小澤征爾音楽塾 特別演奏会 喜歌劇「こうもり」

これに行くのは去年に続いて2回目である。
去年は歌劇「カルメン」であった。
小澤征爾提唱のプロジェクトで、オーディションに合格した若い演奏家たちを集め、各パートの一流音楽家たちを招いての一ヶ月間の集中練習によって仕上げ、公演にこぎつけるというもの。もちろん指揮は小澤の直接指導である。若い息吹と才能が感じられる、楽しく気持の良いものだったので今年も出かける事にした。
確かTVで、中国の若手の天才ピアニストと共演するための集中指導を密着撮影した番組があって、天才同士のツーカーぶりの練習光景に驚嘆した記憶があるが、そんな風に作り上げたものであろう。
指揮は、昨年と同じ鬼原良尚 20歳の若さである(帰って自分のブログを見ると確かに去年は19歳であった)。
喜歌劇「こうもり」は、「オペレッタの王様」といわれているヨハン・シュトラウス�世作曲の、たった42日間で仕上げたといわれている作品ながら、完成度が高くウインナ・オペレッタの中でも最高峰といわれている。とにかく優雅で軽快なウインナ・ワルツの旋律が全編を彩り(耳になじみの旋律も多かった)、まさに夏の夜の夢、の楽しさに満ちたものだった。(しかし舞台の時間はは大晦日であるが)
オペレッタと言っても豪華な舞台ではなく、オーケストラ&合唱団による、しかしオケの背後は舞台になっていて、そこでチャンと衣装を着けた歌い手が演じるわけで、侯爵家の舞踏会が多くを占めるので結構華やかで、楽しく美しいのだった。チケット料も手ごろで、近いということもあって私にはこれで十分である。
若く、きらきらした才能の数々、また幕間に姿を見せて話をした小澤さんの、変わらぬエネルギッシュで情熱的な姿にも感嘆し、少し元気をもらった感じがしたけれど、帰ってくるとぐったりしてしまった。
今日もいろいろ感想など書きたかったけれど、もう疲れました。
さて、ミンミンですが、確かに鳴き始めましたが、この庭では朝暫く鳴いたと思っていたらそのうち鳴かなくなってしまうのです。この周囲の地面に何かがあったのかなあ。カナカナばかりが多い。

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