やっとウグイスの初音を聞く

鶯の声を聞いたと近所の人は言っているのに、私はまだ聞けず残念に思ってましたが、やっと今日、朝の裏山で耳にしました。もうちゃんと完全にホウホケキョと鳴いたのでした。やはり、ちょっと心が躍り、立ち止まって耳を澄ませたのでした。そして声を聞かせてくれたウグイスに、アリガトウと言いたい気持ち。
その道筋でよく出会う人に話すと、彼女はもう3度ほど聞いたということ、ちょっとまだ下手で、ホ、ホケ、などいうのもいたけど…と。
今日はその後気持ちが悪いくらい暖かくなり、5月から6月の初夏の気温だとかで、内陸ではもう25度を超えているようです。しかし晴れて陽射しは強いのに、なんとなく辺りは靄がかかった感じで、遠くの山並みは見えません。これは黄砂がPM2,5を引き連れてきたのではなかろうかと思ったりする。それでもウグイスの声を聞いただけで嬉しくなるのは不思議だが、やはり寒い冬が終わりいよいよ春になったという、生き物の持つ本能的な喜びなのだろう。
また、これまで蕾はふくらみながらなかなか咲かった土手の河津桜が、やっと咲き始めたのも嬉しかった。そのピンクに染まった梢も暫らく立ち止って見上げた。
明日で大震災から二年になる。その後の不安で暗くなっていく日々が、なんだか遠い日々のような気がする。これは被災地でなく、普通の日々が何事もなかったかのように続いていけるからだろう。こんな状態が物事を風化させていくというのだろうか。そのことを改めて考えなければと思う。

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