向日葵ももう終わり。向日葵というと、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが主役を演じた映画『ヒマワリ』をどうしても思いだす。といっても内容はほとんど忘れているから、もう一度見たい。そんな映画が結構ある。ある場面ばかりクリアーで、えっこんな展開だっけと思うこと過去にも数回。我ながらあきれるほどである。ところで向日葵は北アメリカ原産で、ヨーロッパでは16世紀の初めスペインにいちはやく伝わったらしい。まあそりゃあそうだろうと思うが、絵のなかに姿をあらわすのは、もっと先で17世紀のバロック期だそうだ。『花と果実の美術館、名画のなかの植物』という本に書いてあった。この本は、描かれた花や果実、樹木のシンボリック意味を読み解いている。図版もきれい。こんなこと書いてこの本の回し者みたいだけど。著者は小林頼子。写真の葉はニューサイラン。ちょっと手をいれると、(写真では分かりづらいかもしれないが、途中を編んだり切り目をいれている)一風変わった雰囲気が楽しめる。
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