5月30日の夢(歌うことが闘いだ)

 外では闘いが起こっている。外から帰ってきた中年の男が「外は人が多すぎる。40人ほどもいる。こんなにいなくてもいいのに」と言う。外でこの建物を守っているぼくらの守備隊の人数の話だ。銃撃の音が聞こえる。だが、それに混じって、高くギターをかき鳴らして歌う声も聞こえる。彼にとって、歌うこと、ギターをかき鳴らすことは、銃撃と同じく闘いなのだ。もうすぐ彼は敵の銃弾に倒れるだろう。だが、それでもなお、彼は苦しい息のもと切れ切れに歌い続けるだろう。
 というストーリーのアニメを見終わったクライアントのM氏が「これよりもう一つの作品の方がいいのでは?」と言う。それに対して、ぼくは立ち上がって、次のように演説する。「いいえ、ぼくはそう思いません。なぜなら、この作品は歌うことと銃を撃つこととは同じだ。そういう作者の思いを伝える作品なのだから」。
 デパートの中を歩いている。ぼくは別のフロアの「中央通路」に出たいのだが、そこまでの行き方が分からない。うろうろしているうち、一つのドアに手をかけると、制服のデパートガールが「それは外へ出るドアですよ」と注意してくれる。だが、ぼくは「それでいいのだ」と思って、ドアをくぐる。
 確かにそこはデパートの外だ。上階だと思っていたのに、もう地上階だったのだ。ここをデパートの外壁に沿ってどんどん歩いていけば、センター通路への入口に行き着くだろう。だが、ちょうどデパートの中央部は工事中のシートがかけられていて、そこから中に入ることができないで、ぼくはそのままデパートの右端まで出てしまった。
 そこには大きな通りがあって、夜店の出店準備が着々と進んでいる。
 会社のトイレに入る。右奥の床に深い穴があいていて、そのはるか底の方に禿頭が見える。S印刷のK氏の頭だ。この穴の底の個室で、用を足しているらしい。ぼくは左手のデスクに座り、スーツを着たままでおしっこをする。誰かがぼくを呼びに来て、「もう行こう!」と言うが、用を足している最中だから、まだ立ち上がれないよ。

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5月27日の夢(ゴボウの絵)

 ぼくが講師をしている詩の研究会に、既に絵本として印刷された作品が提出された。その一頁一頁の絵が作品なのだという。ただでさえ提出作品が多いのに、一人で何枚もの絵を提出するのはやめてほしい。これは断ろうと思う。念のために一番最後の頁を見ると、それはゴボウの絵だった。

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5月24日の夢(パソコントラブル)

 昨日忙しくてアップできなかった夢です・
(5月24日の夢)
 紙に印刷されたある企業のURLスキャンして読み込み、ネットで検索しようとする。しかし、カーソルがぐるぐる動作中を示す円を描くばかりで、一向に検索結果が表示されない。そこへ、背の低いもっさりした中年男がやってきて、「これは深刻なトラブルだ。このマシンを借りていかないと、原因は分からないよ」と言う。そんな大げさな話にするつもりはなかったので、びっくりする。第一、そのURLはその企業が自分で制作したパンフレットに載っているのだから、間違っているはずがないのに。だが、中年男は感電防止用らしい布を広げて、パソコンを包み込んだ。そのとたん、パソコン全体がパーッと真っ青な光に包まれる。すごいことになってきた!

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5月21日の夢(感熱紙)

 ドンキホーテのような安売り量販店に行く。パソコンのプリント用紙の束の安売りをしている。見本を見ると、なんと感熱紙で、しかも一枚ごとに台紙がついていて、それを剥がして使うようになっている。こんなの古いや、と思う。見本の下に、山と積まれた用紙の束から一つを取り上げて値札を見る。50枚入りでいくら(値段は忘れた)と書いてある。古いし、高いし、こんなもの買えるか!と思う。

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5月20日の夢(指揮の練習と現代オペラ)

 息子が指揮者になる訓練をしている。プロの指揮者の指導を受けながら、存在しないオーケストラに向かって、指揮の練習をする。二人のちょうど真ん中あたりのステージ奥に、第三の男がいる。彼がオーケストラのかわりらしく、息子はまず男に向けて指揮棒を上げて、演奏をスタートさせる。そして、指導者の指揮者と二人で、存在しないオケを指揮する。ぼくの耳にはうっすらと、その存在しないはずのオケの音が聞こえる。演奏しているのは現代音楽だ。
 別の現代オペラのシーンになる。金網を張り巡らした鶏小屋の中に、沢山の男女の歌手が寝ころび、一人ずつソロをとっていく。寝たままで歌う歌手と、少しだけ上半身を起こして歌う歌手がいる。寝たままで発声をするのは難しいらしく、口をものすごく縦長に開け、口の中に長い舌が見える。その様子はなんだか不気味だ。歌っているアリアの一節には「お母さんはもう一度床屋へ行くわ」という歌詞がある。

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5月18日の夢(題名のない映画)

 会社のデスクの上に、これから作る映画の企画案の資料が塔のように山積みになっている。これを読んで、映画の題名を考えるよう、社長から指示されている。資料をぱらぱらとめくると、そのまま映像が出てくる。なかなかよくできていて、殆どもう完成していると言っていいくらいだ。これなら、ぼくが手を下す必要もないくらいだと思うが、よく見ると冒頭のタイトル画面だけが白く抜けている。やはり自分で題名を考えなければいけないらしい。向こうで老眼鏡をかけて書類を見ている社長が見える。なんとなくプレッシャーを感じる。しかし、これだけよく出来ている企画案なのだから、題名をつけるのは簡単だろうと思う。
 食堂のテーブルでのんびり食事をしようとすると、印刷所の営業マン二人が入ってきたので、慌てて挨拶をする。そのうちの後から入ってきた方が、この映画の企画を持ち込んだ人だらしい。当人が現れたので、思わず身構えてしまうが、どうやら本人は映画の制作をあまり急いでいるふうでもないので、ほっとする。
 これから三日間ほどどこかへ出張しなければいけないのだが、どうしてももう一人見知らぬ相手と同室に宿泊しなくてはいけないと、母がぼくに命令する。最初の日は、ぼく自身の部屋で泊まればよいというが、ぼくの蒲団のほかにもう一つの蒲団がぼくの足下に並べて敷かれている(つまり、二つの蒲団が並列にではなく、縦一列に並んでいる)。知らない相手だから、できれば互いに足を向けて寝たいと思うが、礼儀上そうもいかないだろう。明日からは一つのベッドを共有しなくてはいけないのだという。ますますいやだ。

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5月16日の夢(バスツアー)

 バスツアーに出たが、途中でバスから降ろされてしまった。待合室のようなところのベンチで待っている。ぼくは前の方のベンチに一人座っていて、ふと振り返るとみんながいない。ぼくひとりだけ置き去りにされたらしい。淋しい。けれど、我慢して、何事もなかったように待ち続ける。
 と、またツアーの仲間たちが三々五々帰ってきた。そしてバスが何台も横付けされて、ぼくらはみんな出発地に送り返されることになった。添乗員の予想もしなかった何かの理由で、ツアーは中止になったらしい。
 乗り込んだバスの中は、とても広い。飛行機の中なのかもしれないと思う。天井から床までつなぎ目のない総ガラスの窓は半透明だ。その窓に向かって、ぐるっと並んでいる席のほか、全く外の見えない席もある。ぼくはもちろん、外の景色のよく見える席を探す。
 窓の向こうに、地面よりぐんと高いところに水面のある湖が見える。火山の爆発で、噴き出した水を、吹き飛ばされた土砂が堰き止めて、こんな湖を作ったらしい。
(最後のシーンは土砂ダムですが、中国の地震でできた土砂ダムの衛星写真が今日報道されました。この夢はそれ以前に見たものなので、予知夢というか、なんというのか・・・)

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5月15日の夢(スターウォーズと人魚と靴)

 映画「スター・ウォーズ」の新作を見に行こうと一人映画館に向かっている。交差点を映画館に走っていく人がいる。時計を見ると、もう開映10分前だ。ぼくも慌てて走り出す。
 映画館のあるビルのエレベーターは工事中で一基しか動いていない。しかも目の前で工事の人たちを乗せて、上がっていってしまった。焦るが、待つしかない。
 やっと映画館のロビーに着く。そこには某研究会のメンバーたちが集まっており、皆でテーブルを囲んで腰掛ける。と、奥のワイドなスクリーンですごいスペクタクルシーンが始まった。ぼくは何だかわけのわからない奇声を上げて、スクリーンの前に突っ走る。映画館の客席は和風の座敷になっていて、靴を脱いで上がり、最前列から二番目の紫色の座布団に滑り込むような形で座る。最前列には男性が座っている。座布団がうまくお尻の真下に敷けないので、何度か座り直すが、どうしてもお尻と座布団とがうまくなじまない。
 川を堤防の上から見下ろしている。岸辺に近い水面にネコくらいの水生動物が見える。人魚なのだろうか。小さな女の子の格好をしている。その女の子に向けて、何かを転がして落としてやる。彼女(?)に与えるつもりだったのに、見えないところにもう一匹いた人魚がつつつ・・・と泳ぎ寄って、それを取ってしまった。そして、それをカメラのように構えて、上にいるぼくを撮影し始める。
 田舎の屋敷のようなところから帰宅しようとして、タクシーに乗る順番を待っている。ぼくの順番が来て、靴を履こうとすると、ぼくの靴が見あたらない。その屋敷のおばさんが「前の人が間違えて履いて行ってしまったみたい。そこにかかっていませんか?」と言って、かたわらの戸棚を指さす。見ると、その戸棚には随分昔にぼくがどこかでなくした古いほこりだらけの靴が吊してあった。どういう理由でか分からないが、めぐりめぐってこんなところで古い靴に出会うとは、驚きだ。ともかく、それを履いて帰ろうと思うが、タクシーに乗ったとして、ここから狛江までの道順をどうやって運転手に教えればよいか、不安になる。

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5月14日の夢(会社の模様替え)

 会社が模様替えになり、ぼくの席はぐっと入り口の方になった。それは公園の芝生と道路との境目で、一段、段差ができている。その傾いた地面に四角の座卓が置かれている。これが新しいぼくのデスクだ。同僚の女性社員の席も隣に移動したので、ぼくはデスクの上にさまざまな仕事の書類や私物を配置して、彼女との適度な距離感が保てるよう工夫する。
 新入社員の女性(女性詩人のNさん)が、同僚たちと出かける準備をしながら、「一色さんに見て貰いたい校正を持ってきますが、何時頃まで会社にいますか」と尋ねる。ぼくは定時退社したいけれど、「何時頃? いるよ」と答える。
 もう6時40分になってしまったが、Nさんは戻ってこない。早く帰宅したい。彼女はちゃんと校正を貰いに行ったのだろうかと思い、彼女の執務している部屋に、離席表を見に行く。奥には二つ部屋が左右に並んでいて、右は広く、左は間口がとても狭い。Nさんはその狭い縦長の部屋に席があるはずだ。
 部屋は床に書類などが散らかっていて、足の踏み場もない。離席表も床のゴミの山の中に埋もれている。手前にあった離席表には三人分名前があるが、Nさんの名前はない。さらに奥に進むと、もう一枚離席表がゴミの中にあり、こちらに彼女の名前があった。こんな狭い部屋に6人も働いているのだ。
 そこに、玄関から賑やかな女性たちの声が聞こえ、Nさんが帰ってきたことがわかった。

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5月12日の夢(不思議なキーボード)

 小さなトイピアノのようなキーボードを弾いている。高音域へ右手が移っても、ちゃんとピアノの一番上の音まで出せるのがすごい。思わずキーボードを見下ろすが、鍵盤の数は驚くほど少ない。これで88鍵分の音が出せるのは、一つの鍵盤の真ん中を押さえた場合、左を押さえた場合、右を押さえた場合で、三つの高さの音が出る工夫がされているからだ。しかも、普通のピアノの弾き方で、ちゃんと弾けてしまうのが不思議だ。ぼくはこのキーボードでみんなの演奏を巧みにリードしていく。(と夢の中で思っているが、にもかかわらず聞こえるのは自分のソロ演奏だけだ)

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