4月17日の夢(精神病院)

 ぼくは精神病院に入院している。トイレにスリッパをはいて入る。案の定、患者たちのおしっこで床はすっかり濡れている。用を足そうと思うが、少年たちが袋からはまぐりのようなものをつかみだしては床にばらまいているため、邪魔になって用を足せない。
 部屋に戻り、今度は素足にビニール袋をつけて、スリッパがわりにしようとする。そのビニール袋にもゴミのようなものがいっぱい入っている。
 青春時代に事故死した友人のTがやはり入院していて、夜中の3時に自宅に帰り、「外泊許可をとるのが面倒くさかったから、こんな時間に帰ってきてしまった」と言う。玄関で彼を迎えた両親はやさしく彼を受け入れ、「きっとそうするだろうと思っていたよ」と答える。

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4月14日の夢(入れ子の部屋)

 ぼくはアパート暮らしだが、そのぼくの部屋の中にもう一つ部屋が入れ子になっていて、そこにも住人がいる。その部屋はぼくの部屋の天袋のあたりにあるのだ。
 ぼくは天気が良いので、庭に出て、窓ガラスごしに自分の部屋の中を覗いている。すると、部屋の中の部屋の住人もドアを開けて、ぼくをにこにこと見つめている。田舎くさい素朴な感じの少女だ。
 ぼくは自分の検尿検査のサンプルを宅急便で送れるものだろうか、と考えている。台所の戸棚をあけて、尿サンプルを入れられそうな容器を探す。ちょうど手ごろなガラス器が見つかった。入れてみる。蓋がうまくしまったので、妻が喜んでガラス器を高く差し上げる。と、底の方から尿がだだ漏れしている。底に蛇口がついているのだ。一つ閉めてもまだもう一つある。二つ目の蛇口を閉めると、ようやく漏れが止まった。

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4月12日の夢(名前のない駅)

 新幹線で東京へ向かっているが、検札に来た車掌は「この切符ではまずい」と言う。どうすればよいかと尋ねると、パスポートにぼくがチリとアラスカを経由して、今東京に帰るところだという記載をしてくれた。このパスポートを切符といっしょに乗り換え駅の改札口で見せればいいらしい。
 新幹線が停車した。見たことのないような立派な駅だ。ここが指定された乗り換え駅だろうか。必死で見回すが、どこにも駅名の表示がない。
 気がつくとバスに乗せられている。振り替え輸送らしい。だが、東京に着く一つ手前の駅で、ぼくだけおろされてしまう。ほかの乗客たちは全員乗って、東京へ行ってしまった。
 そのまま停留所で待っていると、さっきのバスが戻ってきた。絣模様の大きな風呂敷包みが見える。あれはさっきの乗客が持っていたものだ。ということは、東京へ行ったはずの乗客たちがまた戻ってきたらしい。次の停留所が空港で、みんなはそこから海外旅行に出かけるらしく、「時間がないので、急いで」と運転手に要求している声が聞こえる。ぼくもその飛行機に乗りたいが、バスには乗せてもらえないので、手を上げてタクシーを止める。その瞬間、元S誌の編集長だったМ田氏が現れ、「これを窓からばらまいた人がいますが、ここにはいませんか」と尋ねる。見ると、それはМ川氏が手書きで書いた日記だった。

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4月10日の夢(革命)

 ぼくは会社の一室に寝ている。いつのまにか会社は豪華な一流ホテルのような建物に変わっている。
 目を覚ますと、ぼくの布団はめくられて、マットレスだけの上にぼくは寝ていた。布団は子供たちが食べ散らかしたお菓子の粉まみれになっている。ぼくは子供たちをつかまえて、布団蒸しにしてこらしめる。布団の下から「苦しいよ」という声が聞こえる。上に乗ってぎゅうぎゅうやると、本当に殺してしまうかもしれないな。
 歯を磨こうと引き出しを探すが、歯ブラシがあるのに歯磨きが見当たらない。それでも、ともかく洗面所を探そうと廊下を歩きだす。建物のこちら側には2か所の洗面所があったはず。ところが豪華な大理石の廊下を歩いても、空いている洗面所が見つからない。しかたなく建物の真中の境を越えて、向こう側に行く。
 向こう側には右翼的な学生たちがいて、皆詰襟の黒い学生服を着ている。彼らの間を通り抜けようとするが、椅子の出っ張りや彼らの足がじゃまになって、通り抜けられない。
 
 ホールでぼくは前衛劇を見ている。場面が進行していき、突如、「ここで革命が成就した」という気がして、ぼくは一人リズムをとって拍手をしだす。すると、驚いたことに客席の全員が次第にぼくの拍手に合わせて手をたたきだし、ついにはみんな肩を組んで革命歌を歌いだす。ぼくも隣の席の女性と肩を組もうとするが、両隣とも空席があるため、ぼくの腕は長く伸びて、ようやく二人の肩に届いた。
 劇が終わり、外に出る。時計を見ると、もうすぐ深夜の1時だ。革命が成就したのに、いまさら家に帰る時間を気にしてもしかたがない。反対側から、若い女性看護師が歩いてきて、ぼくとすれ違う。

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4月9日の夢(障害物)

 バスに乗る。普通の切符を運転手に売ってもらおうとして、運転席に行く。ほかの乗客は全員大きなカードのような切符をもらっている。ぼくだけ普通の切符でよいのか戸惑うが、運転手はぼくにはちゃんと普通の切符を売ってくれた。運転席の窓を見て、びっくりする。窓のほとんどが運転機器で覆われ、これでは前方が見えない。そんな視界不良の中をバスは平気で走り出す。曲がり角にやってきた。それなのに運転手はハンドルに手をかけない。はらはらするが、バスは車体をこすりながら、なんとか器用にカーブしていく。
 道の途中に沢山の障害物が置かれている。運転手は「しょうがないな。片付けるか」と言って、バスを降り、少しずつ障害物を抱えて、別の場所に運ぶ。ぼくも降りて手伝う。どこかのおばさんも降りてきて、手伝うが、いつのまにか彼女は道のわきの全然障害ではない物を一生懸命運んでいる。よほど注意してやろうかと思うが、やめにする。
 ここは京都なので道路がやけに狭い。おまけに道路わきのお店が道路いっぱいに日本式のテーブルや椅子を並べていて、これではバスが通れそうにない。ぼくはそれらを片付けてやろうかと思うが、それも余計なおせっかいだろう。やめにしておく。
 もう少し行くと、道が大きな岩に阻まれている。その岩の表面をこすると、泥が落ちて、大きな目玉が出てきた。大きな龍がこの岩の中に隠れているらしい。ぼくは手で、さらに泥をこすり落としていく。少しずつ龍の姿があらわれてくる。

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4月4日の夢(置き去り)

 観光バスに乗る。降車見学した施設が意外に面白くて、長居をし、戻るとバスがいない。念のため施設の周囲を一周してみるが、どこにもいない。置き去りにされたらしい。慌てて携帯を見ると、着信履歴がいっぱい表示されている。次々と押してみるが、バスの手がかりになるようなものは一つもない。
 しかたなく会社に戻ると、同僚のIさんの戻ってきた姿がガラス越しに見える。次々とみんな戻ってくるが、誰もぼくを置き去りにしたことにひとことの挨拶もなく、知らん顔だ。

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4月1日の夢(セールス電話)

 朝、保険のセールスの女性から電話がかかってきた。我が家の電話機はそれに対して自動応答を始めたが、その声は以前我が家を担当していた老人セールスマンのものだ。完全に痴呆症状態で、途中まで日本語だったのに、途中から英語で応答し始めた。これでは女性が呆れて、電話を切ってしまうのではないかと慌てる。

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3月31日の夢(倒産)

 通いなれた居酒屋がついにつぶれることになった。店の主人は既に大家から借りたものと自分のものとを分けて、大家が来たらすべて返すだけだと、さばさばしている。幸い、それほどの借金があるわけではないらしい。ぼくのアシスタントとして四人の女性がこの店で踊っていたが、彼女たちも既に閉店を通告されているが、しっかり者なので少しも動じていない。
 同僚のМが「飲んでみたい」という酒が会社の二階にあるので、ぼくはそれを取りに行くことにする。しかし、二階は立ち入り禁止のロープが張られ、入れないので引き返す。ぼくらはオリンピックか何かの誘致の仕事をしていて、その投票結果がわかるのは夜の十時頃だとテレビが告げている。同僚たちはみんな残るつもりらしいが、ぼくは残業なんかしたくない。さっさと帰ろうと思う。階段を下りると、階段にはいくつも水たまりができていて、そこには大きなワカメが浮いている。これらはみんなぼくが落としたものなので、拾い集める。
 会社の外に出ると、そこは夜の交差点だ。一瞬方向感覚を失う。同僚のОたちがゴミを出そうとして、沢山のカートを一列に並べ、交差点の反対側に向けて勢いよく押す。危ないなあと思っていると、案の定、先頭のカートが舗道を走っていた自転車の男性にあたり、彼は転倒する。

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3月30日の夢(墜落)

 仕事で撮影を担当することになる。ところが、なぜかぼくはカメラを持っていないため、持っている詩人のYМやKМに反対に撮られる一方になってしまう。
 ようやくカメラを手に入れて撮り始めると、知らない外国人など沢山の人々がぼくに撮ってもらおうと集まってきた。
 荒れ地を女性たちとともに横断している。道が崩れて危険な状態になる。高い場所からぼくは率先して飛び降りる。予想外に地上まである。途中の木の屋根につかまろうとするが、手は空を切る。そのまま落下していくが、地面はまだまだ下だ。

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3月29日の夢(ホテル)

 大きなホテルのロビーに向かう。2階の玄関から入ったので、1階のロビーに行くには階段を下りなければならない。しかし、ロビーの入口にはプラスティックの扉がついており、裏からは開けられないようになっており、女子職員に注意される。
 何やら怪しげなホテルらしいのに、ロビーは小さな子供を連れた母親や中高生らで、大混雑で、友人と話しているHの姿もある。彼はぼくの学生時代からの友人である。ぼくは彼のために大量の書類を持参しており、その書き方を尋ねようとするが、誤ってそれを床にぶちまけてしまう。

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