11月25日の夢(社員旅行)

(忙しくしていたので、一日遅れになってしまいました)
 中国への社員旅行に出かけた。会社の全部の荷物を持っての社員旅行である。次の目的地に出発する間際になって、ふと見ると、地下室の本棚に書籍がぎっしり詰まっているのに気づく。すべて日本から運んできて、昨日ここに収めた資料だ。おまけに部屋には食べ散らかした食器類がそのまま放りだしてある。幹部は全員どこかへ行ってしまって、見当たらないが、この膨大な書物を運ばなければ、次の目的地に移動できないことは明らかだ。しかし、梱包用の段ボールもない。とりあえず周囲にいた仲間と手で運び出し始めるが、らちがあかない。そこへ、新社長のUくんがおんぼろの軽トラックを運転して、無言のまま現れた。さすがは新社長だ。これで一度では無理でも何度かピストン輸送すれば、何時間かかけて運び出せるだろう。しかし、軽トラは煙突が立っている木炭トラックで、荷台の半分以上には別の荷物が積んである。しかも、親会社の連中はちょっと運んだかと思うと、すぐ雑談を始めてしまい、全く役に立たない。あーあ、これから毎日こんなことをしなければならないのだろうか。全く気が遠くなる。気づくと、若い男性と二人だけで、ぼくは孤独な運び出し作業をやっている。

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11月23日の夜と昼の夢

(夜見た夢)
 トイレを探して、よその会社の中へ入っていく。迷路のようなオフィスの奥に、人けのない部課長らしい人のデスクが左右に二つ並んでいる。ここはいつも無人だったから、この左側のデスクをぼくはいつもトイレがわりにしていたのだった。今日もそうしようと思ったとたん、何かオレンジ色のものがさっと右側のデスクのかげに隠れた気がした。誰かがいるのかもしれない。ぼくは逡巡した後、そこを立ち去り、ビルの外周に沿って、トイレがないか探し始める。
(昼寝で見た夢)
 自分の顔のを四角くナイフで仮面のように切り取ることを、ある人に約束した。まず、とりあえず四角い輪郭線を顔に引こうとして、ナイフで顔を撫でる。だが、さすがにナイフだ。皮が深く裂け、あちこちから出血し、見事に四角い傷がついてしまった。しまった! と思う。

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11月18日の夢(戦争と洪水)

 今は戦争中だ。展覧会の会場で、駅名掲示板の作品展を見ている。駅の名前を絵のように書いた看板をコレクションしている女性の所蔵物を展示しているらしい。なぜか作者名を見ると在日の人が多い。不気味に空襲警報が鳴り響く。戦争ももう終わりに近い。会場の隣に崩れかけた鉄筋コンクリートのアパートがあり、そこに敵国に内通した工作員の男が陣取り、僕たちに降伏を迫ってくる。コンクリートの塊をどんどんぶつけ、危機一髪でぼくはそれを逃れるが、仲間の一人が地上に落とされた。落下そのものはたいした衝撃ではなく、彼は立っていたが、そこに塊がぶつけられる。最初は軽い衝撃しか感じられないようだったが、やがて重い塊がぶつかり、頭から鮮血が飛び散る。「あいた!」と叫んで倒れたところへ、誰かが重量のある塊を載せる。たちまち風船の空気が抜けるように、彼の体はしぼみ、その分周囲に地だまりが広がっていく。
 洪水がやってきた。会社の同僚達が水中に沈んだテーブルの周りに座って、仕事をしている。ぼく一人テーブルの上に仁王立ちしており、同僚達にびっくりされる。ぼくも水中に降りてみると、ちょうど首までの水深だ。地上の一段高いところに登ると、そこにはもう水がない。洪水のために破壊された堤防の杭には、「あなたの声が聞こえたよ。声を限りに叫んでいたね」と書いてある。洪水になって堤防が破壊されたら、被災した人たちに励ましの声が届けられるよう、堤防が壊れるまでは見えない場所に、この文字は書かれていたのだ。

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11月13日の夢(高級会議室トイレ)

 映画のロケのため、ホテルのレストランで時間待ちをしている。女優が一人と、スタッフが数人。
 撮影開始までまだ何時間もあるので、女優とスタッフのエライ人たちはどこかに休憩に行ってしまい、アシスタントスタッフの男の子とぼくの二人だけが残った。アシの男の子は映画「はちみつとクローバー」で、最後にはぐみの愛をかちえる男子学生の役を演じた男の子だ。彼はもともとは制作アシスタントに過ぎなかったのだが、あの映画でたまたま適役だからと出演することになり、人気も出たのだが、自分はもともと裏方が似合っているからと俳優業には進まず、またアシに戻っているのだ。今ど
き珍しい若者だなと思う。
 彼と話していると、突然床に水が流れてきた。ホテルの従業員の男たちが流したのだ。気づくと、床に置いたぼくのテレコがその水につかって濡れているので、文句を言う。すると、二人の従業員がやってきて、一人は聴診器のようなものをテレコに当て、「あっ、これはもう少し乾かせば大丈夫です」と言う。
 そのホテルのトイレに入る。ここは高級ホテルだから、トイレも高級会議室仕様だ。ドアに鍵をかけたが、難解な鍵で、このままここから出られないかもしれないと不安が過ぎる。トイレは真ん中に会議用の四角いテーブルがあり、周りに茶色の革張りの椅子が並んでいる。そのどれに座って用を足してもいいはずだが、椅子のクッションを取り外しても下に穴がない。穴がなければ、トイレにはならないはずだ。あれっ、ここはトイレではないのかな? と思う。

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11月12日の夢(喧嘩とパーティー)

 とてもモダンな新居ができた。多角形をしていて、部屋と部屋の間に間仕切りがないにもかかわらず、ぼくの立っているところが一番高くて、そこから段階的に床が低くなっていき、一番下で、これまた仕切なしに隣家とつながっている。
 仕切がないため、隣家の関係の男達が勝手にぼくの家に何人も上がり込んできた。ぼくはものすごく立腹して、男達に激しく暴力をふるい、一人ずつ家の外に追い出す。
 それに怒った男達が今度は何人か束になって、ぼくに襲いかかってきた。今度こそこてんぱんにやっつけられると覚悟したところへ、エスカレーターで旧知の詩人N・A氏が上がってきた。ぼくは「助けて!」と叫び、彼の助力で窮地を脱した。
 会社の同僚の結婚パーティーをやることになる。一回始めたがやり直しになる。(この時点で上の夢に逸脱したが、また元に戻って・・・) やり直しのパーティー。ぼくはケチだから、新郎新婦のために何も贈らなかったが、他の社員たちはお金を出し合ってサプライズの贈り物をしたらしい。みんなでサプライズの大きな仕掛けをステージへ押していく。中にK元会長の姿もある。「Kさんは押してるふりしてるだけで、ちっともやってないね」という陰口が聞こえる。一度失敗して仕掛けが倒れかかるが、なんとか持ち直して、ステージの上にセットできた。青色ダイオードを使った電飾が夢のように輝き、しかも次々とキノコのような電飾がにょきにょき床から生えてきて、素晴らしい美しさだ。みんな光のページェントに歓声を上げて喜ぶ。
 それが終わり、みんなは立食パーティーに移っているが、ぼくだけ何も食べていないことに気づく。おいしいものが沢山あるので、まず箸を探そう。だが、割り箸の袋だと思って籔ってみると、中に入っていたのは麩菓子のようなものだった。これじゃ、なかなかご馳走にありつけないよ。

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二日分の夢

(11月10日の夢)
 どこかからの帰りに、車に乗せてもらい、降ろされたのは交差点だった。交差点名を示す看板には「P」というアルファベットが書かれている。ここはどこだろう? 全然知らないところだ。地下に降りると、地下道があって、車やバスがぎっしり渋滞している。その横の隙間をトンネルの壁に沿って歩いていく。
(11月11日の夢)
 道路をはさんで向かい合わせにクリニックと薬局がある。薬屋には2匹の犬がいて、ぼくはその犬をかわいがっている。
 薬局で薬を頼んだあと、道路を渡ってクリニックの待合室に入り、順番を待つ。看護婦が「一色さんは後で二階から降りてきます」と言っている。何を言っているのだ。ぼくはここでちゃんと待っているのに。向かいの薬局から白い制服を着た薬剤師の女性がやってきて、診察室にぼくの薬の袋を届けに行った。あの袋を見れば、医者も看護婦の間違いに気づいて、ぼくを診察室に呼び入れてくれるだろう。

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11月5日の夢(屋根の上で寝る)

 ぼくはむさくるしい中年の男といっしょにビルの屋上で寝ている。真夏で、寝苦しい。ぼくは男に「クーラーはついているの?」と声をかける。男は「ついているよ」と答える。体を布団から起こしてみると、ぼくのすぐ傍らに大きなクーラーがあって、試しに手を当ててみると、僅かながら涼しい風が吹き出している。男は上半身を起こした、かなり無理な姿勢で眠っている。
 妻と富士山へ行く。ゲートがあって、女性係員が受付をしている。ぼくは彼女になぜか定期券を差し出す。それを見て、女性は「一色さんですね?」と言い、「申込書をいただけますか?」と声をかけてきた。ぼくは慌てて鞄の中をがさごそ探し、切れ端をつなぎ合わせた不格好な一枚の紙を彼女に手渡す。そして、後から来た妻にも「申込書だって」と、提出を促す。

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11月2日の夢(飲みに行って道に迷う)

 出張帰りの駅で詩人のM(男性)とW(女性)にばったり会い、飲みに行かないかと誘われる。「ちょっとだけなら」と言って、二人について飲み屋に入る。
 二人はすぐさま、それぞれのお酒を注文し、発泡酒のようなものがすぐ運ばれてきた。ぼくは飲めないので、「ウーロン茶でいい」と言うが、急にほかの客が立て込んできたため、お店の人には聞こえなかったようだ。三人の間でしばらく気まずい沈黙が続くが、ぼくが「まあいいや、やっちゃおう」と言い、手元にあった番茶の湯飲みをとり、乾杯の音頭をとる。三人のグラスが合わさった瞬間、Mはさっと自分のグラスを傾けて、自分の酒をぼくの湯飲みに流し込む。ぼくはそのままお茶で薄まったお酒を飲み、少しだけ酔いを感じる。
 二人と別れ、駅に帰ろうと歩き出すが、道に迷ってしまう。なんだかタイムスリップしたような街並みに入ってしまい、車など走っていない細いこの路地は本当に過去の時代なのかもしれないと思う。でも地元の人に「タクシーを拾えますか」と尋ねると、「裏に大きなお寺があるから、そっちへ行ってみたら?」と言われる。どうやら過去に戻ったわけではないらしい。
 確かに一本裏へ抜けると、そこには車がどんどん通る広い道があり、その向こうに寺院がある。MとWも加わり、タクシーを探すが、都会から離れた場所なので、流しのタクシーなど一台もいない。ひっきりなしに通る車に混じり、バスも何台か通り過ぎるが、みんな昔懐かしいボンネットバスで、満員のため、乗ることができない。どんどん時間が過ぎていく。

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10月31日の夢(分裂バス)

 車に乗せてくれるという。車といっても、これはバスだな。しかし、バスの車体は前と後ろと真っ二つに分裂している。前の車体の部分は、床がなくて、座席は直接地面に置かれている。椅子には沢山の乗客が座っている。でも、これで走れるのか? 一方、後ろの方は地面からかなり高いところに床があって、沢山椅子が置かれているが、乗っているのはカップルの男女一組だけだ。なんだか堂々とした態度で乗っている。ぼくは「よっこらしょ」という感じで、後ろの車体によじのぼり、床に座って足を外にぶらぶら垂らす。
 運転手が「本当に走れることをこれから示します」とアナウンスして、発車する。すると二つに分かれていた前の車体と後ろの車体が接近して合体した。ぼくは間にぶらぶらさせていた足をはさまれそうになり、慌てて「ちょっと待って!」と叫ぶ。無事、足を引っ込め、車体も一つになって、バスは走り出す。ぼくは自分の鞄とハンカチと財布を、合体した前の車体の椅子の上に放り投げる。

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10月30日の夢(二人は主役?)

 ぼくと女性と二人であるテストを受けに行く途中で、女性長老詩人のSがぼくら二人を映画の主役に抜擢してくれた。テストは終わったが、前方の部屋で映画の撮影準備が進行中で、忙しくスタッフが機器を持って出入りしており、とてもそちらからは出られない。仕方なく回れ右して、テストを受けている人たちの机の脇を通り抜けて、後ろから外に出た。
 いつの間にか12時を過ぎていて、お腹が減った。
 女性と展覧会を見に行くことになる。ある小さな国の本の展覧会だ。最初のうちこそ、確かに本が展示されているが、途中から単なるパンフレットや写真ばかりが展示されている。中に一冊、火山の写真集があった。小さな国なので、火山も玩具のように小さい。
 女性は何冊かの本を買い、レジの行列に並ぶ。ぼくもすぐ隣の行列に並び、手にお札をいっぱい持っているが、何も買う本がない。彼女が「お金が足りないので、貸してほしい」と言うので、ぼくのお札をレジに出す。お釣りが返ってきたので、それも彼女に渡さなくてはと思う。
 本を買ったつもりだったが、それはバスの切符だったらしい。「あれ、バスは?」とぼくは彼女に尋ねる。彼女は黙って、今来た道の方を指さす。あそこからバスに乗るのだ。ぼくらはバス停に向かって歩いていく。

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