寒中の台峯歩き

今日は大寒、暦通り冷え込んでいますが、相変わらず関東は晴れ続き、暮れから一滴も雨は無いようでカラカラ。湿度は30パーセント以下との事。
先の日曜日の台峯歩きも、同じようなお天気でした。
参加者も20数人いて、そのなかには小さな子どもも四人、小さいながらエネルギーの塊なので元気です。
冬枯れのこの季節、樹木の幹や枝ぶりの観察がメインになりますが、これはとても難しい。木の肌と枝ぶりと全体の樹形によるわけですが、似たようなものがあり、若い時と古いものとは又違ってくるので、なかなか識別できません。
葉も花もない落葉樹の姿は、それらをまとった時とは違った、樹木の本質のようなものを表しているのかもしれません。幹の肌色や地模様や割れ目、枝の伸ばし方や張り具合、配られたコピー資料をみて眺めると、それぞれ特徴があり違います。人間の裸体の美しさに似た裸樹の美しさを感じさせられます。
でもこれは大変難しいです。今月はこの地に多いカラスザンショウ、ミズキ、ハゼの木、ネムノキ、アカメガシワ、ヤマグワ(これは大木になるのですね)など。クヌギ、コナラ、イヌシデ、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどは、去年の観察会でやりましたが、もうすっかり忘れています。でも忘れる事は、常にその度に学ぶことへの新鮮な驚き、納得をするということで、案外楽しみのためにはいいのかもしれないなどと慰めています。
この時期、野鳥の姿もよく見えるので、観察時です。台峯のカレンダーで一月の鳥として選ばれているアオジの群れが第二の田んぼで見られました。同じように近くにスズメのグループもいて、お互い喧嘩をすることもなく、日向ぼっこをしていました。あとはヒヨドリやシジュウカラ、今回は子どもたちもいて少しばかり賑やかだったので、鳥たちもあまり姿を見せませんでしたが、少人数で静かに留まっていると、鳥たちが近くにやってくるとの事。
出口のオギ原はもう黄色く冬枯れでいましたが、それはそれなりに美しい色合いを見せていました。

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