、止まっていたぼくらの車の前に男が一人近寄ってきた。ぼくは反射的にピストルを構えると、男を撃ち殺した。
 後で、その殺害シーンを映像で確認した。自分が人を撃ち殺す場面を見るのは、いやなものだ。

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10月25日の夢(検札)

 列車に乗っている。中年男性の車掌が検札に回ってきたが、もう駅に着いてしまい、乗客が降り始めたところだ。今さら検札の必要もないだろうと思うが、これもせっかくの記念ではないか。あえて、「最後の一人」の乗客として、ぼくは彼から検札のハサミを入れてもらう。車掌は向こう向きで立っていたのだが、ぼくのためにわざわざ振り向いて検札をしてくれた。
 妻は検札など受けずに、さっさと列車を降りてしまった。さあ、ぼくも降りなくては。しかし、ぼくは逆に列車の中の階段を二階に駆け上がる。二階にはぼくの部屋があり、せっかく検札してもらった記念の切符よりもっと大切なものが、その部屋にあるのだ。ぼくは切符ではなく、その大事なものの方を抱えて再び階段を降りる。

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10月24日の夢(名刺と漫画家)

 クライアントの女性に連れられて、ロビーにある来客用の打ち合わせスペースに、自分が先頭で入ろうとする。スペースの入り口から顔を出して、ぼくに挨拶したのは今をときめく女性漫画家だ。ぼくは財布を取りだし、中から名刺を一掴み取り出す。ぼくは名刺を財布に入れていて、しかもその名刺は4種類もあるのだ(これは事実。肩書きや職名がいろいろあるので。もちろん「詩人」なんてのはありません)。しかし、一枚も人に渡せるような、きれいな名刺がない。名刺といっしょに年賀状のために描いた漫画も何年分か入っている(我が家の年賀状ならぬ「漫画状」もすっかり有名)。それらをテーブルの上に思い切り広げたので、クライアントの女性に「あらあら、これは何ですか」と言われてしまう。「漫画も書いております」とジョークを言ってみるが、漫画家はそれらを見てもニコリともせず、一言も発しない。「ようし。一番きれいな名刺はこれだ!」と陽気に叫んでみるが、まともな名刺は一枚も見つからず、結局名刺を最後まで渡せないまま、会見が終わってしまう。

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