2月6日の夢(2人の女性)

 会社で働いていると、突然何者かに拉致されてしまった。そこはお屋敷の前の路上で、お屋敷には老婦人とその秘書らしい若い女性が住んでいる。ぼくは二人に沢山の書状の束にサインをさせられる。ぼくがこれまで書いてきた帯文や跋文に対する支払いの領収証らしい。お金を貰えるなら悪い気はしない。目の前の公園では何人かの男たちが掃除をさせられている。
 署名を終えて、男たちと屋敷に入ると、中では宴会が開かれている。空腹なので沢山食べたいのだが、一椀一汁しかもらえない。全員に写真の束が配られる。他の男たちはそれぞれ自分の仕事を記録した写真を沢山貰っている。だが、ぼくはここで仕事をするのは初めてなので、他人の写真を何枚か貰っただけだ。
 昼間からここにいて、もう夜だが、2人の女性はまだぼくを帰してくれない。会社も忙しいのに、困ったなと思う。若い方の女性が「これからも京都出張があるの?」と尋ねる。ぼくは「いや、ないと思いますよ」と答える。

カテゴリー: | コメントする

2月1日の夢(編集会議)

 詩誌「黄金時代」の編集会議が始まるまで、まだ随分と間がある。のんびり出先で待っていると、いつのまにか居眠りをしたのだろう。時計は定刻の6時まであと10分を指している。会場はすぐ近くなのだが、タクシーを飛ばそうと思う。外に出ると、そこは岡のてっぺんで、四方はすべて下りの坂道だ。タクシーは何台も坂道を登ってくるが、すべて実車である。遠くから空車が走ってくるのを見て、駆け寄ると、ぼくの見間違いでそれは車ではなく人なのだった。
 なんとかタクシーをつかまえたらしく、ぼくは編集会議に出席している。メンバーは編集委員のOさんと印刷所兼出版社S堂の女性社長Cさんとぼくである。今回の特集はO氏の企画らしく、童話が掲載されている。ぼくはその校正を届けに、印刷を頼んでいるS堂に歩いて向かう。原稿料がわりに抱えていた切手を、ぼくはうっかり道路にすべてぶちまけてしまい、拾い直す。S堂に着くと、こちらにもCさんがいた。編集会議に戻ると、やはりCさんがいる。しかし、若々しくて痩せているから、こちらはきっとCさんの娘さんなのだろう。「切手は要らないと言われました。だから、この切手はすべてあなたの会社のものです」と、ぼくは同席していたD社のT専務に言う。

カテゴリー: | コメントする

1月31日の夢(服脱ぎ体操)

 大きなホールで集会が開かれている。全員起立し、体操をすることになる。壇上から男性の指導者が声をかける。「服を脱いでー!」 男も女も全員当たり前のように上半身服を脱いで下着姿になるが、1人の女性だけが「ええっ、ええっ、どうしよう?! 恥ずかしい!」と脱がないでいる。別の女性が彼女を振り返り、自分の背中を指さして「骨格!」と言う。

カテゴリー: | コメントする

1月30日の夢(宇宙の財宝)

 ここは宇宙基地の中。正体不明の組織が命知らずの若者たちを勧誘し、宇宙の財宝を盗んだ。ぼくも勧誘された仲間の一人だ。
 その拠点となっている部屋にぼくを含め、3人の男と一人の女がいる。いや、正確に言えば女は実は人間ではなく、ロボットである。ほかに熊と鳥がペットとして飼われている。ぼくともう一人の男は一仕事しに出かける。後に残った男は金盥のようなものに毒を溶かして、しきりにかき混ぜている。
 ぼくと男が部屋に戻ると、部屋はしんとして誰もいない。入り口のそばに布のおおいのかけられた場所がある。布の一部をはぐと、ペットの熊と鳥が死んでいる。さらにはぐと、毒をかき混ぜていた男も死んでいる。彼はそれが毒だと知らなかったので。
 ぼくと男はすぐにここを撤収しないと、敵に攻撃されると思う。盗んだ財宝を持ち出さなければならない。しかし、それはどこにあるのだろう? 男が地下からそれを持ってくる。残されたメンバー3人で分担してそれを運び出す。しかし、どう見てもそれらは財宝には見えない。ガラクタのパーツのようだ。これはいなくなった女ロボットが解体された姿ではないのだろうか。
 外に宇宙船が着陸する音がする。ぼくはそれを男に指さし、「あれで逃げる」と言う。3人は宇宙船に向かい、走り出すが、あらかた地面に落としてしまう。それでもいくつかの財宝は無事本部に届けることができた。
 本部ではぼくらを迎え、円卓の周りにぼくらを座らせ、財宝奪取成功の祝賀パーティーが開かれる。ボスが「さあ、これを飲みなさい。この砂糖のようなものを振りかけるとおいしいよ」と言う。飲み干して、顔を上げると、さっきの男だけが死んでいる。言われるままに砂糖のようなものを溶かせて飲んだのだ。だが、ぼくはそれがさっきの毒であることを知っていたので、飲まなかった。
 それを見て、本部のスタッフの緊張がゆるみ、みんなが笑顔を見せる。実はこの組織は宇宙に一番大切なものを取り戻すためのチームで、その活動に耐えられる者をこうやって選抜していたのだ。だが、殆どの者はさっきの男のように、自分の欲に目がくらんでしまう。ぼくはその選抜試験のすべてに合格したのだ。さあ、また新しい仲間を探しにいかなければならない。
 女性スタッフの1人が「さあ、これから私の手作りの笛を吹く練習をしよう」と言って、ぼくらを外に連れ出す。外には雪が降っている。笛は指で開閉する穴が沢山あいているが、やわらかくて、まるで餡ドーナツのように見える。女性は「練習は5時からです」と言う。それまで待たなくてはいけない。「その間、打ちあわせに行ってくるね」と言って、ぼく以外はいなくなってしまう。2つの笛を持ったぼくと女性だけがそこに残される。

カテゴリー: | コメントする

1月29日の夢(タレント)

 ぼくの事務所に所属するタレントが今度引っ越しをするという。事務所のオフィスには横に何列ものデスクが一直線に並んでいる。ぼくのデスクの隣は女性社長のTさんだ。ぼくはTさんにタレントのことで質問を2つする。しかしTさんが答えないので、ぼくはしかたなく「社長、電話ですよ」と言う。後ろの列のデスクに彼女宛の電話がかかってきたのだ。

カテゴリー: | コメントする

1月26日の夢(3月15日の夢)

 夢の中で、次のような日記を書いた。
 3月15日。寒い。知人が「下北沢に住んで、毎月一度視力回復手術を受けることになった」と言う。「体を寒い風が吹き過ぎていく」とも言う。

カテゴリー: | コメントする

1月23日の夢(バレンタインデー)

 バスに乗って帰宅を急いでいるが、行列が通りを埋め尽くしていてちっとも進めず、遅くなってしまう。今日はバレンタインデーなので、花を買おうという人々が町中にあふれているのだ。
 ぼくはまだ少年で、仲間とバスに乗って、旅行に行く。降りると豪雨のため、道はどろどろで、雨の中をさまよううち、ズボンが泥だらけになってしまう。翌日、ズボンは乾いたものの、はたくとものすごす土ぼこりが上がる。みんなから「汚い」といって、いじめられる。

カテゴリー: | コメントする

1月22日の夢(詩と夫婦2014)

 Cという詩誌の企画書を他の人のデスクを借りて書く。表紙に「詩と夫婦2014」と書くと、「みんながいいタイトルだね」と言う。ぼくは「いや、これは第1章のタイトルで、第2章は『詩と家族』。全体は家族をテーマにするんだ」と答える。そこへ本来の机の持ち主が帰ってきたので、ぼくはデスクに置きっぱなしにしていた資料を取り、「これで全部だよね」と確認する。
 お菓子の企画書を作る。「望郷の詩」という名前の和菓子だ。

カテゴリー: | コメントする

1月18日の夢(新幹線で外国旅行)

 ライバル出版社のS社から、ある女性著者の原稿をまるごと一冊リライトするようにと、メール便が届いた。冊子状にされた原稿をぱらぱら見るが、殆ど書いてある意味が分からない。S社の編集部へ行き、空いているデスクを借りて、原稿を読みこむ。午前中のせいで社員はほとんど出勤前で、オフィスはがらんとしている。
 午後になって社員がどんどん出勤してくる。ぼくの借りたデスクの周りでうろうろしている若い男性社員に、「あっ、ここはあなたの席でしたか」と声をかけて謝り、席を立って床に座って、さらに原稿を読み続ける。
 ふと顔を上げると、O会長もやってきて、社員総会が始まっている。部屋には立錐の余地もなく社員が詰めかけている。S社にこんなに沢山の社員がいたっけ? 集会が終わり、みんなぞろぞろと帰り支度を始める。ぼくも一緒に外へ出て、電車に乗るが、気づくとそれは新幹線で静岡の掛川あたりを疾走している。どうも社員旅行らしい。これでは家に帰れないと、慌てて列車を降りる。すると、そこは南米のどこかの国である。いるのは外国人ばかり。建物の駐車場ゲートから次々と車が出てきて、空のタクシーもまじっている。警官が「ここでタクシーを拾わなければ、他では拾えないよ」と声をかけてくるが、なんとなくそこでタクシーを止めるのは気がとがめ、街路に出て空車を拾おうとする。しかし、警官の言う通り、そこには空のタクシーなど走っていない。ぼくはどうやって家に帰ればよいのだろう?

カテゴリー: | コメントする

1月17日の夢(記録された脳内映像)

 妻と時計屋へ行った。壁面に沢山の掛け時計が飾られている。それらを物色する間、ぼくの頭の中には「ウルトラマン」のようなSF映像が流れている。やがて妻は首飾りのように見える時計を手に取って買おうとする。スイスの名門パテクフィリップの時計だという。息子はそれを買うことに反対するが、妻は構わずレジに向かう。レジには中年男性が座っており、その前に大型の猫と中型の猫がいる。2匹の猫は取っ組み合いの喧嘩を始める。ぼくは窓から外を見る。眼下を美しい川が流れ、真っ青な背中を見せてカワセミが飛んでいく。
 会社に戻る。会社には2つの部屋があり、ぼくのデスクのある手前の部屋で光るものがある。手にとってみると、デジタルレコーダーだ。再生してみると、さっき時計屋でぼくの見ていた脳内映像が記録されている。そのことを上司に報告すべきかどうか迷う。そこへ同僚がやってきて、昔ぼくらの会社にいた同僚女性が急逝したとの訃報を告げる。彼女がぼくの自伝「カナリヤ」を探していたという。確かこの部屋に一冊あったはずだと思い、同僚のOさんに探してもらうが見つからない。

カテゴリー: 夢と雑記 | コメントする