5月10日の夢(障害のある少女)

 ぼくの勤務する学校に、今日は久しぶりに筋委縮症の少女が登校してくるという。ぼくは急いで学校の玄関に迎えに出る。すると、靴脱ぎ場の床の上に少女がくったりと倒れていた。慌てて駆け寄り、両手で抱き起こすと、なんとか彼女はすっくりと立つことができた。ぼくは少女を両手で支えながら、彼女と言葉を交わす。

カテゴリー: | コメントする

5月5日の夢(またトイレ)

 この会社の建物にはトイレらしいトイレがない。しかし、いつもトイレとして使っている部屋があり、今日もそこに行く。そこには入口近くの床に、白くて四角い板が置いてあり、そこへ用を足すと、その板が水分を吸収してくれるのだ。今日もそこに用を足そうとするが、ふと見ると、左奥に穴がある。トイレなのだから、穴にする方が正式かもしれないと思い、そこに用を足し始める。
 その穴の奥は深くて険しい傾斜の坂になっていて、ずうっと下の方に男の作業員が働いているのが見える。ぼくのおしっこはその坂を流れ落ち、作業員のかたわらに小さな川となって届いた。男はふと振り返って、ぼくを見つけた。そして拳を振り回し、仲間を呼ぶ。たちまち男たちが何人も現れて、ぼくを見上げて怒りの様子を見せる。彼らはぼくを指差し、つかまえようと一斉に駆け出した。
 大変だ。ぼくは早々に用を足し終えると、部屋を飛び出し、町の中に駆け出す。さまざまな街路を風のように疾走して、どうやら追手の来ないところまで逃げのびることができた。

カテゴリー: | コメントする

5月3日の夢(トイレ)

 トイレに行く。床に三角形のソファーのかけらのようなものが転がっている。それが男性用の便器だ。用を足そうとしていると、二人の女性が通りかかり、一人が「わたし、トイレに行きたいの」と言って、ぼくのかたわらをすり抜けていく。もう一人の女性はぼくのかたわらに残った。その女性の視線を気にしながらも、ぼくは用を足し始める。ふと見ると、便器の横に3D映像のように、小さな男たち5、6人が並んで立っているのが見える。ぼくはいたずら気を起して、彼らにおしっこを浴びせる。すると、女性とは反対側にいたメガネの男性が「あいつらの着ている洋服はおしっこの吸収率が悪いんだ。それではまずいだろう?」と、ぼくをさとすように言う。しかたなく、ぼくはさっきの便器の方で用を足し続ける。
 雨の中、学校で何かの行事に参加させられるが、外に出ようとすると、さっき脱いだ靴がどうしても見つからない。しかたがないので、そのまま雨の中をはだしで会社に戻り、みんなの帰りを待つ。その間さぼっていたわけだが、帰ってきたみんなはぼくを咎めないでいる。
 これらの夢をちゃんと夢日記に書いたと思ったのに、それは夢だった。慌てて手近のペンをとって、藍色のインクでシーツに書いていく。かたわらに寝ている妻に怒られるのではないかと思いながら(これももちろん夢)。

カテゴリー: | コメントする

4月26日の夢(詩人クラブ)

 某詩人クラブの何十周年かの行事に招待されたので、その準備会合に出席する。夜中の会合なので、室内の床には一面の布団が敷かれ、皆寝ながら会議している。ぼくもすやすや寝息を立てていると、突然誰かが「私はまだ会費を払っていないのですよね」と発言する。それはぼくも同じだ。慌てて起き上がり、「ぼくもそうなんです。おまけに、ぼくは会員でもないし」と言う。すると、議長をしていた男は、慇懃無礼な態度でぼくに「この行事は会員のための内部的なものなので、あなたが参加されるのは何かの間違いでしょう」と言う。ぼくも「そうですね。じゃあ、早速解約手続きをしましょう」とにこやかに応じるが、ぼくを招待してくれたのはN氏だ。彼の好意に応えないわけにはいかないから、やはり出席しようと思う。

カテゴリー: | コメントする

4月25日の夢(上座)

 入り婿をしたのか、居候になったのか、わからないが、ぼくはお屋敷に住むことになった。食事の時間、広間に横に御膳が並べられ、ぼくはその手前側左端に座って、食べ始めた。しばらくすると、この家の主人らしい白髪の男がぼくの隣に座った。もしかしたら、ぼくの座っているところは一番の上座で、ここに主人が座るはずだったのかもしれない。だが、ぼくは黙々と顔を上げずに、そこで食事を続ける。うっかりご飯を半分茶碗から落としてしまったが、無視する。御膳の左側には給仕の女性も座っている。このまま、彼女に御代わりのご飯も頼もうと思う。

カテゴリー: | コメントする

4月24日の夢(大雪原)

 北海道の広大な雪原。空には真っ白な巻積雲が出ていて、地も空も純白で全く見分けがつかない。
車を走らせていくと、別の色の空になっているところがある。あれは、地上にいる人の服の色が空に映っているためだ。だから、オレンジ色の服を着ている人を探すためには、空がオレンジ色の場所を探せばいいのだ。ぼくはオレンジ色の洋服を売りたいので、それをみんなに示すために、沢山のオレンジ色のものを地上に集めて、空がオレンジ色にすっかり染まるようにする。

カテゴリー: | コメントする

4月21日の夢(共同浴場)

 友人と共同浴場に入ろうとしている。貸しタオルの棚がある。服を脱いで裸になり、奥の段にある籠からタオルをとる。友人は「それは古いタオルだよ」と注意してくれる。なるほど。色も黄ばんでいるし、向こうが透けて見えるほど使い古され、ゴミもついている。ほかにもタオルを借りられる場所があるので、そちらに行こうとする。だが、そのためには交通量の多い道路を横切らなければならない。しかし、そこは大使館のような立派な建物の庭で、そこにある池のほとりにタオルが沢山置かれているはずだ。どうせお風呂に入るところだからと、ぼくは裸のままそこへ向かうが、行ってみるとあるはずのタオルはほとんどなく、上品な子供たちが歩いているばかりだ。さすがにぼくは恥ずかしくなり、古いタオルで前を隠しながら戻ってきて、友人に「古いタオルでいいよ」と言う。

カテゴリー: | コメントする

4月20日の夢(座談会)

 ぼくは座談会に参加している。しかし、準備不足だ。「あじゃり」について話したいのだが、それが何だったかよく覚えていないのだ。ちょうど担当者が3冊ほど置いていった会報の中に、ぼくは「あじゃり」のことを書いていたはずだ。慌ててそのページを探す。座談会のメンバーの一人である女性が「私は今日、地上100階、地下100階の建物の夢を見ましたよ」と言うので、ぼくは「ぼくもその夢を見ましたよ」と言い、「さて、そこで大切なのがあじゃりなんです。あじゃりは愛のことと言いますか、えーと・・」と、ページをめくりながら記述を探すが、老眼なのでよく見えない。慌てて虫眼鏡で見てみるが、「あじゃり」についての記述などどこにもない。

カテゴリー: | コメントする

4月19日の夢(社長)

 ある会社の会議を取材している。ただし、ぼくはこの会社の社員ではなく、出入りの業者として取材の仕事をしているのだ。社長の演説を遠くの方から取材しているのだが、なぜかぼくはズボンをはいていない。上半身はきちんとスーツを着ているのに。社長に気づかれるのではないかと不安だ。
 別の場所に移動。今度は社長がぼくのそばにいて、ぼくに話しかけている。あいかわらず、ぼくはズボンをはいていないのだが、あたりはうす暗い上、何かの影がぼくの下半身に落ちていて、それが灰色の細かい柄のズボンをはいているようにも見える。ステージでは社員が今進めているプロジェクトの内容についてスピーチしている。社長はその内容をぼくに解説してくれる。少なくともプロジェクトの一つは中止されそうな様子だ。

カテゴリー: | コメントする

短い夢三つ

4月11日の夢
 男たちが我が家の玄関に殺到している。廊下の真中あたりまで土足で上がり、慌ててそこでスリッパにはきかえようとする。ぼくは「はい。ここから先は土足で上がらないでくださいね」と、冷静に対応している。
4月16日の夢
 妻と隣り合わせで列車に乗っている。目的地の一つ手前の駅で、肩をたたかれ、はっとして見ると、隣の席には別の女友達が座っている。「あれっ、つれあいは?」と尋ねると、「一つ手前の駅で降りたわよ」と言われる。
4月18日の夢
 ふと気がつくと、ぼくはフライパンでオムレツを作っているのだった。もう焦げ目が入っている。早く裏返さなくては。焦って箸を探すが見つからない。フライパンを振って、オムレツを投げ上げ、うまく裏返す。しかし、卵を1個しか使わなかったので、小さなオムレツしかできない。失敗したなと思う。

カテゴリー: | コメントする