秋の台峯歩き(日本ミツバチの運命は?)

秋晴れが暫らくは続きそうな連休の初日、台峯歩きに参加してきました。
今回のカラーコピーの資料は、秋の昆虫:バッタ、コオロギ、キリギリス類です。
これらは里山の草地の環境指標となる昆虫だと言われています。この中でもバッタとキリギリスはどちらも草地にいて姿も色も似ているので、どちらがどちら?と私はよく分かっていませんでしたが、バッタは草食で、飛び跳ねることが多く、キリギリスはコオロギと同様雑食で、バッタのようには飛び跳ねないそうです。触角が短かいのがバッタで、長いのがキリギリスやコオロギ。またコオロギやキリギリスと違ってほとんどのバッタは鳴かない。目撃できたのは、オンブバッタ(雌)、ショウリョウバッタぐらいでしたが、そのほかにもフキバッタ、クルマバッタ、ツチイナゴ(イナゴもバッタなんですね)など。
キリギリス類は、クサキリ、オナガササキリ、ウマオイ、クビキリギリスなど。
コオロギは、我が家にも入ってきて、鳴き声も耳にしましたが、これは多分ツヅレサセコオロギでしょう。その他エンマコオロギ、オカメコオロギ、そしてマツムシやカネタタキ、クサヒバリもこの仲間らしく、また一時大変な勢いで増えていたアオマツムシもこの中に入るらしいのですが、最近は声を潜めた感じです。あまりの早く秋が来てしまったからでしょうか。
野の花はあまり多くはありませんが、ツルボ、ヤブラン、ヤブミョウガの花、あちこちに蔓延っているミズヒキソウの類(紅白だけでなく金も銀もそろっていました)、また色々なタデ類、黄色い小花のダイコンソウ、そして白くて細長い花びらが清楚なセンニンソウ(蔓)などが目立ちます。
さて、7月に日本ミツバチの巣が乗っ取られようとしていると書きましたが、やはり小さな蜂の必死の抵抗も無残な結果で終わったようでした。その巣穴を覗き込もうとした人が、急に穴から飛び出してきた大きな蜂に、もう少しで刺されそうになってしまいました。その大きさから言ってどうもスズメバチのようでした。
出口近くにほぼ鈴なりになっていた、蔓状のスズメウリという小豆くらいの白くて小さな瓜が鈴なりになっているのに(白くて小さな花も咲いている)慰めながら今日の行程を終えました。

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