秋の台峯歩き

洞門山問題を先に入れたので、先週の台峯歩きはそのままになってしまった。簡単に入れることにします。
今回の参加者は20人足らずである。この良い季節はかえってあちこちの行楽地に出かける人、また行事も多いこともあって、集まりが少ないのかもしれない。私も10月の参加ははじめてである。
この月の楽しみは田んぼであった。第一の田んぼは、黄金色をしていて、稲刈りも間もなくのようだったし、日照にはあまり恵まれていない第二のは、まだ少し緑が残っている感じ、とにかく実りの様子が眺められて嬉しかった。新聞によると、湿地帯を保護するラムサール条約では、「多様な生物を育む」として水田保全が提案されたという。水田が食料生産だけではなく、人びとの健康や野生動物の生態系を支えていると、その価値を改めて見直そうというものである。これはいつも案内のKさんが力説している事であった。
この田んぼがいつまで残っているだろうか・・・。
次の楽しみは秋の野の花たちである。
これは私のうちの小さな庭にも当てはまる事で、ほとんど手入れをしない庭などで草ぼうぼう、しかしそれらがちゃんとたくさんの花を咲かせて楽しませてくれるので、ついぼうぼうのまま、かれらが枯れるのを待つ事になる。(今は秋海棠、ホトトギス、イヌタデ、ミズヒキソウ、龍の髭、赤い実になりつつある南天など)。
さて台峯では、毎月この季節に見られる花や蝶や昆虫のプリントされたカラー写真を(この頂き物は大変貴重である)眺めながら歩く。一口に野菊と言ってもいろいろあって、ヨメナ(これがわたしたちは野菊と言っているようだ、またムコナと言うのもあると聞かされて、面白く納得)もあれば、ノコンギクもシロヨメナもある。前回も触ったネコハギ(葉っぱは猫の毛のような手触り)やキツネノマゴという小さな花が今は実をつけているものなど、細やかに観察しながら歩いていく。でもほとんどをすぐ忘れてしまう。センダン草というのも同じようなところにコセンダン草というのもあって、1つか2つ、覚えるだけでいいんですよ、と常連の人も苦笑します。
見晴らしの良い老人の畑と称しているところではススキが波打ち美しい。そこで、ボランティアの人たちがまだらに刈り取った草むらで今回も松虫やらオンブバッタ、コオロギ、イナゴなど昆虫の観察をしました。
今回は、ツルニンジン(キキョウ科)という面白い花、ちょうど花と実が一緒にある蔓状の植物を覚える事にしましょう。(でもまた忘れるかも)これは根が人参に似ているのかな?
沼にはコガモが3羽、泳いでいました。

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